

前回も少し触れたが、地元新潟でJRの新駅として「上所駅」が誕生した。ダイヤ改正当日の運用開始ということから、話題性としては遅いのであるが、せっかく地元だし、めったにないことでもあるので出かけてみることにした。
上所駅はJR東日本の越後線、白山・新潟間にこの3月15日のダイヤ改正とともに開業した。新潟駅からだと西方向へ僅か1.2キロ地点。時刻表を確認しても2分程度、新潟駅からだとそれほど列車の速度を上げずに上所駅の対面式ホームが見えてくる。
先に新潟駅を紹介したとおり、新潟駅周辺は再開発により鉄道線が高架となっていて、和合線(県道164号白山停車場女池線)の跨線橋をめがけて越後線は地上へ駆け下り、その先に上所駅がある。


上所駅周辺は、旧中央卸売市場があったところで、その跡地に住宅街が広がるとともに、駅周辺の再開発も相まって住民の要望が高まり、新潟市JRとの協定で設置が進められた新駅である。
対面式ホームは、上り(吉田・柏崎方面)が1番線、下り(新潟方面)が2番線。島面ホームにしなかったの線路幅(構内敷地)が膨らむことによる周辺住宅街への影響を抑えたようだ。(従来の越後線もこの付近までは複線化されていた。南北ホーム入口は、狭い地下道で結ばれている。写真下)
そのせいかホーム幅は狭い。駅舎や駅前のロータリーとかはない。(1番線改札外はまだ工事中の場所がある。)地方の無人駅で見られるSuicaの簡易改札機がホーム入り口に設置されている。都会近郊型と言えばいいのか、臨時停車場的というかといったところ。


新潟・上所間は越後線唯一の複線区間。日中は、キッチリ1時間に上下3本というダイヤが組まれていて、利用者にとっては時刻表いらずとなっている。利用者?やっぱり高校生なんですよねー。
上所駅の北側には、県立新潟南高校がある。徒歩数分という至近で通学生徒にとっては利便性が飛躍的に向上した。高校や大学が多い越後線の特徴でもあり、登下校の時間帯はホームに高校生があふれるのではないか?(訪問時は春休みの時期で、日中だったから閑散としていたがー)
乗降客の見込みは4600人/日。この数字は新潟駅・柏崎駅を除くと越後線では隣の白山駅に次ぐ乗降客数となる。さて、どうなるか?想定の数字を見ると、ホーム上の安全面が少し気になる。

