行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

喜多方の人気ラーメン店「喜一」は、以前は洋食屋だった

2024年12月21日 | 食(グルメ・地酒・名物)


減塩中にもかかわらず連続ラーメンネタ。米沢では一挙にお店を紹介した感があるが、話は福島・喜多方に飛んで「喜一」という店をぜひ紹介しておきたい。なぜか会津地方のラーメン店は一店ずつ紹介しているんですよね。
喜多方ラーメンを提供するの店は、米沢と同じ100店ほどあるそうだが、人口比にすると日本一の密度を誇るラーメンの町だ。特徴は前回触れたとおり、多加水平打ち熟成麺、太くて縮れを特徴とする。シコシコ、モチモチの食感が楽しめるため、全国からラーメン好きが訪れる町になっている。
そんな喜多方の人気ラーメン店として、以前「坂内食堂」を紹介したことがあるが、今回紹介する「喜一」は2005年開業と比較的新しい店でもある。これが今や「食べログ」をはじめ、グルメや観光の紹介サイトでも人気が沸騰している店となっているのだ。



実はこの店の店主は、喜一の開店前までは洋食屋だった。ホテルなどでの修行経験もあって今でも「マスター」と呼ばれている。この洋食の要素を取り込んだラーメンが一代・20年弱で喜多方の代表格ともなったのである。
ホームページによると、スープだけでなく、麺とチャーシューにもこだわって、絶妙なバランスを保っているようだ。スープは鶏と焼きあごの出汁、醤油はほのかに香る程度にというが、ベースは中華よりも洋食に近いくらいという。店構えもフレンチか?イタリアンか?みたいな。
もちろん麺は平打ち太麺を手揉みしているが、塩・味噌などのメニューもある。実は組合で「会津山塩(裏磐梯の山塩)」を使ってラーメンスープを作ろうと公募したところ、喜一の味が満票を得て、この話題により店名も全国にも広まったのである。店の入り口には「福島県民ラーメン総選挙・二年連続第一位・殿堂入り」のエンブレムが掲げられている。



その塩は現在「日本海藻塩ラーメン」というメニューがある。新潟・村上市の笹川流れで昔ながらの手法で作られている塩を使用している。ラーメンに「淡麗Sio」との表記が…あれっ?その表記、どこかの店にもありましたよね!
そう、前回紹介した山形・高畠町の「山喜」である。山喜のラーメンを食べたときには会津若松の「うえんで」系かと思っていたが、「喜一」との「喜」繋がりはうっかりしていました。山喜の店主は、喜一で修行をした方だそうで、双方姉妹店として紹介している。どちらも朝9時から営業する喜多方スタイル。
そんな繋がりをたどっていくとまた面白い。ラーメン求めて新潟から会津へ、会津から米沢へ。俺は上杉家か!病気が判明する前とはいえ、ラーメンを追いかけることが体を張った取材になっているのかもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

減塩中にもかかわらず、「ラーメンのアルカディア」を紹介します!

2024年12月19日 | 食(グルメ・地酒・名物)
前回、減塩食を紹介した際に「大好きなラーメンを封印!」と記したところ、どうしてもラーメンについて触れたくなった。これまでも、新潟の5大ラーメン(プラスα)会津のお勧めラーメンに触れてきたが、今回は米沢ラーメンだ。(病気発覚前に取材したものばかりなのだが、すいません!以下紹介する中で1か所だけこの夏に食べちゃってました。)
記事にたびたび登場しているとおり、新潟からだとお隣という場所の良さ、景色や町がきれいなこと、興味深い歴史があること、美味しいものなども豊富なことなどから、我が家でも米沢を含む置賜地方はドライブコースにもなっている場所。米沢牛も有名だが、近年は「米沢ラーメン」が人気を集めている。(写真下:人気の米沢ラーメン店の「ひらま」と「かわにし食堂」。)




米沢ラーメンは市内でも提供する店(ラーメン専門店以外の飲食店含む)が100店以上あるという。そのほか高畠町や赤湯市、川西町など近隣の置賜地方のラーメンも「米沢ラーメン」と言っていい。地元では「ラーメン」ではなく「中華そば」という呼び方が一般的のようだ(全国一位のラーメン消費量を誇る山形県では、今はあまり使われなくなった「支那そば」と呼ぶ店も多い。新潟でもそう呼ぶ店は多いけど。)。
何でも大正時代に中国人が始めた屋台が始まりだそうだが、その後「米沢ラーメン」としての食文化が確立していったのは、東京で修業をしてきたコックが手揉み麺を始めてからで、さまざまな改良が加えられて現在の「米沢ラーメン(中華そば)」になたようだ。




会津・喜多方に似ている?確かに縮れ麵と透きとおった醤油のかえしのスープだけ見ると一見同じようにも思える。麺の製造工程で見えないところではあるが、多加水麺(水分を十分に含んだ麵)であることに加え、熟成期間を設けていることも同じである。
ただ、喜多方は平打ち(太麺)で、米沢は細麺という決定的な違いがある。スープも、会津・喜多方は豚骨系と煮干しなどのブレンドなのに対し、米沢は鶏ガラと煮干しが基本。米沢の方があっさり、これは食べてみるとハッキリわかる。てか、多分並べてじっくり見ると違いも分かるんでしょうなー。(写真下:米沢市近隣のまちのラーメン。)




