暑い日が続く。いい加減にしてもらいたいほどの暑さだ。
そんな時に、どうしても食事の方も冷たい麺類に走りがち。先週、東北地方の出張の際に、気が付くと3日間のお昼には3食とも冷たい麺。今回は東北地方の名物麺をご紹介する。
トップバッターは山形の蕎麦(そば)。普通せいろやざるに盛り付けられているそばだが、山形では底の浅い大きな木箱にそばが盛り付けられる。これが「板そば」だ。
信州そばとの違いは、色が少し黒く、太い。モキモキした歯ごたえが楽しめるのが特徴。二番粉、三番粉も使うのかな?先日紹介した、山都そば(福島県)にも似ている(7月21日記事参照)。どちらがどちらに似ているかは別としても。
山形は生産量では北海道や長野に負けているものの、そば店の数は長野に次いで全国二位。消費量は、「そば・うどん」という括りのため香川県(さぬきうどんがあるからなー)にはかなわないもの、市単位での統計では第一位が山形市。
さすが、そば街道やそばの郷が17か所もある山形県だけあるが、今回のご紹介の写真は、置賜地方長井市の「はせ川屋」のもの。山形市やその近郊だけでなく、全県で美味しい蕎麦屋が多いんです。
仙台から秋田へは、東北自動車道を北上すること350キロ。途中通過の岩手県は、盛岡三大麺「わんこそば」や「じゃじゃ麺」を押しのけ、今回は「盛岡冷麺」をチョイス。途中、岩手山サービスエリアのレストランでいただきました。
盛岡冷麺の発祥は、戦後、朝鮮半島出身の方が盛岡で店を開業し、盛岡の人に好まれるように麵やスープを改良した進化系。麺は小麦粉にジャガイモのでんぷんを使用し、ビビン麺に牛肉の出汁スープを加えたという。
確かに、最初に食べたときにはゴムを食べているような食感もあったが、キムチ(盛岡ではカクテキ。写真上では、キムチたれに漬けられただいこんが別盛)を入れて食べると病みつきになる。(盛岡では、スイカがトッピングっされる割合が高いようだが、夏以外はどうするのか?)
「盛岡冷麺」として全国的に認知されたのは、昭和60年頃だというので、「名物」や「本場」と言われるまでは、時間を要した苦労麺なのである。
秋田の昼は、「稲庭うどん」。こちらは日本三大うどんの一つですとつです。(讃岐うどん、稲庭うどん、あと一つは「水沢うどん」だと思っていたら、「氷見うどん(富山)」、「五島うどん(長崎)」と諸説?というより、各産地の思惑が見え隠れする。)
秋田県の南部の湯沢市が発祥の地で、こちらは350年の歴史だとか。この日いただいた佐藤養助商店は、総本店(湯沢市)のほか横手地方を中心に店舗・工場を展開している老舗。「八代目」と店のロゴに付けてある。
代替わりするたびに呼び名やロゴを変えるのか?それだけうどんを干すという製法は秘伝であり、代々受け継がれてきたという自負を示すものでもあるようだ。今や東京、福岡、そして海外にも進出。海外では「稲庭養助」という店名で展開している。
そんな時に、どうしても食事の方も冷たい麺類に走りがち。先週、東北地方の出張の際に、気が付くと3日間のお昼には3食とも冷たい麺。今回は東北地方の名物麺をご紹介する。
トップバッターは山形の蕎麦(そば)。普通せいろやざるに盛り付けられているそばだが、山形では底の浅い大きな木箱にそばが盛り付けられる。これが「板そば」だ。
信州そばとの違いは、色が少し黒く、太い。モキモキした歯ごたえが楽しめるのが特徴。二番粉、三番粉も使うのかな?先日紹介した、山都そば(福島県)にも似ている(7月21日記事参照)。どちらがどちらに似ているかは別としても。
山形は生産量では北海道や長野に負けているものの、そば店の数は長野に次いで全国二位。消費量は、「そば・うどん」という括りのため香川県(さぬきうどんがあるからなー)にはかなわないもの、市単位での統計では第一位が山形市。
さすが、そば街道やそばの郷が17か所もある山形県だけあるが、今回のご紹介の写真は、置賜地方長井市の「はせ川屋」のもの。山形市やその近郊だけでなく、全県で美味しい蕎麦屋が多いんです。
仙台から秋田へは、東北自動車道を北上すること350キロ。途中通過の岩手県は、盛岡三大麺「わんこそば」や「じゃじゃ麺」を押しのけ、今回は「盛岡冷麺」をチョイス。途中、岩手山サービスエリアのレストランでいただきました。
盛岡冷麺の発祥は、戦後、朝鮮半島出身の方が盛岡で店を開業し、盛岡の人に好まれるように麵やスープを改良した進化系。麺は小麦粉にジャガイモのでんぷんを使用し、ビビン麺に牛肉の出汁スープを加えたという。
確かに、最初に食べたときにはゴムを食べているような食感もあったが、キムチ(盛岡ではカクテキ。写真上では、キムチたれに漬けられただいこんが別盛)を入れて食べると病みつきになる。(盛岡では、スイカがトッピングっされる割合が高いようだが、夏以外はどうするのか?)
「盛岡冷麺」として全国的に認知されたのは、昭和60年頃だというので、「名物」や「本場」と言われるまでは、時間を要した苦労麺なのである。
秋田の昼は、「稲庭うどん」。こちらは日本三大うどんの一つですとつです。(讃岐うどん、稲庭うどん、あと一つは「水沢うどん」だと思っていたら、「氷見うどん(富山)」、「五島うどん(長崎)」と諸説?というより、各産地の思惑が見え隠れする。)
秋田県の南部の湯沢市が発祥の地で、こちらは350年の歴史だとか。この日いただいた佐藤養助商店は、総本店(湯沢市)のほか横手地方を中心に店舗・工場を展開している老舗。「八代目」と店のロゴに付けてある。
代替わりするたびに呼び名やロゴを変えるのか?それだけうどんを干すという製法は秘伝であり、代々受け継がれてきたという自負を示すものでもあるようだ。今や東京、福岡、そして海外にも進出。海外では「稲庭養助」という店名で展開している。