はい、ようやく「海里」に乗ることができました!
この9月で運行を終了した「きらきらうえつ」の後継列車で、とにかく人気の「海里」は、鉄道ファンでなくてもその名は知っているという、JR東日本新潟支社が渾身の力を込めて運行に至ったジョイフルトレイン。金土日の週末や祝日に、新潟・酒田間を一往復する。
10月に一度チケット取れていたんですが、急に仕事が入って、週末にを迎えると「えきねっと」と格闘していた。やっと取れた。
コンセプトとして打ち出しているのが、日本海の景色と沿線の「食」。確かに新潟の下越地方や庄内には美味しいものがある。これを沿線の田園風景や日本海を眺めながら、列車の中でも味わってしまおうというものだ。
話題が沸騰し、チケットが取れないほどの人気なのは、ダイニングカーや売店で販売される食事やお弁当の魅力か?新潟の老舗料亭である「行形亭(いきなりや)」や「鍋茶屋」の日本料理(下り列車)、そして「アルケッチャーノ」のオーナーシェフである奥田政行シェフ監修のイタリアンが味わえる)(上り列車)。お弁当も新潟「加島屋」の弁当ですぞ!(下り列車)
私の場合は実は、当時の朝にネットで指定券をゲットしたため、残念ながら予約制のダイニングカーでの料理や、事前申し込み制の弁当はいただくことができなかった。残念!なので写真(下)はダイニングカーの様子と売店のあるラウンジカー(イベントスペース)の様子となることをご勘弁願いたい。ちょっと、物足りませんですよね!
まあそれでも、車内だけでも見所も多く紹介しきれないところではあるが、きらきらうえつ同様、先頭部・最後部には展望スペースがあって、運転手ビューが楽しめる。
また2号車は、「リゾートしらかみ」などで採用されたコンパートメントになっており、気の合う仲間とちょっとした個室感覚の旅が楽しめる。座面を引くとフラットになって、お座敷のように足を延ばせるのもいい。
4両編成だが全部で86席というから、贅沢な造りであり、チケットもプラチナチケットにもなる。(写真下:先頭部の展望スペースとセミコンパートメントの2号車座席。)
羽越線には、直流路線と交流路線がありデッドセクションが設けられていることから、新造車はディーゼルハイブリッド車。最新のHB-E300系は、乗り心地もいいだけでなく、非電化区間も走れるので、使い道もありそうだよね?
心地よいといえば、運転士・車掌はじめ、乗車するアテンダントなどもサービス精神旺盛で、これまた心地よい。景色、食事、サービスと三拍子そろった「海里」の旅。まあ次は、加島屋の弁当ゲットをまず狙わないと、鉄ちゃんの名がすたる。