ただ、米沢も会津・喜多方も見た目や味に特徴がないと酷評する人もいる。確かにその通りかもしれない。特に米沢のラーメンは、ここで紹介しているとおり、写真で見るとこの店のものかを区別するのも難しい。でも、それがいいんですよ!どの店でもちゃんと味に特徴がある。そこそこのクオリティーが保たれているのだ。
それでも、このところ少し変化がみられるようだ。かたくなに自家製麺や手揉みにこだわっている店がある一方で、味噌味や塩といったスープに挑戦したり、トッピングに変化や工夫を凝らしたりして、伝統を守りつつも店の名物づくりにも取り組んでいる店も出てきた。
(写真下:「山大前やまとや」の野菜炒めを乗せた中華そばが人気、「めんこう」のメニューにはあっさり、こいくちのほかに、みそ、辛みそ、塩なども。トッピングも豊富。)




同じ置賜地方ではあるが、早くから赤湯からみそラーメンを開発・提供してきた赤湯市の「龍上海」(写真下:「赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメン」は店の登録商標。監修のカップ麺もある)、見るからに会津の流れではあるものの人気店となった高畠町の「山喜」は異彩を放っている(写真下)。この地方を「ラーメンのアルカディア(桃源郷)」と呼ぶべきかな。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生地の清水を追いかけていたら、「幻の瀧」に出くわした

2024年12月09日 | 食(グルメ・地酒・名物)


生地の清水(しょうず)を探して路地裏をウロウロしていたら、「岩瀬家の清水」という看板を見つけた。明らかに個人宅の裏口から入った敷地内にある。まあ、見学自由と勝手に自分に言い聞かせ自噴井戸にカメラを向ける。
お店の倉庫らしいところから急に人が現れたものだから、「すいません、井戸写真撮らせてください」と声をかけると、快く二つ返事。作業場のような場所だったので「何を作っているお店ですか?」というと、なんと日本酒の酒蔵だという。
そうだ!確か聞いたことがある?いや、テレビで見た蔵だ!酒造元を確かめようと再び声をかけると「皇国晴(みくにはれ)酒造」とのこと、振り返って蔵元の名前が入ったTシャツを見せてくれた(写真下)。表通りにお店もあるということで、帰りに立ち寄ることを告げる。



皇国晴酒造にある岩瀬家の清水は、軟水と硬水の二種類あるそうで、それを最適な割合でブレンドして酒を仕込んでいる。主力銘柄は「幻の瀧」。こちらも前日、富山の酒店で地元の酒「まぼたき」といった呼び名が目に留まった銘柄だった。
日本名水百選の生地の清水を使った日本酒というだけで貴重なのだが、淡麗で飲み口が良いとのことで評判。冷酒だけでなく熱燗でもいけるそうだ。実際口にしてみたが、これは何の料理と一緒にしても行ける!新潟の酒にも似ている。
蔵元の小売部(まあ、酒屋さんだけど)に立ち寄り、お店番をしていた初老の女性に話を聞いてみる。ぼんやり脳裏にあったテレビ番組はあの「呑み鉄本線・日本旅」である。六角さんのお仕事、羨ましいよねー。あの時、確か…そうだ!そういえば女性杜氏の蔵元だ!どんどん記憶が蘇ってくる。



店先でそんな話をしていると、お店番のお母さんが声を張り上げた。「ゆかりちゃーん!」「はーい!」、突然入ってきて根掘り葉掘り聞く私に、なんと!その女性杜氏を呼び寄せてくれたのである。
岩瀬由香里さん(写真下)、皇国晴酒造専務、この酒造会社社長の奥さんで二児の母。和歌山県出身、高校時代はパン屋さんになりたくて発酵や酵母の勉強をしていたところ、広島の「酒類総合研究所」で旦那さんと出会って結婚。2年前から杜氏として本格的に日本酒造りに携わるようになった。
店番のお母さんには通じなかったが、「そうです、『まぼたき』と呼んでください」と笑って答えてくれた。清水を追いかけていたら、その名水を使って、富山県第一号の女性杜氏が仕込んだ酒に出会った。そりゃ美味しくない訳がないでしょ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楢下宿で「こんにゃく番所」に捕まってしまう

2024年10月30日 | 食(グルメ・地酒・名物)


楢下宿というと「こんにゃく番所」?聞いたことある人、すでに行ったことがある人も多いかと思う。
山形県は各地で大鍋に玉こんにゃくを煮て販売する光景を、あちこちて見かけることが多いこんにゃく県であるが、そのこんにゃくの名店が「丹野こんにゃく店」。国道13号沿いの山形観光物産会館やJR山形駅のエスパルなどにも売店を構える。
上山から楢下宿に入る手前にある「こんにゃく番所」はその本店でもあり、こちらではこんにゃくを多彩にアレンジした料理を提供していることから、全国各地から多くの人たちが訪れるのである。



