行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

大船渡線・気仙沼線は鉄道復旧を断念?

2015年07月28日 | 鉄道

上の写真は、昨日の朝刊だ。
東日本大震災の津波の影響で甚大な被害を被った三陸地方の鉄道網。JR東日本は、現在BRT(バス)で運行をしている大船渡線と気仙沼線の鉄道での復旧を断念することを地元自治体に伝えたとのこと。
BRTは、同路線の線路のあった場所から線路を撤去。舗装道路と安全施設、停留所など配置して一部を専用線として整備している。すでに「鉄道」という感じはしないし、住民の足としても定着。ここまで既成事実を突きつけられては、という感じはしていた。
地元がどのように反応するかはまだ分からないが、三セクの三陸鉄道とは違い黒字経営のJR東日本は国からの支援が受けられない。加えて震災前は利用者も少なく、指折りの赤字路線なんですよね。
気仙沼線も大船渡線も、山あいを抜けて深く入り込んだ志津川湾や大船渡湾を望む瞬間、感動の風景が味わえたのに。もちろんその一部はBRTからも眺めることはできるのですが、ちょっと趣が違う?まあ、それだけの理由で鉄路を復活させろとかは言えませんがねー。
(写真下:大船渡線の終点だった盛駅は、すでに鉄路は撤去されたものの、駅舎やホームをBRT用に改造して使用されている。右の線路は三陸鉄道の南リアス線。今月初旬撮影。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新潟県地方の梅雨明け宣言に思う

2015年07月25日 | 日記・エッセイ・コラム

新潟県地方、梅雨明けしました!夏本番?でも、おかしな天気ですよね。
今回は空梅雨といっていいでしょう。加えて7月に入った途端に猛暑続き。台風の直接的影響はなかったものの、フェーン現象はさらに暑さに拍車をかけた。
上の写真は、今週水曜日。暑い日が続いていたが、この日も暑かった。でも、この時はまだ梅雨が明けてない。もしかすると、この日の晴天で梅雨明け宣言が出されたのかな?
ただその後は雨。下の写真は梅雨明け後、まとまった雨に見舞われたときのもの。本当に梅雨明けしたの?と言いたくなる。

ところで梅雨明け宣言、「関東甲信地方の梅雨明け」とよく言われていたが、この言い方だと新潟県は入っていないよね。「甲信越」という言い方でないと。
これがまた「北陸地方」でもピンとこないし、まして「東北地方」ではない。どこからも、かなり独立した地理的・地形的要件がある新潟県。冬の厳しい寒さや雪は知られているところだが、夏も結構蒸し暑いんだよねー。
体調管理に気をつけて、そして熱中症と土砂災害などにも注意が必要な夏本番です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車メンテナンスで油と汗にまみれました

2015年07月22日 | 自転車・サイクリング

三連休は、仕事も入っていたが遠出することもなくのんびりできた。近場でサイクリングといっても、暑くて暑くて。
連休最終日、朝方は雨が降り、その後の蒸し暑さと午後には仕事があったから自転車乗りは諦めモード。午前中に、前日バラバラにしてsumiのクルマに乗せてきたチャリを組み立てるところまではやっておかないと。(写真上:前日クルマから降ろしてそのまま車庫に放置していた。)
バラしたり組み立てたりするのもだいぶ慣れた。自転車を入れる袋やまとまるためのグッズは常にフロントバッグに入れるようにして、ギブアップに備えている。

この日は組み立てはいいのだが、ついでに綺麗磨くことにする。掃除用・メンテナンス用の小物も、揃えることを楽しみにしていたところもあったが、実際使わないことにはねー。
私の場合、スピードが出ないこともあって、クルマの邪魔にならないように歩道のあるところはゆっくり歩道を走ることがあるのだが、これが整備に影響を及ぼしている。
歩道は小砂利や砂、枯れ草などが多く、チェーンやギアに飛んで付着する。油の必要な部分に付着した細かいチリが半固形状に固まってくるんですよね。これを落とすために専用洗剤と専用ブラシが必要なんです。
気がつけば1時間半、雨も降り出してきたもののサッパリ綺麗に(写真下)。その分、私の手や腕は汚れて、蒸し暑さに汗まみれ。自転車乗らなくても熱中症になるところだったわ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏の自転車乗り、脱水注意!

