まあ、こまめなビール評論家がいて、今度はアサヒの「贅沢ゼロ」という第三のビールを見つけてきた。
以前、サッポロの「GOLD STAR(ゴールドスター)」を紹介した(2020年5月28日記事参照)。発泡酒は何回か試したが、あまり私の口にはフィットしなかったため、自宅では「サッポロ黒ラベル」を飲んでいた。
しかし、ゴールドスターに出会ってからは、「第三のビールならイケる!」と思ったし、何せ安いということが決め手になって、このコロナ禍の自宅飲みにはこればかりであった。
今回手を出したアサヒ贅沢ゼロは、「クリアアサヒ糖質0(ゼロ)」、発泡酒の「アサヒスタイルフリー」の改良版とのこと。クリアアサヒもスタイルフリーも飲んだことがないので何が改良されたのかは分からないが、贅沢ゼロは飲みやすい。ゴールドスターより少しあっさりしている気もする。
とはいっても、ラベルの「糖質0」というデザインは、コロナ太りを実感している自分にとって魅力的なもの。ビール評論家のトーマスくんも、その点私にお勧めしたいとの余計な解説も。
安いし、美味いし、体にも優しい?アルコール度数もしっかりと6%。夢のような酒類が出てきて、飲べえには嬉しい限りである。どうしても最初はビールを飲みたいからね。トーマスくん、毎度ありがとう!皆さんもお勧めします!
ところで、「第三のビール」って何だ?ビールとどこが違う?この際だから、放課後にトーマスと一緒に調べてみた。
一つは、原料に麦以外の穀物を使っているもの(その他醸造酒・発泡性①)。もう一つが、発泡酒に別のアルコール類を混ぜたもの(リキュール・発泡性②)、だそうだ。ここのところ、各メーカーは後者の方法で新製品を発売し、これがヒットしている。ゴールドスターも贅沢ゼロもこのカテゴリーで、いま「第四のビール」と言われているらしい。
糖質ゼロを早くから取り組んできたアサヒが、発泡酒を原料に麦芽エキスや大麦スピリッツ、様々なものを混ぜ合わせてできたのがアサヒ贅沢ゼロとなる。ビールより、味をコントロールしやすいんでしょうね。
上の写真、スーパーの値札を見ても分かるように、第三のビールは1缶108円(350ml)。これはビールの半値ほど。
ただ、酒税法の改正により、昨年10月に第三(第四)のビールは増税。ビールは逆に下がった。これが今後も段階的に行われ、ビールも発泡酒も、第三(第四)のビールも、2026年には同一の税率、つまりビール類は同じ値段になることが予想される。
こうなると、第三、第四まではきたものの、第五の登場どころか、各メーカーとしては発泡性のある新製品の開発・製造は難しくなってくるのでは?ビール評論家・トーマスくんの仕事、減っちゃいそうですね!