料理は「懐石」をお勧めする。初めは「こんにゃくでは、淡白すぎて物足りないのでは?」と思っていたのだが、次々提供される料理は「これは、本当にこんにゃく?」、「こんにゃくでこんなことができるの?」というものばかり。
前菜のサーモン、黒豆、はまぐり、揚げ物のホタテ貝柱、お刺身の盛り合わせなどは、すべて「〇〇風の蒟蒻(こんにゃく)」である。そばもこんにゃくをつなぎに使っていて、正にこんにゃく尽くしの懐石なのである。
食感(硬さ)や形、色を微妙に変えて、おなじみの食材に見立ててきれいに盛り付ける。見た目ではこんにゃくであることは分からず、提供する際に係の人が丁寧に説明を添えてくれると、「へー!」の連続だ。
どの料理にもに職人の技が十二分に発揮されているとともに、こんにゃくにかける情熱が料理や技術を進化させているのではないかと思う。「たかが蒟蒻、されど蒟蒻」と店頭に掲げられた文字が印象的だ。



売店でもお馴染みの玉こんにゃくはもちろん、懐石に使用されていたもののほか、いろいろな商品が並べられており、お土産にすることができる。串に刺した海苔巻き団子風、焼き鳥風などこれも面白いというより感動もの。
別棟には、スイーツショップ「日々蒟蒻」があり、タピオカに見立てたこんにゃくドリンクや、寒天の代わりにこんにゃくを使ったあんみつなど、これまたこんにゃく料理を極めたといっていい品々を口にすることができる。
行く前は、まあ物の話として行っておかないとと思う反面、二回目はないな!と思っていたのだが、ぜひまた行きたい感動と美味しいスポットになる。楢下の「番所」で引っかかった!てなところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥羽線・峠駅で「峠の力餅」の立売りの声が響く

2024年10月22日 | 食(グルメ・地酒・名物)


奥羽線・峠駅と言えば「峠の力餅」。ご存じだろうか?峠駅開業は奥羽線の福島・米沢間の開通とともに1899年(明治34年)、それ以前の1894年に創業したのが「峠の茶屋(屋号は、最上屋?小杉商店?とも言うらしいが)」である。店は峠駅前にポツンとたたずむ(写真上)。
創業130年なのだが、駅開業とともに「峠の力餅」というあんこ入りの餅を販売。なんと今現在もホームで立売りをしているお店で、取扱商品は「峠の力餅」のみ。店自身のホームページなどでも「絶滅危惧種」と紹介している。確かに肥薩線・人吉駅や鹿児島本線・折尾駅で駅弁の立売りを見たことはあったが、どうなっているだろう?
地元の新津駅や直江津駅でも、ホームの傍らに立売箱を置いた形での販売を見かけたことはあるが、パッピを覆い、立売箱を持ってホームを行き来し、車窓越し(ドア越し?)に売る光景は珍しいというより懐かしく、「未だにあったのか?」との驚きしかない。東日本では唯一ということのようだ。



峠駅は、乗降客が一日平均4.7人(山形県「駅別乗車人員の推移」、2004年)の秘境中の秘境、正に峠駅でなぜ?という思いがこみ上げてくる。以前は鉱山があって駅周辺にも人家があったらしいが、現在は秘湯として知られる滑川温泉、姥湯温泉の最寄り駅ではあるのの(確かに、宿の迎えのクルマらしいものが)、駅構内も駅前も極めて静寂に包まれている。
立売り対象列車は、早朝・夜間を除く3往復6列車。それ以外にも予約をすればホームまで届けるそうで、私が訪れた午前8時30分を挟んだ上り下りの2列車にも、入線の際に深々と頭を下げ、停車時間30秒間で4両編成の後方から立売箱を持ってくまなく売り歩いていた。
ホームに立つのは5代目の店主・小杉さん。頑固なまでに立売りを残したいという気持ちがある。日に6往復の、しかも生活路線である各駅停車のみ、「奥羽本線」とは名ばかりのローカル区間の秘境駅で、鉄道とともに歩んできたという心持ちで「最後の砦(峠の茶屋ホームページから)」を守っているのである。



私の場合は、峠駅のスイッチバックの旧駅を見学するため下車したため、購入するのに慌てる必要はなかったが、どの列車も30秒との戦いがあるようだ。そのため売値は1000円!お釣りのやり取りがないようにとのことだが、それでも売れたとしても一列車で5~6個の販売が停車時間内では限界とのこと。
さほど苦労をせずに力餅を手にすることはできたものの、最後の砦を守る力を分けてもらったような気がするのだが、家に持ち帰って写真を撮ろうと箱を見ると、すでに妻がひとつ食べてしまっていた。そりゃ力を込めて「私に買ってきたんでしょ?何が悪い!」みたいな態度でした。
なお、米沢駅前にも「峠の力餅米沢支店」というのがあって同様の力餅を販売しているが、こちらは先代の時に暖簾分けした店で全く別会社(写真下)。山形新幹線「つばさ」車内で販売しているのはこちらのお店のもの。お味は変わらないということだが、さて力が付きそうなのは?私は、ぜひまた峠駅を訪問して購入したいと思っている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山北の謎の卵の自販機&おしゃれな卵料理専門カフェの紹介

2024年09月21日 | 食(グルメ・地酒・名物)