2015年07月19日 | 自転車・サイクリング
久々自転車乗り。と言っても、台風一過でフェーン現象なのか、それほど日差しは強くないように見えても、暑い暑い。
僅か走っただけで汗だくになるばかりでなく、クラクラしてくる。ゴルフで脱水の経験があることから「ヤバい」と思ってコンビニで凍ったドリンクと塩あめを購入したよ。(写真)
まあ僅か25キロだったが、2回ほど給水タイムを取って隣町のM市でギブアップ。優秀なメカニックのsumiのサポートを受けて、あっさり復路は諦めてクルマに乗せちゃいました。
お陰で昼食にはビール付き。これまたしんどい。脱水の時のお酒はなおさら注意ですよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(お知らせ)アクセスカウンターの不具合について

2015年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム
当ブログの中でのモジュールである「ご乗車ありがとうカウンター」が表示できない状態になっています。
これは、パーツ提供元が何らかの事情によりサービスの提供を停止または廃止したことによっるものと思われます。
そこで今後は、当ブログの運営会社「goo」の公式アクセスカウンターで「トータルアクセス数」を表示します。若干、これまでのアクセス数との違いがあるようですし、リアルタイムでの表示ではありませんが、ご了承ください。
なお、適当なカウンターパーツがあった場合、再度モジュールとして追加することも考えてみます。使えそうなパーツがあれば教えてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連日猛暑日、急に夏本番になりました

2015年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム
ここに来て暑い夏が訪れた新潟地方。これまでは雨の少ない空梅雨だったし、朝晩は涼しく過ごしやすい日が続いていた。しかし、急に夏本番。
ご承知のとおり、大型で勢力の強い台風が日本列島にジリジリと近づきつつある。今週中に西日本直撃?
この台風により、梅雨前線は粉々に吹き飛ばされ、更に高気圧の張り出しとそれに伴う暖かい風が日本を襲う。内陸部や盆地、フェーン現象の影響で日本海側で記録的な猛暑に見舞われている。
13日は地元でも38.4℃。なんじゃこりゃ⁈県内でも気温か高い場所として知られるが、全国でも同じ県内の上越市に続いて2位。観測史上7月で最も高いという記録つき。(写真下:全国放送でも地元の猛暑が伝えられる。フジテレビより)
「どうせなら1位だとよかったのにー」とかの声も上がるが、暑いのは苦手、勘弁してほしい。
急な暑さに、今シーズン初のエアコンを入れただの、夏用の服装やグッツを買い求めるなどの声も。確かに我が家でも冷やし中華やそうめんという夕食メニューも飛び出した。
考えてみれば7月中旬だから、それほどビックリすることでもないし、一夏の中でも猛暑日は何回かあること。急激な気象変化に、体調管理には気をつけたい。あっ、こんな時だから台風にも注意注意!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釜石線復興の象徴・SL銀河に乗車

2015年07月13日 | 鉄道

東北復興支援の旅、最後に紹介するのは、乗り鉄の本領発揮?釜石線を走る「SL銀河」を紹介しておきたい。
まず、牽引するSLはC58-239号機。古くから宮古機関区・盛岡機関区に所属し、引退後ほ盛岡の公園に静態保存されていたが、東北復興支援にと復元された。
「SL銀河」の名前は、もちろん地元の童話作家である宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からくる。これをコンセプトに、車両は自動車デザインなどで知られる奥山清行氏が製作に携わった。
外観は青に星座をあしらったもの。車内はレトロ風に仕上げられており、注目はミニプラネタリウムを車内で上映する。売店では銀河鉄道のグッズの品揃えも多数。ただ車内は、客車じゃなくて「キハ141」でしたがー。
花巻と釜石を土日でゆっくりと一往復する。スローなスピードもDCの牽引も、かなりの勾配の仙人峠があるから。本来釜石線の主流蒸気機関車はD51だった。
今回は、急きょ橋野鉄鉱山を見学したため、下り遠野~釜石間の1時間半だけの乗車になったが、まあ十分かなー。乗っていてもSLが見える訳ではないし、牽引されている気もしない?まあ、煙の匂いと汽笛は旅情がありますし、沿線の方々が一生懸命手を振ってくれる。走ることが復興の象徴となっているんだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復興・釜石が、いま盛り上がる理由(その3)

