行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

地元に「大雨特別警報」が発令された日

2022年08月05日 | ニュース・うんちく・小ネタ
「大雨特別警報」。気象庁が、10年に一度の大雨になる恐れのある時に発表されるというときに発令されるもので、危険が差し迫っている時ことを知らしめるために平成25年から運用されている。
このところの気象の不安定さで、各地で発令されていたのをニュース七度で耳にすることが多くなっているが、まさか自分の住んでいる地域に発令されるとは思わなんだ!
確かにその日は、前日の朝から雨で、時折強く降ることがあって心配になる場面はあった。それでも降ったりやんだり、日中は40キロほど離れた新潟市に出かけていたので、新潟ではぽつぽつ雨が当たる程度。時折青空ものぞくという天気だったので気にしないでいなかったというのも事実。



同じ地域でも、僅かの距離で降水量や大雨時の被害に違いが出るが、これは「線状降水帯」という雨雲の帯のせいで、筋状に雨雲が同じ場所に流れ込むことによる。これまた最近耳にする言葉だ。「記録的短時間大雨情報」などもここのところよく聞く。
考えてみると、数日前北の青森・秋田で同じような集中豪雨のニュースが流れ、地元が被害が出る寸前には山形の置賜地域に発生。そして新潟下越地域を全線が南下することにより、線状降水帯は折り重なるように南側に発生した。
その後、新潟市なども土砂降りに見舞われたというが、さらに南下し石川・福井、山陰でも線状降水帯が発生。日本海側の北から南に移動しながら甚大な被害を及ぼしたというのが、今回の一連の水害の流れになっている。



地元では、前日の雨は呼び水、夜半過ぎになってから再び雨が降り出し、明け方にかけて強くなった。大雨特別警報が発令されたのも午前4時になってから。この時間帯の雨はかなり酷く、一時各所で道路が冠水、我が家の前も水がかなりの勢いで流れるという場面もあった。
「危険な場所には近づかないで!」と会社からの連絡だが、川は学習材料でライフワークとしている自分からすればそうもいかず、むしろ「川の様子を見に行って!」とも聞こえてしまう。安全を確保しながら市街地を巡回して、町の様子を会社に連絡する。



幸い地元では大きな被害は報告されていないが、数キロしか離れていない荒川沿岸では、山形県まで流域が及ぶこともあって甚大被害に見舞われている。隣村では、24時間降雨量が500ミリを超える観測史上でも例のない降水量を記録した。
今回の降水量は、50年前に甚大な被害を及ぼした羽越水害を超えるものではあるが、治水技術やダムの建設、気象予報の精度向上や住民の意思の高揚もあってか当時よりはるかに被害は少ない。ただ、自然は侮ってはいけない、用心や備えは怠らないようにしないと。
(報道などにより、全国各地から「大丈夫か?」というお見舞いの連絡をいただいた。この場を借りて感謝したい。)


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安倍元首相襲撃事件、この事件の発生を機に議論したいこと

2022年07月10日 | ニュース・うんちく・小ネタ


安倍元首相が凶弾に倒れ亡くなったというニュースは、日本だけでなく世界に衝撃を与えている。
安倍さんの政治信条などはここでは触れないが、第一次内閣(平成18年・2006年)には、教育基本法の改革を実行し、「愛国心」が話題になったことを思い出す。1年の短命内閣で、それ以後、首相がコロコロ代わる政治混迷の時代が続く。リーマンショックによる株価暴落、東日本大震災からの復興など、第二次内閣以降ではアベノミクスなどによりある程度の経済効果を発揮させた。
参議院議員選挙の投票日を目前にした街頭での演説中の出来事。ただ、犯人からは政治的な信条による犯行は見えてこない。まだまだ捜査の続く中であるが、用意周到ながらも、全くの逆恨みによる犯行という報道もある。



参議院選挙活動のさなかに発生し、元首相である要人を狙ったことから、報道をはじめ各政党関係者・政治家も「民主主義の根幹を揺るがす行為」と語気を強める。それはそのとおり。
ただ、政治家が襲撃されるという事件はこれまでにも何回かあった。安倍首相の祖父である岸信介氏(1960年首相時代に首相官邸で刺され、重症)もそうだし、社会党・浅沼委員長が刺されて亡くなった事件(1960年)は有名、そのほかにも拳銃が使用されたという例もいくつかある。
これらの事件には確かに政治思想・信条の違いからの凶行。しかし、今回はそんなところが見受けられないことから、その銃弾に倒れた安倍元首相は無念だったろうし、政治関係者や安倍支援者だけでなく悲しみと怒りを覚えてしまうのである。



民主主義への挑戦?それはそれとして、私は民主主義の最先端の国で生活し、法治国家の法律の下で生活する一員であり、どこよりも平和で安全な国で暮らしていると感じ、自負していた。世界で巻き起こる紛争や事件に胸を痛める側であった。
加えて、殺人事件の発生率は世界でも一番低く、事件発生後の検挙率は世界でも最高レベルの我が国・日本。つまり、世界でも最高の警察組織を持っているといっていいのではないだろうか?これは数字により間違いないことのはず。
検挙率より発生を未然に防ぐことが重要。今回の事件では、警察の警備(SP)の問題も取り上げられそうだが、犯罪を防ぐためには警察だけではなく、政治家や国会がしっかりと対策を議論していくことこそ大事にしていかなければならない。
(個人的に、奈良出張の際には取引先の方に近鉄「大和西大寺駅北口」まで送迎していただくことが多い。前回(3月)も、ロータリーはタクシー用なので、事件現場になった道路の付近で降ろしてもらった。あそこが現場と知って驚きでもある。写真は地上波テレビ各社のものを拝借)

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ポータブル電源を駆使した車中キャンプはいかが?