新潟県村上市の旧山北町(さんぽくまち)を訪ねた際には、どうしても気になるところがもう一か所、ネットやSNSで話題となっていたところで、何やら不気味(?)な「卵の自動販売機」があるとのこと。寝屋漁港や八幡橋のある勝木地区からさらに北へ数キロ、県境に近い中浜地区(新潟県では最も北の集落)に向かう。
国道7号沿いにその自販機はあるが、周りには何もなく、ポツンと海岸寄りにたまご型のオブジェ(?)に「たまご直売所」と乱雑な手書きで文字が書いてある。そばには小さな小屋。この小屋の中に自販機が並んである。数種類の卵があるようで、6個480円と1個80円?確かに最近高くはなっているが、物価の優等生である卵としては破格の値段だ。
以前、米沢にあるufu uhu garden(ウフウフガーデン)の卵を紹介したが、そこでも1個30円を少し上回る程度だったので、そこから比べても倍以上の値段。安易な自販機販売と思いきや、なかなかこだわりがあるようで恐る恐るいくつか買ってみることにした。



昼近い時間の訪問。丁度、自販機に卵パックを詰め替えに来たお店の方に聞いてみた。まとめ買いする人も多くて、一日何回か切れ替えをしなければならないほどの人気ぶり。確かに、家に帰っていただいたが、黄身がしっかりして見た目はきれいだし、味わい深く、「あっ!卵の味だ」といえるものである。
なんでも、すぐそばにある海岸端の農場で、鶏を放し飼いにして飼育しているらしい。鶏舎をオープンにして、屋外に出るか出ないかは鶏任せ。ストレスフリーの飼育で、平飼いとはまた違う方式。その昔、仕事で10万羽以上飼育する農場を見てきたが、ここでは3,000羽に行かない飼育数だそうだ。
こちらの売りは「素王卵(そおうらん)」というネーミング。何でもビタミンEが普通の鶏卵より10倍、コレステロールが20%減とのこと。飼育環境だけでなく、資料配合にも強いこだわりがあるほか、HACCP方式の徹底した衛生管理を取り入れているという。その最前線の販売所が、この自販機ということになる。



この農場と自販機、オークリッチという会社の経営。そのオークリッチでは事業再構築補助金を活用して2023年5月、自販機のある場所から少し新潟寄りの海岸線に、放し飼い卵の専門店「海辺のテーブルエッグ」というカフェをオープンした(写真上:外観)。自販機とはかけ離れたおしゃれな外観・内装である。
店に入るとショッピングコーナーに例の卵が並べられている(写真上)。右手のカフェスペースは海が見える最高のロケーション。これまたおしゃれなテラス席からは粟島も望める。店内奥の壁一面にはきれいな海岸が描かれた幕絵(タペストリー?)が飾られてあるが、マッチしているというよりは「どこだ?」というインパクトがある。外のお庭などがもう少し整備されるといいかも。
さて、お客さんも少なかったので、中央の大きなテーブルに座りメニューを見ると、もちろん卵料理。オムレツやカルボナーラなどもあったが、迷わず「卵かけご飯(メニューでは「これが卵かけご飯」1,000円)」を選んだ(まあ、塩分制限の件もあるのですがー)。



確かに美味しい。ただ、1個80円?卵かけご飯1,000円は安いとは言えない。もちろん、先に触れたとおりこだわりが詰まっているのだし、いくら高くなっているとはいえ普通にスーパーに売っているのからすればプレミアム。まあ、人気だとは言っても、私としては特別な時にってところですかねー。
それにしても、料理を運んできてくれて説明が長い。卵の種類や自家製野菜(これは新鮮で美味かった!)、そして食べ方や小皿の品の詳細説明まで。料理担当や店員の方々もみんなこだわりと誇りを持っているんでしょうねー。
ちょっと身近過ぎるたまごでしかもシンプル料理なので食レポにはなっていないが、味や価格を考えるとufu uhu gardenのほうがコストパフォーマンスが高い感じはする。ただ、オークリッチのこだわりと安心安全の取り組みは拍手を送りたいし、今後の事業展開には注目していきたい。また足を向けた際には立ち寄ってみたいと思う。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここは「豊栄イタリアングルメロード」と言っていい!

2024年05月14日 | 食(グルメ・地酒・名物)
近隣の村上市のグルメや気になる店を紹介してきたが、今度は北から南へ、新潟市北区豊栄にある気になるお店を紹介してみたい。
これが、豊栄駅の市街地とは反対側の西側、病院があったり、新興住宅地や商業施設が立ち並ぶ地域を南北に走る主要道路沿いにあるお店。事前にチェックしておいた3件の店をハシゴしてみたので、南側(もしかして西)から順に紹介してみたい。

最初はイタリアンレストラン「Pancia Guancia(パンチャ・グワンチャ)」。スーパーやホームセンターが近くにあるが、お店は住宅街の中にひっそりと建つ。イタリアンだけにイタリアの国旗が掲げられているが、こじんまりとした造りの店だ。
ランチタイムなので、パスタランチは前菜にパスタの組み合わせ。自家製のフォカッチャにデザートやドリンクも付いているし、そのほかスープや他のデザートもあるので、昼からちょっとしたイタリアンのプチコース料理が楽しめる。店は予約も数件入っていて、満席状態でした。
もちろん気楽に美味しいイタリアンを食べられることはもちろんなのだが、気兼ねなく入れる店構え、店内の雰囲気、リーズナブルであることなど押し押しの要素が満載!シフォンケーキが人気だということであったが、買うの忘れていました。




