在宅勤務を終えて買い物に出かけて、今日は二の酉だったと気づいたので、富岡八幡宮に寄ってみた。ここの酉の市は小規模で、参道の中ほどに4~5軒の熊手屋が身を寄せ合っているだけ。食べもの屋も、ベビーカステラの屋台が1軒出ていただけだった。
照明も暗くて人も少ないのだが、それはそれで、なかなかエモい。江戸とは言わないけれど、明治の酉の市もこんなふうだったのかな、と想像する。
ダボダボのズボンを穿いた鳶職ふうのお兄ちゃんが、大きな熊手をかついできて、新しいものに取り換えたりしている。「お手を拝借」の手締めも、途切れることなく続いていた。
今年は三の酉まである年。火事に気を付けよう。