2022年05月12日 | ニュース・うんちく・小ネタ
少々時間が空いてしまったが、前回触れたように所有する「ポータブル電源」を紹介しておきたい。
ポータブル電源(「ポタ電」と言われている。)とは、大型のバッテリー、蓄電装置と考えていただければよい。多分、携帯・スマホの充電用のバッテリーが、技術的にも容量的にも進化したものと考えられる。。
車中泊やアウトドアのシーンで活躍することはもちろん、災害非常用の電源としても注目を集めている。発電機などの動力を使用することがないので、手軽だし、騒音が発生するものでもなく、充電しておけば停電時などいざという時も役立つことは間違いない。



このポータブル電源、各社から様々なタイプが発売されている。モバイルバッテリーと違って、大容量というのは蓄電機能が大きく、かつ消費電力の大きい家電なども使用できるものがポタ電ということになる。当然モバイルバッテリーよりも大型のものになる。
写真上は、私が愛用する「Jackery(ジャクリー) ポータブル電源 400」と「1000」。「400」とは、400Wh(ワットアワー)で、1時間に使用できる電気量のこと。1000だと1000Whということになるので、かなりの出力を担えることになる。(写真上:大きい方が1000と小さいのが400。もう一方のスマホ用のモバイルバッテリーだと、容量が大きいものでも400で20倍の容量ということになる。)
容量はmAh(ミリアンペアアワー)で表記されているが、この部分が「スマホならフル充電で何回分」とか言われている部分になる。ただWhが使用できる電気製品の定格出力に相当するので、私はこの部分を重要だと思っている。



ここ1年ちょっとの間で2台のJackery製ポタ電を2台購入することになる。使用方法は、車中泊やキャンプシーンということになる。スマホの充電やLEDライトは400で、調理器具やヒーター類は1000でといった使い分けである。
というのも、忙しいクルマでの移動だと、火を使うというのは結構面倒や心配が伴う。料理にはIHコンロや電子レンジを、車中やテントで暖を取るには電気毛布やセラミックヒーターを!ということなのだ。(写真上:IH調理器と車載用の電子レンジは1200W定格出力だが、Jackery1000でも大丈夫。かなりこちらは電気の消耗が早い。)
もちろん、カセットコンロなどの併用のシーンがないわけではないのだが、キャンプに付き物である「火が付いた?火が消えた?熱くない?一酸化炭素濃度は?」という不安材料が一切ない。煙や煤まみれの鍋を洗う、焚火の始末をすることもない。



前回紹介したハイエースで出かける際にも、単にお湯を沸かしてカップラーメンというよりは、袋ラーメンをIHコンロの鍋で煮て、器に取り分けることで子どもたちも喜ぶ。
車中泊には、電子レンジを積んでいけば、コンビニ弁当も好きな時に温めなおすことができるし、レンチンご飯やその他レトルト調理など、内容的に大したものではないものの温かいものが、場所を選ばず車中で食べることが可能である。
多分この大容量だと災害における停電時に威力を発揮することは間違いなく、「防災士協会推奨」とかの触れ込みもあり防災面からの注目度も高いことは確かだが、自分も防災士を持ってはいるもののそんな使い方のシーンはできれば経験したくないものだ。(写真上:ソーラーパネルでの充電や車載時にはクルマのシガーソケットから12Ⅴ入力も可能なので、いざというときには威力を発揮するはず。)

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佐渡観光と佐渡汽船の再生の「みちのり」とは

2022年03月05日 | ニュース・うんちく・小ネタ


佐渡の話題。そう、佐渡汽船が大きな負債を抱え、経営危機に陥っているという件。やはり観光の島だけに、このコロナの影響をモロに受けている。
先に触れた乗り心地の悪い双胴船フェリー・あかね(写真下)を売却し(昨年3月12日記事参照)、県や地元の佐渡市からの支援を受けたりもしてきたが、かなり厳しいとの話は伝え聞いていた。
コロナ期間中も、何回か佐渡に渡っているが、一向に客足が伸びていないこと、観光客が激減していることは実感していた。



アースセレブレーションやトライアスロン大会など、様々な集客イベントを実施し、観光客を呼び込もうとしたが、なかなか活性化にはつながらない。
加えて、一時期佐渡島は全島で10万人を超える人口を抱えていたのだが(50年位前)、現在は5万2千人と半減している。
交流人口も増えないし、何よりそれを支えるマンパワーが流出しているという結果。地方の市町村はどこも抱える問題だとしても、ここは過疎化・高齢化が著しい。