2015年07月10日 | 旅行記・まち歩き

釜石は鉄の町のほか、漁業の町でもある。まあ、三陸は、優良漁場を沿岸の有していることや太平洋に向いていることから遠洋漁業の拠点として、各地が栄えてきた。
釜石に行ったら魚を食べようと、連日、駅近くの「はまゆり飲食店街」に通う(写真上)。そう、復興住宅型のプレハブに40件ほどの飲食店が集まり、週末のこの日は観光客も加わり賑わっていた。
その中から、魚を食べたいと寿司屋をチョイス。こだわりを持った大将の突き出しに、一発で惚れてしまいました。魚、本当に美味しかったよー。(写真中:二日間通って、提供された突き出し。)


と言っても、魚ばかり食べていると、麺類やパンも食べたくなるというもの。あるんです!
あっさりスープと細麺が特徴の「釜石ラーメン」。かの明星からカップ麺としても売り出されている逸品。当然ながら元祖と言われる金華園本店でミニチャーハンという定番スタイルでいただく。
パンは地元の人がこよなく愛すアンデルセンの「釜石バーガー」。イワシのハンバーグとパンズにははまゆりを練り込んだもの。復興グルメF1大会でグランプリを受賞し、これまた人気。橋野鉄鉱山へ行く途中の「はまなす商店街」にある。ここもプレハブの商店街だ。
釜石の皆さん、美味しいものありがとう。前向きで明るい笑顔の皆さんに、新潟からもエール送り続けます。また行くぞ東北!
(写真下:金華園本店の釜石ラーメンと、アンデルセンの釜石バーガー。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復興・釜石が、いま盛り上がる理由(その2)

2015年07月07日 | 旅行記・まち歩き

さて、世界遺産登録の「橋野鉄鉱山・高炉跡」は、釜石市にあります。鉄の町・釜石の原点ともいうべき場所ですね。
本来、私の乗り鉄の旅は釜石線を走る「SL銀河」に乗車することにあったが、世界遺産登録を目前にして、見ておかない手はないだろうと、急きょレンタカーを手配し、橋野鉱山跡地に向かうことに。遠い遠い。鉱山は山の中に決まっているが、市街地から25キロ、45分の道のりを一人1Lカーを飛ばす。

最近、世界遺産登録の話題から、訪れる人が急激に増えているそうだが、朝早く誰もいない。その静けさは幻想的であるが、何か虚しい。
1850年代から日本でも初めて洋式高炉により製鉄製鋼が行われていた場所だ。わずか30余年という操業期間であり、それだけ放置期間が長く朽ちれていることも確か。
ただ、この地には他にも古くから南部藩の鉱山があって、本来であれば周辺8か所に鉱山や工場群があったという。それまた貴重だ。橋野鉱山以外は、なかなか探さないと痕跡を探るのも難しいらしい。
ガイダンス施設のボランティアさんのおじいちゃんが、「他の登録地に比べると地味でねー」と話していたが、だからこそ意味があり、価値が高い。他に反射炉の登録はあるが、高炉式はここだけ。日本の鉄鋼による繁栄の出発点なんです。
製鉄の父・大島高任から始まり、田中製鉄、日本製鉄、富士製鉄、新日鉄と鉄の歴史を歩んできた釜石。景気の低迷気期に高炉をはじめとする銑鉄作業は廃止。しかし、北九州の新日鉄住金の製鉄所では、その技術が受け継がれ、同社は世界でも二番目の製鉄製造量を誇っているのだ。
あっぱれ、釜石!世界遺産登録、おめでとう。
(写真上:橋野鉄鉱山跡地。二番高炉と跡地の案内板、そしてガイダンス施設内部。写真下:鉄の町・釜石の鉄の博物館外観と内部に設置されている実物大の高炉模型。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復興・釜石が、いま盛り上がる理由(その1)

2015年07月06日 | 旅行記・まち歩き

釜石も震災後は初めて。比較的活気があった。工事用の大型車が主要道路を行き交い、観光客も多かった。
もちろん復旧の途上であることは確かで、高田と同様、鵜住居や大槌でのかさ上げや釜石港周辺の防潮堤工事はまだまだの感もある。プレハブの住宅や商店も多く、各所に設置されているしねー。

