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新潟ラーメン事情(その6)次は「海老ラーメン」で行こう!

2022年02月14日 | 食(グルメ・地酒・名物)
新潟五大ラーメンから始まり、第六のラーメンとして「麻婆麺」、そして新潟のラーメン文化から生まれたともいえる「ワンタンメン」やチャーハンをセットした「ラーチャン」などを紹介してきたが、今回が一応の最終回。
数々の美味しいラーメンを生んできた新潟だが、ややオリジナル性に欠ける?あまりにもいっぱい種類があって、どれが本当のご当地ラーメンなの?ということにもなる。
そこで今回は、新潟ラーメンの新しい顔になるのではないか?そうなってほしいとの応援の意味を込めて、今後の有望株のラーメンを紹介する。



新潟の代表的な食材と言えば?お米?お酒?ラーメンの出汁になることを考えると「海老(エビ)」はどうだろう?甘エビと言われる「南蛮海老」はどうだろう?
甘エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」。日本海やオホーツク海、東北以北の太平洋岸でも生息・捕獲される。つまり、これだけでは新潟だけのものとは言えない。
ただ、ご承知のとおり、新潟では南蛮海老と言われるだけあって、色が赤く、身は柔らかく、甘みが強いので、お刺身や寿司ネタとしては最高級品でもある。



新潟の寿司屋へ行くと、殻をむいた身は寿司ネタに、取り除いた頭の部分は味噌汁に入れて、そこから芳醇な出汁を取るとともに、頭の部分に残るカニ味噌ならぬエビ味噌を口に入れて吸い出すということが多い。
この出汁をスープや返しに加えたりする店が、県内でも増えてきているような気がする。カニやエビは、新潟県人だけでなく、日本人にはごちそうですからね!
加えて、私がこの場で新たに提案するものではなく、全国各地に国民的食材の海老や海老出汁を使ったラーメンはたくさんあって、新潟はむしろ後発かもしれない。



前述のとおり、味噌汁になるくらいだから味噌との愛想は抜群。もちろん、醬油や塩といったラーメンもあって、どうやってもマッチする食材のような気もする。
そして新潟の場合は「南蛮海老」といった甘エビのブランドを持っているのだから、これをもっと前面に押し出してアピールするものいいのでは?
魚介の出汁を使うのはラーメンではよくあることだが、どこの店にも「南蛮海老」を使ったメニューがあって、新しい新潟のラーメン文化になることを夢見て、「新潟ラーメン事情・全6回」のペンを置く。

(写真については、各々のキャプションを参考に見ていただきたい。海老の姿がはっきりと捉えられる①&②、味噌や出汁に海老を使った③&④、新潟では人気のラーメン店でも取り入れられている⑤&⑥。)
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