ユーロでは、アルシャービン(ロシア、ゼニト→アーセナル)、モドリッチ(クロアチア、ディナモ・ザグレブ→トッテナム)、ナスリ(フランス、マルセイユ→アーセナル)を開拓してきた実績を引き下げ、今回のW杯でも若手選手で、しかもビッグクラブから触手が伸びそうな選手を探してみたい。(ドイツとウルグアイの気になる選手は、7月11日のブログを参照していただき、今回は割愛する。)
まずスロバキアのハムシク。すでにセリアA・ナポリの中心選手。ビデックのゴールシーンだけが流れるが、この人からパスが供給されていることを忘れてはならない。同じスロバキアのストフ(トゥエンテ)も注目してましたがねー、あまり光らなかった。
ガーナのアンドレ・アユー(アルル・アビニョン)は、かなり注目が高くなったのでは?ここではギャンばかり取り上げていたようだが、エッシェンの欠場もあって出番が確保された上、司令塔となって活躍した。アユー兄弟の弟がブレイク。
アユーの所属するフランスリーグは、プレミアへの移籍の宝庫となりえ得る可能性が高い。ほかにも、スロベニアのビルサ(オセール)、ナイジェリアのハルナ(モナコ)などにも注目したい。
あと韓国の二人、イ・チョンヨンとキ・ソンヨンはすでにヨーロッパで活躍中。ステップアップが今大会で保証されたし、メキシコのエルナンデスはすでにマンUに行くことが決まっている。アメリカのブラッドリーも今後期待したい。
さて最後に、気持ちいい選手を紹介しておこう。チリのアレクシス・サンチェスは、セリエAのウディネーゼ所属、サイドプレーヤーで高速のドリブルを持つ。スペインの裏番組でどこかのキー局がゴールデンタイム放送した超レア対戦、ホンジュラス戦をぜひ確認してもらいたい。
まだ21歳だが、16歳でプロデビューしすぐに代表入り。代表でもチームや監督の信頼も厚く、実績も抜群(32試合、11ゴール)。ガーナのギャンはウディネーゼからフランスリーグに行ったが、彼の場合はいずれプレミアで勝負してほしい選手だ。
基本的に23歳までの選手を紹介した。活躍が楽しみだ!