そんな島の窮地をモロに背負う佐渡汽船に、救いの手を挙げたのが「みちのりホールディングス」という会社だ。東北や北関東の経営がなかなか行き詰っている地方民間バスや鉄道事業などに出資し、グループ化している会社だ。
「ついに汽船事業もか!」と各方面から注目を集めているみちのりホールディングス。持ち株会社の役員社員は十数人。経営陣は産業再生機構の元中心メンバーだという。経営再生のプロ集団か?
佐渡汽船は、経営陣を総入れ替えして、世界遺産の正式決定を待っている。観光地としての再生、交流人口の増加、島内活性化など、その「みちのり」はどうなるのか注目し、応援したい。

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Emotet(エモテット)という、こちらも厄介なウィルスが…

2022年02月28日 | ニュース・うんちく・小ネタ


厄介ですね!Emotet(エモテット)。
どこで誰が感染しているのかも分からずに、過去にメールを交換したことのある人に、勝手に自分の名前(アドレス)でメールが送信されてしまう。
ウィルスへの感染を狙う攻撃メールが横行していて、私の名前でも仕事上でお付き合いのある方々にばらまかれて参っている。(ちょっと、このところ記事の更新が遅れていたことの言い訳でもあるのだが…)

「EmoCheck(エモチェック)」という感染確認ツールで、自身の端末には感染はなかった。会社からの指示で、ウィルスバスターでも確認。(いずれも上の写真が結果。)
しかし、自分の名前で偽メールが関係者に送信されたショックは大きい。「あなたのせいではないから」とは言われるが、無性に腹立たしい。
どこで誰が感染したのかと犯人探しをしても、メールアドレスなどの情報が搾取された後ではどうにもならないし、悪意を持って誰かがやったことなので感染した人をで責める訳にもいかない。

これまでの迷惑メール(ウィルスのばらまき)は、明らかに「怪しい文面」で添付ファイルを展開させたり、リンク誘導、返信を促する方法があった。
ウイルスに感染させるために、展開を求める件に関しては同じようになのだが、知り合いの名前やアドレスからメールであれば、ついつい開くという人もいるはず。
そんなことをして、何が面白いのか?いや、搾取した情報の先には、不正にお金を騙し取るとこともあるのだそうだ。金融関係の情報もあるところにはあるから、ここも要注意だ。

不審なメールは開かない、添付ファイルやリンクなどを展開しないなどの対策しか今のところない!
実在のメールアドレスのほかに、怪しげなメールアドレスが記載されていないか?文面がおかしい?変な添付がないか、リンクへの誘導がないか?など基本的なチェックが重要のようだ。
基本的なことが大事?「手洗い、マスク、ソーシャルディスタンス」というどこかのウィルスと同じかー。いずれにせよ、どちらをとっても厄介な時代になった感がある。
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佐渡汽船・高速カーフェリー「あかね」に初乗船(その2)

2021年03月12日 | ニュース・うんちく・小ネタ


佐渡に向かうため、佐渡汽船新潟ターミナルに到着。コロナの影響もあって、ジェットフォイルが大幅に減便されている状況だが、佐渡の物流を担っているフェリーの便数は確保されている。
とは言っても、土曜の午前便なのに、ロビーや待合室は閑散としている。観光客がパッタリといった状況は、他の観光地同様、佐渡の経済や佐渡汽船をも直撃しているといっていい。
閑散としたターミナルの状況を目の当たりにすると、今回は突然の思い付きの佐渡渡航だが、少しでも支援につながればと思う。

切符売り場で「一等席を1枚ください」というと、出札係員は「1等は、波の影響を受けやすいので、揺れますがいいですか?」との説明が添えられる。
そうなのです。「あかね」は、揺れるという情報が各所で聞かれる。しかも、その揺れはひどく、悪評になっている。実は、それを確かめるのが今回の乗船目的である。
「そんなに揺れるんですか?」と聞き返すと、「まあ、今日の波なら大丈夫だと思いますよ!」と、加えて「私は乗ったことがないのですがー」との返し。乗船したことはないが、佐渡汽船もお墨付きの揺れる船ということなのか?



一等は、イス席が並ぶ客室の一番前列。革張りのシートや、前回写真で紹介した専用のラウンジなどがあり、前面の窓から前方を望むことができる。最前列をリクエストしたが、やはり船内はガラガラ状態。
新潟西港は川港。川岸に長い防波堤が続く河口部を20分ほどかけて、ようやくあかねは外海に出る。僅かに白い波は見えるものの、うねりはそれほどでもない。しかし、しばらくすると揺れてきた。しかもかなり激しい揺れだ。
フェリーや釣り船とは明らかに違う揺れは、上下左右に複雑で、大きく揺れたかと思うと急に逆方向に引っ張られる感じ。グルグル回るようで、急に別方向にガクンと持ってかれる。遊園地のアトラクションのようでもある。

それほどの波でもないのに、この揺れ方をするのは、どうやら双胴船という船の構造にあるようだ。二つの胴体をつなぎ合わせた分、複雑に波の影響を受けるのではないだろうか。
フェリーと比すと、航行時間を30分ほど短くスピード化が図られているが、この乗り心地がいくら船内の設備が充実しているとはいえ悪評を買っている。
この日も、船酔いの人ためにイスを取っ払って改造・設置されたというカーペットスペースだけでなく、荷物置き場やキッズルーム、はたまた通路に横たわってしまう船酔いの人が続出。野戦病院のような様子に、客室係員も申し訳なさそうな顔をしている。(決して、船員さんの責任ではありませんから。)

そんなことがあってか、あかねはこの春3月20日の航海をもって引退、売却されることが昨年10月に発表されている。2015年4月21日の就航だから、佐渡航路では5年11か月という短い間の航行となった。
乗り心地の悪評は、佐渡の島民の噂話(噂だけではないのだが)として広がり、先の出札係員のように乗ったことのない人にも敬遠されることになったのは、複雑な思いがある。

あかねの新造船費用は60億円といわれて、両津航路に就航している1歳兄のときわ丸とほぼ同じ値段。ときわ丸に比べ、旅客定員は半分以下、車両搭載も少なく、燃費も悪いそうだ。
鳴り物入りで小木航路に投入されたが、赤字経営が続く佐渡汽船の起死回生の一手にはならず、コロナの影響による旅客数減もあるが、さらに大きな打撃となってしまったことは間違いない。残念!




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佐渡汽船・高速カーフェリー「あかね」に初乗船(その1)

2021年03月10日 | ニュース・うんちく・小ネタ


先の週末、急に思い立って、一人佐渡に向かうことにした。佐渡汽船の高速カーフェリー「あかね」に乗船したことがないので、何とかこの機会に乗船しておきたいと思ったのである。
「あかね」は、本来直江津と小木を結ぶ航路に運用されていたが、冬場は小木航路は欠航となるため、両津航路に就航する「おけさ丸」と「ときわ丸」が順次定期整備に入る間、その代用として運行されてきた。新潟から、あかねに乗るチャンスだ。
本来だと、1月、2月でおけさ丸とときわ丸の整備が終了するのだが、ときわ丸が整備のため停泊していた直江津港において、外国船にぶつけられるというもらい事故に遭遇し、約1か月間あかねの就航が長引いたのだ。

あかねは、いわゆる双胴船。二つの胴体を車両甲板や旅客甲板でつないだ船。実に珍しい形の船なのだ。
オーストラリアのインキャット社製。5,700トンという規模は、ときわ丸に勝っているが、最大収容定員はその4割ほどだから、何とも贅沢な造り。
最大の特徴は、スピード。ときわ丸が19ノット(時速約35キロ)に対し、あかねは30ノット(55キロ)と1.5倍の速さで駆けるように海を渡ることができる。しかもフェリーだから、車両を乗せて。

そのスピードの秘密は「ウォータージェットエンジン」。ジェットフォイルでも取り入れられている方式と同様、後ろに水を噴出しながら推進力を得るためのエンジンを4基を搭載。(そのほかにディーゼルエンジンも4基も備えている。)
装備だけでなく、船内も充実。確かに1歳だけお兄さんのときわ丸(2014年建造・就航)もホテルのようなエントランスホールや船室を持っているが、あかねは全席イス席。(2015年建造・就航。1等と2等のイス席のほか、一部2等席を改造してジュータンスペースが設けられている。)
売店やキッズルームなどもあるので、快適な船旅を提供する環境が整っている。

早いし、きれいだし、設備も整っている。鳴り物入りで導入、佐渡汽船の新しい時代を切り開くはずだった。しかし、この「あかね」は、昨秋10月に、売却が決まったとのプレス発表が流れる。3月20日の両津航路での就航が最後となるのだ。どうして?(つづく)


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今年は2月2日が節分。豆まきにする?恵方巻にする?

2021年02月02日 | ニュース・うんちく・小ネタ


2月2日は「節分」。例年2月3日なのに、今年は一日早い?なぜ?
これは太陽黄経(たいようこうけい、太陽の通り道=黄道)を24等分したものが「二十四節気」で、太陽黄経の円周360度のうち春分の日が0度、315度(8分の7、冬至と春分の間)にあたる日が「立春」、その前日が季節の分かれ目と言意味で「節分」ということ。節分が一日早いのではなく、立春が一日早くなった。

地球のの公転周期は、約365.24。1年間の日数とはずれているのはご承知のとおり。うるう年も4年に1回入れて調整はするものの、まだ誤差がある。
ただ、太陽が315度に来る瞬間の日が立春となるため、一日程度前後するそうである。今回は、2月3日23時59分がその瞬間で、1分の食い込みで2月3日になったとのこと。
何でもこれは、124年振りとのこと。テレビ、新聞などでも取り上げられているが、実は4年後の2025年も2月3日が立春で、2月2日が節分だそうである。以後100年くらいの間に、何回かあるというが、天文学的なことになるので、見ても聞いてもよく理解できない。これ以上書き込むとボロが出そうなので、やめておきます。



それより、節分と言えば、豆まき。いや、いまや恵方巻が取って代わって節分の主役になっている。我々が小さい時には、豆まきはやった記憶はあるものの、恵方巻を食べる習慣はなかった。
これまた調べてみると、どうやら大阪が発祥の地。花街で商人や芸子さんたちが、座敷遊びをしながら商売繁盛を願い食べていたのがルーツのようだ。関西のことだから、東に伝わるのに時間を要したってところだろうか。
海苔を販売する業者が、徐々にそのことを宣伝に使い、寿司屋がそれに同調し、大きな広がりを見せたのは大手コンビニが取り扱ったのが1989年。広島で売り出した太巻きに「恵方巻」と名付けたのが最初で、徐々に全国に広がったそうだ。

今では、豆まきよりも恵方巻に。豆まきして豆を年の数だけ食べるというのよりも、太巻き丸々一本食べるという方が魅力だからか?
スーパーなどでも、恵方巻の売り場の方に断然力を入れている。しかもラインナップが凄い!海鮮巻きをはじめ、牛カルビやトンカツを巻いたもの、子どもが喜びそうな具材だけを巻いたもの、それらのミックスしてハーフサイズにしたものなど、種類は豊富だ。(写真中段:スーパーの豆まき用の豆コーナーと恵方巻のコーナー)
まあ、豆まきにしても恵方巻にしても、福を呼び縁起を担いだ商品、コロナ禍にあって、特に一年の中でも消費が伸び悩む二月に生み出された日本ならではの新型の風習ということで、いい方に捉えますかね。(個人的には、バレンタインデーの方が気になる?いい年して!)



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コロナ禍、オンライン会議はちょっとしたDX

2021年01月23日 | ニュース・うんちく・小ネタ


今日はお休みの日なのに、朝からZoom(ズーム)を使ってのオンライン会議でした。忙しい面々がメンバーで、急きょ決まった日程が土曜日だった?
6人だけの打ち合わせだったが、自宅からの参加は私だけ?みんな仕事している。私だけが暇人のようだ。

このZoomをはじめとしてオンラインで会議やイベントに参加する機会が増えている。もちろん、新型コロナウイルスの影響によるものだ。
直に顔を合わせて話をしないと伝わらないし、味気ない。初めはそんな思いていた。機械やネットを介してということに抵抗もあったし、触らず嫌い?上手くいくか、トラブルへの対処はと、おっかなビックリのところもあった。そんな人、少なくないはずだ。

それが今や便利な代物だと重宝している。結構、ちょっとした会議では十分。大勢が参加するイベントなどでも、機能が充実していることからも、「なるほど」と思う場面もある。
使えば使うほど、課題や心配な点を解消する手立て、術が身に付いてくるので、何だかんだスキルアップした気になってくる。(ちょっとオーバーか?)
イベントなどでも様々趣向によって進化が見られるし、医療、厚生福祉、教育分野や、あらゆる業界の営業・販売や求人、OJT、健康増進活動と、一時は「それは無理でしょ?」と考えられていた分野まで、幅広く浸透しつつある。

やはり強みは、今日の会議のように、いつでもどこからでも参加できるということ。
集まる時間(移動時間)を節約できる。もちろん経費も。全てが全てと行かないまでも、会議や聴講型セミナーは十分な気がする。(決して対面を否定するものではないが、今の時期にじっくり会議の形態、あり方を考えてみるのもいいのでは?)

まあ、今日もそうだったが、在宅だと会議中に孫が乱入してきて、画面に入ってたりするのがたまに傷ってところですかね。
それもこれも、コロナがもたらした、ちょっとしたDXってところなのでしょうか?
(上の写真は、以前珍しがっていた頃に撮影したZoomでの会議画面。大人数でも、少人数でも、会議の進行自体少し考えれば大丈夫。)
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首都圏の電車を走らせている信濃川の発電

2020年09月04日 | ニュース・うんちく・小ネタ
以前にも大河津分水について触れたが、信濃川について勉強をしていると、興味深いのは信濃川の発電。河川施設とすれば治水や灌漑目的の施設が多いものの、水力発電施設も多く、日本屈指の発電量・発電施設を誇るのが信濃川だ。
決して「ダムマニア」ではない。「ダムの歩き方(ダイヤモンド社)」なる本は持っているが、川を語るには外せない施設がダムと水力発電所となる。

調べてみたところ、発電施設ごとでのランキングで、信濃川支流の清津川(カッサ川を含む)にある「奥清津発電所」は国内第2位の発電規模(160万キロワット)や、長野県大町市にある日本一のロックフィル式ダムである高瀬川ダムの水力を使用する「新高瀬川発電所」は発電量国内4位、揚水式の発電所も5か所建設された実績がある。(いずれ、これらの発電所が当該ダムも紹介できればと思っている。)
包蔵水力では木曽川に次いで2位であるものの、すでに開発されているエネルギー量は第1位。まさに日本一の流れを活用した水力発電・日本一の川なのだ(包蔵水力・既開発を含めて第3位は阿賀野川。)



今回、紹介するのは大好きなJR東日本の施設で「信濃川発電所」である。JRも信濃川に3か所の発電所44万9,000キロワットの発電を行い、JR東日本で使用する電力量の4分の1を発電しており、首都圏に電気を送っている。
写真は、信濃川が狭さく部分を抜けて越後平野に流れを落とそうとする小千谷市に設置されたJR東日本の「小千谷発電所(写真上:右が小千谷発電所、左手が新小千谷発電所)、もう1枚は発電所上の道路から)」。さらに上流の十日町市に「千手(せんじゅ)発電所」がある。

面白いのは、取水口である信濃川に建設された「宮中(みやなか)ダム」の取水口から、浅河原調整池を経て千手発電所へ水を導水し発電機を回す。その水を20キロ近い二本の導水路で小千谷市・山本山の中腹にある山本調整池に送り更に小千谷発電所で発電する仕組み。小千谷第二発電所も、宮中第二取水口から山本山の第二調整池に送られて発電している(写真下:山本調整池、第二調整池)。何だか複雑だが、密接に関係しているのだ。(詳しくは、JR東日本のホームページの図を参照→https://www.jreast.co.jp/shinanogawa/discharge.html



水力発電所には、国土交通省から許可された取水量があって、結果それを上回る取水をした上、社外に売電事業を始めたことなどが問題となったJR東日本信濃川発電所の不正取水事件。データ改ざんしていましたから、地域をないがしろにした行為ですよね。
新潟県の水資源(もちろん、上流の長野県も同様である)が、首都圏のために貢献していることは言うまでもない。雪深い暮らしを強いられて冬を耐え、山や緑の大地が水を貯え、そして魚などの生き物を慈しみ生態系や環境を守り続けてきた沿岸の人々を裏切ることなく、施設や運営の在り方を見直そうというきっかけにしなければいけない事案だ。
地方は頑張っている!ねえ、JR東日本さん!

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新幹線・飛行機での従事者の方に、笑顔でお元気で!

2020年08月10日 | ニュース・うんちく・小ネタ


7月の末、さいたま出張。
新型コロナの感染が再び拡大する中、普段、県外出張だと社有車を利用するのだが、時間の都合上、新幹線での移動。振り返ると、新幹線に乗るのは2月以来5か月ぶり。

既に2月の時点でもガラガラの状態だったが、これまたひどい。列車内も新潟駅、大宮駅も、新幹線ホームは閑散としている。
普段なら夏休み期間に入っているのに、子どもたちどころか、旅行者と言った人さえ見かけない。みんな、仕方なく移動手段として乗車しているという感じだ。

JR東日本も、SNSなどで、新幹線の車内の換気は数分でできる!消毒の徹底をしている!等の情報発信をしているが、移動手段として使う車両というよりは、むしろ人と人との接触が問題。
まあ、この状態だと接触という接触は、同乗した我が社の社員同士でしか発生しない。改札を出てからの市中が問題なので、食事なしの日帰り出張とした。



それでも、出張先が大分となると飛行機を使わざるを得ない。しかも、九州は博多を中心に感染要注意地域。
出張自体迷ったものの、九州の中でも大分は最も感染者が少ないことあって、慎重な感染防止対策を施して旅立つことになる。航空機による移動は、昨年12月以来だから、8か月ぶり。

新潟・伊丹、伊丹・大分は、国内路線の中でもローカル路線と言えるかもしれない。だが、夏休み期間、三連休、帰省シーズン中というのに、往復4便の搭乗率というと20%までいっていないだろう。
乗り継ぎ地である、伊丹空港は国内有数のターミナル空港のはず。普段なら人をかき分け進まなければならない通路も、新設されたゲート内の飲食・売店なども、ガラガラ(写真上)。

やはり、航空会社も感染防止対策を心掛けて、機内やターミナルの消毒・換気はもちろん、機内サービスにも細心の注意を払っていることは見て取れる。
キャビンアテンダントのマスク・手袋は少々残念な気もするが、それは致し方ないか!

新幹線も飛行機も、乗って初めて分かるのだが、まず乗客が極端に少ない。つまり、図らずもソーシャルディスタンスが保たれている。
感染防止対策は、宿泊施設も含め、慎重に慎重を重ねて対応されている。感染の脅威どころか、心配をする余地もないという感がある。

先に記したように、問題は人との接触。少し世知辛いような場面も想像できるが、飲食を伴う接触(マスク外しますからねー)、家庭内・職場内というのが一番油断を生む場面になるのではないだろうか?
九州帰りの私は、孫との接触を避けるように言われている。しばらく寂しい日が続く。仕方ない。賢明な判断だが、我が家に限らず家庭内は気を付けて!



上の写真は、空港のカウンターで預けた荷物に付けられていたタグだ。往路分を取らないでいたら、復路の分と二枚添えられることに。
手作り感満載。それぞれ、新潟空港と大分空港の航空会社のスタッフからのメッセージ。コロナとの記載はないものの、「不安な日が続きますがお客様に笑顔で過ごせるように」、「難しい時期ですが、お元気で」とある。

CAに聞くと、航空便は今なお欠航・減便、小型機への機種変更が行われていて、航空会社社員は勤務を調整し、自宅待機なども続けられているという。そんな時間を使って、手作りされたものだろうか。
「お元気で!笑顔で!」、逆に辛い思いをしている交通関係の仕事をされている人たちにも、送りたい言葉である。
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ジャー炊飯器、メーカーはPanasonic、技術はSANYO

2020年06月04日 | ニュース・うんちく・小ネタ


炊飯器を買い換えました。
家電の中でも、私にとってはテレビと同様に最も重要な品物。だって、毎日食べるご飯(基本的に朝かお弁当用)を炊く窯ですからね。日本人ですからごはんが美味しくいただけるかは生きていく上での大事なポイントです!(パンもめん類も大好きですがー)

今回は、象さんでなく虎さんでもなく「Panasonic」。これ、我が家の炊飯器では原点回帰なんです。でも、お手頃品にしました。これまで結構高額な「虎」製品だったんですが、保温(ジャー)機能が落ちてきたんだね、きっと。
毎日使うもんなんで、炊きあがりはもちろん、我が家では使い勝手、コンパクトさが求められるし、長時間保温したときの状態は、とても気になる。むしろ、保温が命!
でも、求められるクオリティは、使ってみないと分からないというのも炊飯器。カタログ仕様だけでは分かりませんからねー。シリーズやグレート、機能、型番にこだわることなく、だからこそ信頼できるメーカーのお手頃品となった。

しかし、可変圧力?スチーム?IH?ダブルおどり炊き?ダイヤモンド窯?なんだか分からないけど、美味そうに炊けるような気がする言葉が並んでいる(Panasonicの場合)。
なんと今月発売のPanasonicのプレミアムシリーズの最高峰は、13万円ときたもんだ!さすがに手が出ない。というより、これがハズレだったら嫌でしょ?「いつかはクラウン」にとっておきましょう。(ちょうど同じころ炊飯器を買おうとしていた娘に紹介したが、象さんにしたそうです。)

またメーカーによって、「炊飯ジャー」と「ジャー炊飯器」と名称が分かれているのご存じでしたか?炊飯ジャーは、保温機能がある炊飯器全般(通称)のことで、家庭用品品質表示法ではジャー炊飯器という商品名(正式区分)になっているようです。
ただ、Panasonicや三菱電機はジャー炊飯器として商品を紹介していますし、象さん虎さんは炊飯ジャーとしているんですよね?何のこだわりがあるかまでは分かりませんがー。
ちなみに「炊飯器」という炊飯機能のみ(保温なし)という商品、今はないのだそうです。

更にさらに、Panasonicの炊飯ジャーには旧・三洋電機(SANYO)の技術が活かされていて、「圧力IH式」や「おどり炊き」などは、三洋が本家らしい。白物家電では三洋も強かったですからね。
TOBによりPanasonicの子会社になって僅かに10年。当初は蓄電池やソーラーなどの分野での技術継承をにらんでいたといっても、白物家電や電子デバイスで三洋の技術が活かされている分野も多く(ちなみに、「デジカメ」は三洋電機の登録商標。)、そのトップは、実はジャー炊飯器だったといっていいのではないか?

まあ、私の場合、美味しいご飯が炊ければそれでいいんですがー。







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佐渡にウィルスを持ち込まないで!佐渡汽船で検温実施

2020年03月22日 | ニュース・うんちく・小ネタ
お彼岸の三連休で、佐渡から娘夫婦と孫が一時帰省。新型コロナウィルスのこともあり、旅行というほどでもないが躊躇しながらも三連休の初日の夜便で帰ってきた。まあ、内孫のお兄ちゃんと同い年の孫娘が、一緒に遊びたがっているから帰省に踏み切ったという。
子どもたちも可哀想なんですよね。買い物にも連れていけないということもあって、保育園以外は家の中に閉じこもりっきり。体力を発散するところもなければ、成長にも影響しそうな困った世の中になってしまった。それでも、家の中だとはいえ、喧嘩しながらも少しは発散できた様子の二人の孫でした。

娘との話題は新型コロナウィルスの話題。
マスクがないから始まって、保育園での過剰な対応など。佐渡でもマスクはなかなか手に入らないし、衛生用品も品薄だとか。保育園では、体温を測っての登園は本土と同じだが、なんでも鼻水を垂らしただけで親が呼ばれたとか。
子どもは熱出したり鼻水垂らしたりは当たり前。他人の子どもを預かる商売といえる保育園などは、敏感になって細心の注意は怠らないようにするのは当然としても、なんだかんだで親が仕事を投げ出して呼び出されるのでは、世の中が回らなくなってしまう。いつまで続くのでしょうか?なかなか出口が見えない状況だ。

佐渡汽船は、乗船前に体温の測定を実施しているとの話題も。これは本土側から佐渡に向かう船に乗船する前にサーモグラフィーによって検温をするというもの。(写真下)
これは佐渡市の要請を受けたという説明であるが、佐渡には絶対にウィルスを持ち込ませないという断固としたした姿勢にも見える。佐渡側からくるときには検温はなかったが、帰るときになって発熱していたらどうしよう?とか気にしていた娘。
まあ、情報によれば、感染者のすべてが発熱しているわけでもないし、完璧かと言えばそうでもなさそうだ。

