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チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦、早起きして見た。チェルシーが1-0でマンチェスター・シティに勝利、イングランド対決を制して、ビッグイヤーを9年ぶりに手にした。
試合も、前半ハヴァ-ツのCL初ゴールを、チェルシーのディフェンス陣が守る展開。カンテ、アスピリクエタ、クリステンセンの守備が光った。
シティのベップ・グアルディオラは、後半アグエロを投入するも、バルサ、バイエルンに続いて監督としての3チーム目のCL制覇とはならなかった。残念だと思う。
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この試合で、チェルシーのチアゴ・シウバ、そしてシティのデブライネが相次いでケガのために途中交代。中心選手だけに、その活躍が十分見れなかったことは残念なこと。
チアゴ・シウバは、即戦力としてパリ・サンジェルマンから昨夏加入。自身は初めてのCL優勝だっただけに、最後までピッチに立ちたかったろうに。
デブライネは、アグエロと共にベップ時代のシティを支えた選手。モウリーニョ時代の冷遇があっただけに、ベップとチームの悲願である、ビッグイヤーを掲げたかったに違いない。
自分の場合、当然ながらバルセロナを応援していたが、パリに負け、バイエルンの二連覇になると思いきやパリが前回の雪辱を果たし、そのまま行くのか思えばパリはシティに敗れる。
ついにシティが悲願達成かと思えば、チェルシーが優勝。ことごとく自分の予想に反し、対戦相手が勝ち進んだ今回のCL決勝トーナメントになった。
そして、この対戦カードだけでも、いかに資金力が豊富なチームが、この大会を作り上げているか分かる。チェルシーの場合、昨年の移籍シーズンでは200億円とか300億円の選手補強と言われていたから。
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決勝戦のレフリーはマテウ・ラオスさん。スぺインのラ・リーガで信頼の厚いレフリーを招聘。WOWOWの解説は、安永聡太朗氏。スペインの二部でプレー経験があり、WOWOWのラ・リーガで解説者として活躍。
安永さんは、解説もトークも快い人だが、本音でマテウ・ラオスさんを酷評する場面などもあって、実況も楽しかった。実況の田中アナは困っていましたけどね。
CLは今回の大会からWOWOWが独占放送。どこまで海外サッカーや他のスポーツ中継に力を入れて、どこまでやるのか?これまた資金力ということになるのだろうか?6月11日から始まるユーロも独占放送だそうだ。
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今回の大会での収穫と言えば、ホーラン(ドルトムント)とエムバぺ(パリ・サンジェルマン)といった、間違いなく次世代を担うだろう選手の活躍だ。(写真上)
決勝ラウンドベスト16で姿を消したドルトムントにありながら、ホーランは得点王。ブンデスリーグでも。また、エムバペは、リーグアンの最優秀選手賞。普段見てないこともあって、あのスピードは驚異的だった。
ただ、二人の去就もいろいろと噂されている。出てくる移籍先として囁かれるのが、先ほど名前が出たビッグチーム。やはり資金力なのかー。(写真は、WOWOWからお借りしました。)