「大雨特別警報」。気象庁が、10年に一度の大雨になる恐れのある時に発表されるというときに発令されるもので、危険が差し迫っている時ことを知らしめるために平成25年から運用されている。
このところの気象の不安定さで、各地で発令されていたのをニュース七度で耳にすることが多くなっているが、まさか自分の住んでいる地域に発令されるとは思わなんだ!
確かにその日は、前日の朝から雨で、時折強く降ることがあって心配になる場面はあった。それでも降ったりやんだり、日中は40キロほど離れた新潟市に出かけていたので、新潟ではぽつぽつ雨が当たる程度。時折青空ものぞくという天気だったので気にしないでいなかったというのも事実。
同じ地域でも、僅かの距離で降水量や大雨時の被害に違いが出るが、これは「線状降水帯」という雨雲の帯のせいで、筋状に雨雲が同じ場所に流れ込むことによる。これまた最近耳にする言葉だ。「記録的短時間大雨情報」などもここのところよく聞く。
考えてみると、数日前北の青森・秋田で同じような集中豪雨のニュースが流れ、地元が被害が出る寸前には山形の置賜地域に発生。そして新潟下越地域を全線が南下することにより、線状降水帯は折り重なるように南側に発生した。
その後、新潟市なども土砂降りに見舞われたというが、さらに南下し石川・福井、山陰でも線状降水帯が発生。日本海側の北から南に移動しながら甚大な被害を及ぼしたというのが、今回の一連の水害の流れになっている。
地元では、前日の雨は呼び水、夜半過ぎになってから再び雨が降り出し、明け方にかけて強くなった。大雨特別警報が発令されたのも午前4時になってから。この時間帯の雨はかなり酷く、一時各所で道路が冠水、我が家の前も水がかなりの勢いで流れるという場面もあった。
「危険な場所には近づかないで!」と会社からの連絡だが、川は学習材料でライフワークとしている自分からすればそうもいかず、むしろ「川の様子を見に行って!」とも聞こえてしまう。安全を確保しながら市街地を巡回して、町の様子を会社に連絡する。
幸い地元では大きな被害は報告されていないが、数キロしか離れていない荒川沿岸では、山形県まで流域が及ぶこともあって甚大被害に見舞われている。隣村では、24時間降雨量が500ミリを超える観測史上でも例のない降水量を記録した。
今回の降水量は、50年前に甚大な被害を及ぼした羽越水害を超えるものではあるが、治水技術やダムの建設、気象予報の精度向上や住民の意思の高揚もあってか当時よりはるかに被害は少ない。ただ、自然は侮ってはいけない、用心や備えは怠らないようにしないと。
(報道などにより、全国各地から「大丈夫か?」というお見舞いの連絡をいただいた。この場を借りて感謝したい。)
このところの気象の不安定さで、各地で発令されていたのをニュース七度で耳にすることが多くなっているが、まさか自分の住んでいる地域に発令されるとは思わなんだ!
確かにその日は、前日の朝から雨で、時折強く降ることがあって心配になる場面はあった。それでも降ったりやんだり、日中は40キロほど離れた新潟市に出かけていたので、新潟ではぽつぽつ雨が当たる程度。時折青空ものぞくという天気だったので気にしないでいなかったというのも事実。
同じ地域でも、僅かの距離で降水量や大雨時の被害に違いが出るが、これは「線状降水帯」という雨雲の帯のせいで、筋状に雨雲が同じ場所に流れ込むことによる。これまた最近耳にする言葉だ。「記録的短時間大雨情報」などもここのところよく聞く。
考えてみると、数日前北の青森・秋田で同じような集中豪雨のニュースが流れ、地元が被害が出る寸前には山形の置賜地域に発生。そして新潟下越地域を全線が南下することにより、線状降水帯は折り重なるように南側に発生した。
その後、新潟市なども土砂降りに見舞われたというが、さらに南下し石川・福井、山陰でも線状降水帯が発生。日本海側の北から南に移動しながら甚大な被害を及ぼしたというのが、今回の一連の水害の流れになっている。
地元では、前日の雨は呼び水、夜半過ぎになってから再び雨が降り出し、明け方にかけて強くなった。大雨特別警報が発令されたのも午前4時になってから。この時間帯の雨はかなり酷く、一時各所で道路が冠水、我が家の前も水がかなりの勢いで流れるという場面もあった。
「危険な場所には近づかないで!」と会社からの連絡だが、川は学習材料でライフワークとしている自分からすればそうもいかず、むしろ「川の様子を見に行って!」とも聞こえてしまう。安全を確保しながら市街地を巡回して、町の様子を会社に連絡する。
幸い地元では大きな被害は報告されていないが、数キロしか離れていない荒川沿岸では、山形県まで流域が及ぶこともあって甚大被害に見舞われている。隣村では、24時間降雨量が500ミリを超える観測史上でも例のない降水量を記録した。
今回の降水量は、50年前に甚大な被害を及ぼした羽越水害を超えるものではあるが、治水技術やダムの建設、気象予報の精度向上や住民の意思の高揚もあってか当時よりはるかに被害は少ない。ただ、自然は侮ってはいけない、用心や備えは怠らないようにしないと。
(報道などにより、全国各地から「大丈夫か?」というお見舞いの連絡をいただいた。この場を借りて感謝したい。)