二軒目のお店は、パンチャ・グワンチャから北に500メートルほどのところにある「ガストロノミア キアッキエリーノ(Gastronomia Chiacchierino)」。なんとイタリア総菜の店。珍しいよね!数年前、新潟駅前に合ったお店が、この地に移転してきたという。
イタリアの家庭料理を思わせる(?)、珍しい総菜やデザート系が冷ケースに並んでいて、家庭に持ち帰って気軽にイタリアンを楽しめるという。店主(?)は若くて気さく、とても料理にも精通している様子で、一品一品丁寧に説明を加えてくれる。
店にはパスタや生ハム・サラミ、オリーブオイル、パンのほか、ドルチェのストッカーや、奥にはワイン蔵もあって、その数は凄いとしか言いようがない!取り置きや取り寄せ、オードブルの盛り合わせなども行っており、自宅でイタリアンパーティーなどというのもいいかも。




更に北に1キロほどのところにあるのが「ブレッドカンパニー・メリーズ」だ。こちらは、イタリアン専門という訳ではないが、フォカッチャやピザパンなどが人気ということもあるので、上記二店と同じ雰囲気で紹介しておきたい。
こちらの店は、新潟市東区にある「パンステージメリーズ」の分家。店主の田中氏は、もともと葛塚(現・豊栄)駅前にある老舗パン屋「トレビアン」の家業を手伝っていたが、修行先のメリーズで手腕を磨き、現在メリーズから独立して店を引き継ぐ形となった。
焼きたてパンを新潟で提供するようになったのはメリーズ店が初めてという。お勧めは、カレーパングランプリで金賞を受賞したこともあるという「カレーパン」というが、イタリアン系のお総菜を買った後だったので、こちらには手が出ませんでした。(ほかのパンは何回かいただいているが、どれも美味しかったですよ!)




しかしこの道路の路線上、ブレッドカンパニーメリーズの斜め向かいには以前紹介したラーメン店「カヌチャヤ」がある。こちらもトマトチーズラーメンなどを提供しているので、この界隈(路線)は「豊栄イタリアングルメロード」というに相応しいのではないだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも村上市・桃川農園のベーカリー紹介

2024年04月24日 | 食(グルメ・地酒・名物)


前回、村上市にある「やまとのうさん」が運営する団子屋を紹介したが、今回は同じ村上市でも少し中山間地に入ったベーカリーを紹介したいと思う。
ここは村上市桃川という土地。市街地からだとクルマで10分ちょっと山間にはいったところの農村地帯。「桃川農園」という農家が出店した「桃川農園ベーカリー」が、ひっそりと農村集落の目立たない場所に出店している。
農園が出店したということもあり、自家製の野菜などを使った焼き立てのパンが人気の店で、農村集落にこつ然と現れるお店のこじゃれたスペースは隠れた穴場でもある。



桃川農園は、ブランド米の岩船米コシヒカリや新潟県の一押しの米・新之助の栽培をこの桃川地区で生産しているほか、海岸に近い砂丘地で季節の野菜を栽培している。
ネットによる通販なども行ってきたが、野菜の魅力を広めよう、商品化できない野菜を利用しフードロスをなくそうと、ベーカリーを中心に野菜の加工にも力を入れる農家でもある。
確かにこの日(去年の秋)も、かぼちゃやさつまいも、アスパラなどの季節の野菜を使ったパンが店頭にところ狭しと並んでいたし、とれたて新鮮野菜の販売なども行っている。



パンの値段は少し高め。でも、野菜新鮮、パンも美味しいので、クルマ飛ばして行っても甲斐がある。それからも何回かお邪魔している。
農薬を使用を極力抑えていることや、エコファーマー認定農園(米(コシヒカリ)、ブロッコリー、枝豆、スイートコーン、アスパラガス)とのことも、このベーカリーの特色にもつながる。
加えて、この農園は体験農業で子どもたちや施設の入所者を受け入れている。食べ物の大切さ、農業の大切さ、環境に与える影響への考慮、地域活性化と密着した食育、お味や見た目だけではなく、ちょっと目が離せない!ってな感じの農園とベーカリーなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

城下町・村上の町家を活用したカフェを訪問

2024年04月20日 | 食(グルメ・地酒・名物)


これまでもお店に限らず、隣の町でもある村上市は紹介してきたところである。新潟県の最も北の町、そして歴史ある城下町で、見所や美味しいものも数多いまちである。これまでも「千年鮭きっかわ」や「大洋酒造・宮尾酒造」、「割烹千渡里」など魅力的な場所やお店を紹介してきた。
その村上市に気になるカフェがあると、娘からの情報。これまた去年の話になるので恐縮だが、早速娘や孫を連れ立って村上市の中心地・大町に出かけることにした。町屋が立ち並ぶ場所でもある。
奥にお寺が見える。その参道の途中にあるのが「町屋カフェNIHACHI」である。趣のある町屋の屋並みの中に見事に溶け込んで、小さな看板がないと気が付かなかったかもしれない。



狭い玄関で靴を脱ぐスタイル。これって「お邪魔します」と言って入りたくなるよね。店内もお店なのか作業場だったのか、綺麗にリホームされているものの、町屋そのものを利用している感じだ。
お邪魔したランチタイムは、前菜とメインがセットになっており、メインはローストポーク、ビーフシチュー、パスタの三種類の中から選ぶ。自分は迷わず「朝日豚のローストポーク丼」に!塩こうじに漬けた肉厚のお肉は、噛み応えがある上、味わい深い。
そのほかにドリンクやデザート、そしてアルコールを付けることもできる。夜の部は少し居酒屋風のメニューなどもある。こちらもお邪魔してみたい感じだ。