釜石は古くから鉄の町。優れた製鉄技術は南部藩の時代から、そして今も新日鉄住金釜石製鉄所に引き継がれ、釜石の誇りと経済を支えてきた。それが復興への力にもなっているのではないか?
この鉄の町に、復興を後押しするかの出来事がある。三陸鉄道南リアス線の開通やラグビーワールドカップ招致に続く、大きな大きな話題。この鉄の歴史が、今話題の明治の産業革命遺産のひとつとして世界遺産に登録されるという。丁度、滞在中に登録なるかというところだったんだけど、審議が長引いて1日遅れになってしまった。
九州ばかり注目され「岩手にあった?」という感じですよね?地味だけど、あるんです。次回はこれを紹介します。
(写真上:釜石港の防潮堤の設置工事現場と鵜住居地区のかさ上げ工事の様子。写真下:釜石駅前の復興の鐘とプレハブのスーパーやJAも設置されている商店街)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陸前高田は、いまなお復興途中

2015年07月04日 | 旅行記・まち歩き

3月以来の東北復興支援ツアー。
一ノ関から気仙沼に入るコースは2年前の南三陸方面と同じだが、今回は気仙沼から北に向かう。実に10年以上前、長男と列車の旅以来のコース。ただその時と違って、JR大船渡線の気仙沼と盛の間はBRT路線だ。
途中、陸前高田に差し掛かる。ここでの光景は、二年前の南三陸と同じ状況だ。津波で廃墟となったビルに、だだっ広い何もない海岸端に、盛土がされている。いわゆる、かさ上げ工事だ。
写真で「奇跡の一本松」、確認できますか?工事現場付近に松原が広がっていたと思うと、直視すらできませんわ。
BRTも生活路線を歌いながらも、自分も含めて観光客であるバスの中の乗客は声が少なくなる。皆同じ気持ちになんだね。ア然ですよ。工事車両だけが、けたたましくうごめく音も、今の三陸の光景でもある。
盛から、復興見物の新潟県観光客&ゲートボール大会参加者の酔っ払いと三陸鉄道南リアス線に乗って、何だか悲しくなる。
一路、注目の釜石へ(続く)。
(写真下は、BRTの駅前に設置されている、プレハブの陸前高田市役所。官民限らず、主要なプレバブも多い。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車通学で社会を明るく!

2015年07月03日 | 旅行記・まち歩き

保護司は地味な仕事だが、年に一回「社会を明るくする運動」のキャンペーンで、街中に顔を出す。犯罪を生まないこと、犯罪者を作らないことが一番ですからね。
恒例の駅前でのキャンペーンに参加。保護司のほかにも、市役所の職員や警察官、地元の青少年育成団体なども参加して、今年は特に盛大にあいさつ運動が繰り広げられた。
朝の時間だけは駅も賑わう。JRも高校生が最大のお客様ですよね。Suica定期券対応を考えて欲しいものだ。
少子化により乗降する高校生も少なくなったのだろうが、あいさつを交わす声は確実に高まっている。電車通学、盛り上げて行こうで!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他に「のぞみ」はなかったのだろうか?

2015年07月01日 | ニュース・うんちく・小ネタ

我が国の誇るべき輸送システムであり、これまでも中越地震や東日本大震災なども乗り越え、死亡事故を起こしていない世界一安全な乗り物である新幹線。それに対する挑戦状?
車内で焼身自殺は、貧富差が拡大する病める日本の一面。最新・最高の鉄道システムとは対照的に、陰の部分がむき出しになったような気がする。
景気はよくなってきたというが、凶悪・残虐な犯罪を含むこの部分をなんとかしないと、日本の将来は危うい。最高の技術を持つ裏で、支える施策も貧弱に思えてくる。
しかも、巻き添えが出ているでしょ。直接、罪のない人で、お伊勢参りに行く途中だったという信心深い人を。運休や遅れでも多くの人が迷惑を被ることになり、寸断された「幹線」の経済的影響も大きい。
何か物申したかったのだろうが、とはいえ「死ぬにもTPO考えて!」ってところですよねー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする