さて、目的の因美線。津山から鳥取を結ぶ路線だが、智頭急行の出現により、津山と途中の智頭間で超ローカル線となった。
朝夕こそ数本走るが日中は一本二本。三江線や備後落合周辺の芸備線・木次線と並び、鉄道乗りつぶしの旅には大きな難関となっている区間だ。(写真下:JR因美線の津山・智頭間の光景)
ワンマン運転のキハ120は、姫新線や木次線と同じく単機運転。津山と智頭は、山あいを縫って走り、県境の峠越え。中国地方でも最も山深いところといって過言ではない。
特に気になるのは、落石危険区間を時速25キロの超スロー走行する。何か所も何か所も。一気に走り抜けたほうが安全じゃない?と思うほどだが、落石が線路にはいいっていないかを確認しながら走るんだよね。なにせ、この区間は美作加茂駅の簡易委託以外、すべて無人駅。いざという時も、運転士の判断が求められる区間でもある。
智頭駅に到着し、短い乗り換え待ち合わせ時間は、ホッと一息つくひと時という感じさえする。一日僅か100人台の乗降客。こちらも大事な乗客でもある。
鳥取まで出て、すぐに岡山まで戻ることにするが、時間短縮のため特急「スーパーはくと」に乗車。大きく鼻の出た流線型の先頭車が特徴的な智頭急行所有のHOT7000系気動車だ。(写真下:因美線・智頭急行線に投入されている「スーパーはくと」の光景)
智頭を出て上郡の区間は智頭急行線を走るが、これが高規格路線。曲線は振子機能をフルに活用し、直線では時速130キロの高速運転を実現。踏切がないこともあって、飛ばす飛ばす、早い早い!
北陸新幹線開業後、特急「はくたか」が姿を消してた地元・新潟の北越急行、JR湖西線内を走る特急列車も早いのだが、気動車でこの性能は智頭急行だけと言っていいだろう。輸送能力は確かに大きいものではないが、JR乗り入れ経費などにより、北越急行を抜いて三セク地方路線で唯一黒字を計上している智頭急行の立役者がこの「スーパーはくと」なのだ。
因美線、新旧、明暗を目の当たりにして、またまた複雑な列車の旅となった。
朝夕こそ数本走るが日中は一本二本。三江線や備後落合周辺の芸備線・木次線と並び、鉄道乗りつぶしの旅には大きな難関となっている区間だ。(写真下:JR因美線の津山・智頭間の光景)
ワンマン運転のキハ120は、姫新線や木次線と同じく単機運転。津山と智頭は、山あいを縫って走り、県境の峠越え。中国地方でも最も山深いところといって過言ではない。
特に気になるのは、落石危険区間を時速25キロの超スロー走行する。何か所も何か所も。一気に走り抜けたほうが安全じゃない?と思うほどだが、落石が線路にはいいっていないかを確認しながら走るんだよね。なにせ、この区間は美作加茂駅の簡易委託以外、すべて無人駅。いざという時も、運転士の判断が求められる区間でもある。
智頭駅に到着し、短い乗り換え待ち合わせ時間は、ホッと一息つくひと時という感じさえする。一日僅か100人台の乗降客。こちらも大事な乗客でもある。
鳥取まで出て、すぐに岡山まで戻ることにするが、時間短縮のため特急「スーパーはくと」に乗車。大きく鼻の出た流線型の先頭車が特徴的な智頭急行所有のHOT7000系気動車だ。(写真下:因美線・智頭急行線に投入されている「スーパーはくと」の光景)
智頭を出て上郡の区間は智頭急行線を走るが、これが高規格路線。曲線は振子機能をフルに活用し、直線では時速130キロの高速運転を実現。踏切がないこともあって、飛ばす飛ばす、早い早い!
北陸新幹線開業後、特急「はくたか」が姿を消してた地元・新潟の北越急行、JR湖西線内を走る特急列車も早いのだが、気動車でこの性能は智頭急行だけと言っていいだろう。輸送能力は確かに大きいものではないが、JR乗り入れ経費などにより、北越急行を抜いて三セク地方路線で唯一黒字を計上している智頭急行の立役者がこの「スーパーはくと」なのだ。
因美線、新旧、明暗を目の当たりにして、またまた複雑な列車の旅となった。