娘たちが食事を済ませる間、道路の反対側の「きっかわ」などを覗いてウロウロしていると、通りの角に「越後岩船屋」なる団子を中心とした和菓子屋があった。やはりバリバリの町屋づくり。
中に入って商品を眺めてみると、串だんごを中心に種類も多い。早速、娘と家内に報告し、甘味に目がない家族のお土産にしたところだ。
こちらは村上市の別なところに本店があり、やまとのうさんというもち米を扱う農業系の会社の支店。正式には「十輪寺茶や越後岩船屋」というらしい。寺前の茶屋かー、コンセプトもいいね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然の中で、自然派のブラジル人オーナーが営む「クマカフェ」

2024年03月05日 | 食(グルメ・地酒・名物)
しばらくぶりの投稿になる。ここ一年は、この歳になって激動の一年。それでも先に触れたように、全く動かなかったわけではなく、いちごのスイーツショップのオープンに関わりなかなか時間を見つけることができなかったことによるもの。
時間を見つけて出かけるといっても、同じプロジェクトに参加し、当ブログ専属モデルにもなっているミーや家族などと一緒に気になる近場カフェを巡ることが多い。今回は昨年ミーと訪れた地元の「クマカフェ」という店に出かけた話。
地元の遊園地のあるすぐ近く。自然豊かな場所で、古民家を改装した店で、しょっちゅう通る道を木立の中を進むと突如として鮮やかなオレンジ色の建物が現れた。いつの間にここにこんな建物が?と思いながらクルマを止める。



店を切り盛りすのはブラジル人の女性。若い時に初来日をして日本買いお気に入りになり、一旦はブラジルに帰国したものの、再来日。空き家バンクでこの土地の物件と自然が気に入り、昨年3月に店をオープンしたという。
ランチのセットは、前菜にパスタかピザがついて、デザートとお茶やコーヒーが添えられる。自然派の料理とケーキなどはブラジルの味なども楽しめる。メニューは決めずに、その時々の食材を使用しているのだそうだ。
古民家改装もなかなか味のあるものだが、インテリアや装飾も素晴らしい!お庭もハーブや野菜などを作っているのだろうが、多少荒れている。またそこがいい味を出しているともいえる。



何でも、このオーナーフラビアさん、レストランやパン屋さんで働きながらタレントとしても活動していたとか。料理の講師をした経験があり、店内を飾る生け花などを見て納得できるのだが草月流の師範なのだそうだ。
自ら手掛けた古民家改装、インテリアや装飾を施した店内、オーガニックな料理、そして自然の良さを楽しみに訪れる人たちとの会話が山間に響きそうな環境。店主はそんな田舎暮らしを楽しんでいるようだ。地元を気に入ってくれてありがとう!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カネギフルーツのフルーツサンドにばったり遭遇

2023年03月30日 | 食(グルメ・地酒・名物)


昨年秋に予約注文していた孫のランドセルが、小学校入学を前にしたこの時期に店に届いたということで、私の最も苦手な新潟市内のショッピングモールまで受取行くことになったのは先週の週末。
受け取った後入学準備のために娘は雑貨店で文具などを物色していると、モールの館内放送で「グルメストリート」なる催事を開催中とのこと。耳を傾けると、県内の美味いものが勢ぞろいしているという。これはのぞいてみる価値があるのではと、帰り際に家族を連れ立って行ってみることにする。
弥彦のわらび餅、市内名店の鳥の半身揚げ、以前紹介したことのあるカヌレ、バスセンターのカレーのほかに、ワゴンには県内駅弁の姿もある。そんな中に、その名前と見栄えで注目の店が目に入ってきた。三条・カネギフルーツの「フルーツサンド」があった。次に三条市を訪れた時には絶対立ち寄ろうと思っていた名店である。



カネギフルーツは1903年設立。季節のフルーツを扱う青果店で、「雪国・新潟の暖か~い果物屋」との触れ込みであるが、地域の人に愛され続けながら、現在は果物をふんだんに使ったケーキなどのスイーツも販売。特にブームの火付け役にもなったフルーツサンドは店の名を新潟県の銘品に押し上げた人気商品になっている。
色とりどりのフルーツをドーンと生クリームでサンドし、断面が映えるようにカット。みかんやいちごは時期的にもお勧めというが(写真上)、欲張りな自分は「贅沢5種類ミックス」をチョイス(写真下)。いちご、みかん、バナナ、パイン、キウイが一度に楽しめるという正に贅沢なものである。
クリームは甘くなく、あっさり系のものを使用しフルーツ本来の味わいを楽しめし、何より果物の新鮮さが伝わってくる。この手の商品を扱うお店が急増している感はあるが、ぜひ一度、本家(元祖とは言わないが…)の味を試してみてはいかがだろうか?なお、フルーサンド以外のケーキ類は「要予約」となっているのでご注意を!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐渡味紀行(その18)、佐渡島民を引き付ける噂のお店