人の行き来を抑制し、何とか封じ込めるというのも悪いことではないのだろうけど、船には人だけでなくクルマや物資も載せられ手往来するわけだし、乗組員の管理も必要になってきますよね?佐渡汽船の社員が、本土側の人との接触は避けられないし。
上げ足を取るわけでもないが、佐渡は自給自足ができるところなので「鎖国」するという手はどうですかね?(すいません、娘が住んでいながら、勝手なことを言ってごめんなさい。)
まあ、仕事の関係で本土を行き来する佐渡の人や、赴任先として本土から佐渡に仕事で来ている人が往来できないじゃ困るし、佐渡汽船自体も経営が成り立たなくなっては大変。三連休最終日なのに、佐渡汽船の新潟港ターミナルは閑散としていましたが、近いうちに佐渡応援の旅に行きますからね!


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パニックの中で、首都・東京は平日もひっそりと

2020年03月02日 | ニュース・うんちく・小ネタ


春なのに、何だか閉塞感漂う昨今。
外出は控えるように促され、学校は休校になる、イベントも軒並み中止。マスクや消毒液のほかにも、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品にも人が群がっている。デマとは認識していても、群集心理はこんなもので、パンデミックより恐ろしいパニックという現象に陥っている。冷静な判断はできなくなり、政府などの公的機関の呼びかけなどではコントロールできなくなる。(写真上:地元の市役所が各種イベントの中止や延期を知らせるチラシ等)

そんな現象が顕著に表れた先週、東京に出張。前にも紹介したとおり、乗客はマスク姿で、しかも人もまばら。一週前の大宮から今回は首都・東京に足を踏み入れたが、より閑散としていた。
帰りは朝8時過ぎ、水道橋からお茶の水乗り換えで東京へ、そして新幹線乗り換えというコース。この時間帯は、普段ならひどい状況ですよ。
全く人がいないというわけではなく、東京駅の乗り換え通路はそこそこだとしても、明らかに普段とはボリュームが違う人の数。

また、新幹線ホームは普段よりより人の数が少ない。もちろん乗車後の上越新幹線の自由席はガラガラ。これなら並ぶ必要などなかった。
この後事態は、首相の「学校休校要請」でより深厚な状況を迎え、「パニック列島まっしぐら」となっていく。
一昨日、新潟県でも新型コロナウィルスの感染者が確認された。さて、次のパニックはどんな減少で現れるのか?
(写真下:総武線・船橋方面電車が入ってきた水道橋駅のホーム、東京駅の新幹線ホーム、上越新幹線の自由席の車内)

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新型コロナウィルスが蔓延する中の出張で思うこと

2020年02月23日 | ニュース・うんちく・小ネタ


今回は新幹線の話題ではなく「新型コロナウィルス」のお話し。一気に感染が拡大し、日本国中を震撼させるとともに、経済的な影響も懸念され、暗雲に陥っている気がしてならない。
以前マスク不足を記事にしたが、それからしばらくたってもその状況は改善されず、このことがパニックを引き起こすようにならないかとの心配も付きまとう。いたずらに不安を掻き立ててはいけないのだろうけどね。

現段階では、新潟県内での感染者は報告されていないものの、中国からの帰国者やクルーズ船の乗客以外にも感染が全国各地に広がっている。
北海道などでは「市中感染」という、普段の生活圏域の中で感染が広がっているという見方もあり、空気感染はないだろうといいながらも、それに近い感染力がこのウィルスの大きな特徴。日本では、交通網の整備や物流の発達などが裏目になって、急速な感染拡大が否めないのではないだろうか?

仕事で、先日大宮まで出かけた。新幹線に乗ることになるのだが、少し不安を感じるのもこの騒ぐが大きくなったから。マスク姿の乗客が目立つこともあるが、あまり混雑していない、つまり旅行を控えているということが、新幹線に乗ったり、駅に降り立ったりすることで実感することになる。(写真上は、帰路につくときの大宮駅。マスク姿で新幹線を待つ人が多いことのほかに、ホームに立つ人がいつもより少ないような気がする。)
まあ、月に2~3回は東京、関東方面に、それ以外でも県外出張も多いので、しばらくはこんな状況が続くのではないだろうか?

出来ることは、マスク、手洗いなどにより少しでもそのリスクを減らし、自分自身で身を守ること。そして他の人に迷惑をかけないようにするということですかね?
マスク・手洗いでも完全に防げるものではないということは承知のことではあるものの、何かしら行動をしないといけないだろう。それが感染拡大を防ぐ力とならないだろうか?
政府等の初期対応を批判する向きもあるものの、まずはマスクや消毒液の量産体制と販路の確立を政府や業界はしっかりと対応していただき、国民の不安払しょくというよりはパニックを防がないと冷静な対応ができなくなる方が怖いと思うんですよ。
特効薬の開発や研究、そしてマスク製造をはじめとした衛生用品製造業界が、この危機に業績を伸ばしていけばそれはそれで経済的な心配も少しは軽減できるとも思いますし。こんな考え方は単純ですかねー?

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