2023年03月26日 | 食(グルメ・地酒・名物)
前にも触れたとおり、今回佐渡に渡ったのは引っ越し作業のため。娘が転勤のために、本土に渡ることになり、慌ただしい一泊二日の旅であり、いつものようねグルメ旅はできなかったものの、ランチは近場であるが外で食べることにした。
今回紹介できるのは2店。できるだけ佐渡の人に親しまれていて、アフターコロナにあっても観光客はあまり訪れることない店であるが、なかなか本格的な料理を提供する店である。娘が佐渡を離れることで、今後佐渡を訪問する機会は激減するのではないかと思いながら、しみじみと味わいながら紹介したいと思う。



最初の店は「昴(すばる)」。その屋号や店構えからして、中華料理の店とは思えないのだが、佐渡では少ないチャイニーズレストラン。土日のランチ時には家族連れやグループ客で行列ができるほどの人気ぶり。場所も、佐和田の国道350号沿い(正確には佐和田バイパスができたので県道沿い)で、佐渡でも大型店が立ち並ぶ商業地のど真ん中にある。
メニューは中華一本で、エビチリ、かに玉、チンジャオロース、麻婆豆腐などお馴染みの料理がランナップ。丼物や麺も完全中華系、かつ丼とかはない。その中から、五目揚げ焼きそばをチョイス。本来なら揚げていない方が好きではあるが、あんかけ風のものが食べたくて。
娘夫婦と別々なメニューを注文するが、ラーメン、チャーハンもGood。餃子があまり特徴的なところはないが美味しかった。隣の家族連れに提供された普通のラーメンは、やっぱりあっさり系の感じで、これまた美味そうだったので次回試してみたいと思った。



佐渡では、国道350線を「本線」と呼び、その南側を走る両津港から新穂・畑野・真野を経由する県道を「南線」というが、畑野駅前(決して、鉄道がある訳ではないのだが、旧町村の中心地に「駅前」と呼ばれる場所がある。)交差点から少し入ったところに、隠れ家的な洋食屋「まちの洋食屋・アッシュ」がある。
以前、一度訪れた時に満席で入店をあきらめた経緯があり、今回はお昼の時間を少し外して再チャレンジ。店内もきれいで、開放感のある空間にテーブル席が並んでいるが、ご夫婦で切り盛りする店自体にかしこまったところはなく落ち着いた雰囲気がある。
メニューも、ハンバーグ、ステーキ(夜のメニュー)、エビフライ、クリームコロッケ、オムライス、カレーにパスタもある。ご主人、これだけのメニューを一人で作るというだけでもかなりの腕を持っているな!欲張りな自分は、コンボメニューを選んだが、どれも美味しいし、ボリューム満点。これは隠れ家にしても人気になりますわ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜の「水信ブルック&ファクトリー」というお店の紹介

2023年02月26日 | 食(グルメ・地酒・名物)


横浜いちごフェスティバルの続きの話。前回は横浜赤レンガ倉庫の特設会場を紹介したが、その近隣の商業施設でも同様の催しが開催されていて、チェックしていた「横浜ハンマーヘッド」のとある店を訪れることにした。
まず、「ハンマーヘッド」といういかつい名称だが、ハンマーヘッドについては後日紹介することとして、本来この施設は大型クルーズ船などが接岸するれっきとした客船ターミナル。税関や入国管理、検疫などの機能とともに、ホテルや今回紹介する商業施設などを兼ね備える新港地区の注目スポットになっている。
注目の店は「水信(みずのぶ)ブルック&ファクトリー」。水信は横浜のフルーツの老舗。高級成果を扱い、県内に5店舗を展開。昨年の秋に、6店目としてこのハンマーヘッドに贅を尽くしたフルーツサロンオープンした。とりわけ、横浜の「千疋屋」てきなイメージ。



訪れたこの日には、店先に生のいちごを中心に、加工品など数多くのラインナップを並べており、人だかりができていた。日本各地のブランドいちごを扱っている様子で、店の外観の赤に負けないいちごの赤、中には白いいちごなども並べられている。
ただ注目すべきは赤の外観の内側のサロン。実際足を踏み入れることはなかったが、覗いてみると和を基調とした装飾が高級感を醸し出している。カフェじゃなくサロンと呼ぶにふさわしいが、これが何とJR九州の列車デザインなどを手掛けた水戸岡鋭治氏が担当。確かに「ななつ星」の雰囲気がある。
それと、通路からはガラス越しに厨房を一望でき、若い職人さんが丁寧に仕上げるスイーツを作り上げるところを見学することができる。流行りのスタイルともいえるのだが、見る人だけでなく、来る人も気合が入りそうだ。これがファクトリーと名がつけられたスペースだ。



水信は、1915年(大正4年)にバナナの加工卸問屋として発足。2001年、ゴールデンバナナ販売という会社から法人名称を改称。バナナを熟成させる技術を確立し、横浜という地の利を活かして取り扱い高は国内トップクラスに成長する。
しかし、太平洋戦争の勃発により、バナナの輸送ができなくなったため、欲しい靄メンマ、干し柿を扱いながらお得意様に届けていた時期もあった。そして、横浜を襲った大空襲により店を焼失。すべてを失うという苦難を乗り越えたところに高度経済成長、バナナ市場で復活を果たした。
横浜というおしゃれな場所で、バナナ以外の果物も扱うようになり、フルーツパーラーも大成功!「水信」という名は、水菓子を扱う初代・加藤信明氏の名前から。水信自体は持ち株会社で、今回紹介したのは「㈱横浜水信」ということになる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜赤レンガ倉庫のいちごフェスティバルに参加して

2023年02月23日 | 食(グルメ・地酒・名物)


さて、話は再び横浜に戻ります。今回横浜にお邪魔したのは「Strawberry Festival 2023」といういちごのフェア。さまざまなお店のいちごスイーツが一堂に会したお祭り。周辺の商業施設のテナントも巻き込んで開催されるのだが、何と今年で10回目という。知らなかった。
会場は、横浜港のベイエリア。ファスティバルは横浜港の象徴ともいうべき「赤レンガ倉庫」で、赤レンガの商業施設や周辺の横浜ハンマーヘッド、横浜ワールドポーターズの各テナントも協賛。エリア上げての大々的ないちごのお祭りとなっているようだ。
新しいプロジェクトの参考にしようと、今回関係スタッフと一緒に参加。一日かけて、いちごといちごスイーツの食べ歩き大会となった訳だが、赤レンガやハンマーヘッドなど見所満載の横浜に、ひょんなことで再び来れることも私にとってはワクワクの時間でもある。



赤レンガは明治政府によって保税倉庫として1911年から1913年に建てられ、100年の歴史を持つハマのシンボル。1989年にその用途は廃止されているが、歴史的遺産として補強・改修を行い、2002年に商業施設として生まれ変わり市民や観光客に親しまれている。
その1号館と2号館の間に特設テントの会場を設置。全国から28店のお店が臨時に出店し、いちごを使用した様々なスイーツやお菓子、ドリンクなどを提供する一大イベント。コロナ禍もどこ吹く風と会場内は大賑わい。人気の店は並ぶ行列を制限するほどの盛況ぶりである。
なかなかいちごそのものの味からすると我が社のものにかなうものはないのだが、パフェなどに豪快にいちごを載せてあるものは、イチゴの赤とクリームの白がやはり見栄えがする。いちごの人気は見た目の美しさがインパクトありますよね!



気になるものを思い思いに購入して食べたり飲んだりしたが、私はいちごのビールと酒好きということを知っているジョージ社長が勝ってくれたいちご入りのワインを。これは私でないと試飲できないという今回のメンバー構成でもあり、致し方なく犠牲?になる。
ビールはいちごのシロップを使用していることもあって少し甘いが、いちごの味や香りは楽しめた(写真下看板)。ただ、ワインはホットということからなのかワイン自体から臭みが出ていて、イチゴの香りを打ち消している。てか、とても飲めたものじゃない。企画倒れ感がある。
同行したシェフはいちごのプリンを(写真上)。専属モデルのミーはいちごの飴といちごソーダ(写真下)。メンバーは今回の視察の趣旨に沿ったチョイスをして、しっかりと春の訪れとこれからの仕事の参考していた。フェスティバルは2月26日までの開催。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隣町で、今度は気になるフルーツサンドのお店発見!

2023年02月16日 | 食(グルメ・地酒・名物)


さて、久々地元の美味しいものを紹介する。このとこハマっているカフェ系?まあ、可愛い店構えやスイーツの店を物色するとなると、これはもはや趣味というより仕事が9割以上ということにもなる。
いつものように、このブログ専属モデルのミーの紹介による。娘世代に引かれて善行寺参り?ならぬスイーツカフェ行脚。甘いものも嫌いじゃないけどクリーム系はねー?ところが今回はクリームがズドーンと飛び出す商品が目に入ることに。
そのお店は、お隣村上市坂町にある「CHOUCHOU(シュシュ)」というカフェスタイルの店。一時、映えることでも人気のが高まったフルーツのカット断面を売りにしたサンドイッチを主力商品として提供している。



国道7号沿いのシックな建物。古い家屋を完全リノベーションした店舗は、外観といい内装といい、一昔前のアメリカンスタイル?とにかくおしゃれな構え。地元出身の若いご夫婦(実は二人とも同姓同名)が経営している。
チョコバナナや季節のフルーツをたっぷりのクリームで覆い、食パンでサンドする。パンは地元の老舗和菓子店・K屋製。和菓子や生菓子専門だったが、近年洋菓子やパン(パンは「ラ・パン」という屋号)も人気の店だ。
特徴的なのは餡子と生クリームのサンド。かなりボリューミーな感じがする。この餡子も、地元村上市の瀬波温泉で人気の温泉まんじゅうを製造販売する元祖・Kやのものを使用しているという。地元志向の強い商品開発をしているようだ。



眼に入ったのは、村上牛肉サンド。そう、県内でも屈指のブランド牛である村上牛を甘辛く味付けしたものを野菜とともにサンドした総菜系サンドイッチ。これは食べてみないとでしょ!
地元の活性化のために、地元出身の経営者が地元の食材を駆使して販売するサンドイッチ店。まだ、頂いてはいませんが、あのクリームの多さが果たして凶と出るか吉と出るか?美味しいことは間違いないとは思うのだが。
以前紹介したJR坂間駅前のケーキ屋・ハッピーシュガーhttps://blog.goo.ne.jp/jikokuhyou485/e/9e943a264bd04719a23cd8661a43d7dbといい、坂町はインパクトがあって、個性的な店が集まる地域でもあるんですな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする