MLBマリナーズの岩隈投手が退団することになりました。
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岩隈、マリナーズ退団へ 来季は日本復帰も視野 (共同)
米大リーグ、マリナーズは11日、マイナー契約で右肩手術からのメジャー復帰を目指していた岩隈久志投手が今季限りで退団すると発表した。来季は日本球界復帰も視野に入れている。
12年にプロ野球楽天からマリナーズに移籍。13年にはオールスター戦に選出されるなど14勝を挙げた。15年には無安打無得点試合を達成するなど先発陣の一角として活躍してきたが、昨年はメジャー初の未勝利に終わり、9月に肩の手術を受けていた。米球界7年間での大リーグ通算成績は63勝39敗2セーブ、防御率3.42。日本通算は107勝69敗、防御率3.25。
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今までMLBに挑戦した日本人選手の中では、一番好きな投手でした。速球のスピードはそれほどないけれど、コントロールが素晴らしく、鋭い変化球を操る巧みな投球術で、冷静沈着な彼のプレーを見るのを楽しみにしていました。ハイライトは、2015年のノーヒットノーラン。この年はあまり調子が良くなかったようですが、この試合は完璧でした。日本人でノーヒットノーランを達成しているのは、野茂と岩隈投手だけです。翌年も16勝する等、毎年安定して2桁勝利を挙げていましたが、昨シーズンから故障続きで状況が好転することなく、退団することになったようです。MLB7年間の通算成績は63勝39敗2セーブ、防御率3.42。因みに同じ時期にデビューしたダルビッシュ投手は、現時点で57勝45敗、防御率3.45。どちらも1年以上投げられない時期を含んだ成績ですが、ダルビッシュ投手は派手なマスコミ報道の割には、岩隈投手よりも成績が下だったのは意外でした。岩隈投手は、日本での現役続行を希望しているようなので、是非、復帰してもらって日本でもう一度、彼の投球を見てみたいと思います。
仏フォア賞の出走馬が決まりました。
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【フォワ賞】出走馬はクリンチャーなど6頭
凱旋門賞の前哨戦、第64回フォワ賞の出走馬が確定した。出走馬は日本から遠征中のクリンチャーを含む6頭。発走予定時刻は16時35分(日本時間23時35分)に決まった。
カプリ 牡4歳 アイルランド・A.オブライエン厩舎
ウェイトゥーパリス 牡5歳 イタリア・A.マルチャリス厩舎
ヴァルトガイスト 牡4歳 フランス・A.ファーブル厩舎
クロスオブスターズ 牡5歳 フランス・A.ファーブル厩舎
タリスマニック 牡5歳 フランス・A.ファーブル厩舎
クリンチャー 牡4歳 栗東・宮本博厩舎
枠順確定は9月14日。
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凱旋門賞の前哨戦ということで、例年、日本馬が参戦しています。今年はクリンチャーが出走します。凱旋門賞の本番と同じ舞台でどんな走りを見せてくれるかとても楽しみです。1次登録では13頭だったようですが、結局出走するのは6頭。日本の競馬では、登録馬の半数が出走を取り止めるような事はあまり無いと思いますが、海外競馬ではこれが普通のようです。例年、10頭以上出走することは滅多にないようで、相手に手の内を見せない?駆け引きでもやっているのかなと思います。今年のメンバーはなかなか強そうなので、クリンチャーがどこまでやれるか期待して見てみたいと思います。
先週の中山、阪神の新馬戦にテイエムの馬が4頭出走しました。毎年、どんな馬がデビューするのか楽しみにしているのですが、先週のレースでは全く見せ場が無く、悲しい気持ちになってしまいました。
トップバッターは、土曜日の阪神新馬戦のテイエムファイター。幸騎手での参戦でした。9頭立ての8番人気。レースでは、スタートで出遅れて中盤で馬群に追いつくも、そこで早くもガス欠。直線ではヨロヨロと走って、何とかゴールしたと思います。(思います、、と言うのは、画面に全く映っていなかったから)トップから5.7秒遅れ・30馬身以上の大差のシンガリ負けでした。1600mの距離が長過ぎたことと、重馬場が苦手だったのかも。でもスピードが無さそうだし、距離短縮、良馬場でも厳しそう。ダートに鞍替えでしょうか。
次は同日、中山新馬戦のテイエムアカリオー。横山典騎手での参戦で、12頭立ての9番人気。レースでは、スタートが悪くて、後方2番手を追走。決して速くないペースですが、ついて行くのがやっとという状態で、直線を向いた時には既にガス欠。鞭を入れても走る気が感じられず、トップから3.7秒遅れ・22馬身差11着でした。2000mの距離が長過ぎたのかもしれませんが、あのスタートの遅さ、緩いペースについて行けない脚力では、距離短縮も厳しそうです。救いは、シンガリの馬に3.3秒の大差をつけたこと。下には下が居ました。もう一度、鍛え直して条件を変えて出走したほうが良いかもしれません。
翌日は、ダノンプレミアムの妹が出走した阪神5Rの新馬戦2000m6頭立て。今年注目の新種牡馬ジャスタウェイ産駒のテイエムハイウェイが田中騎手で出走しました。レースでは、スタートから大きく出遅れ(まだレースが判っていない感じ)、1コーナーを曲がる頃には、1頭だけ置いて行かれて別のレースをやる羽目に。道中もペースが上がらず、騎手はずっと追いっ放しでしたが、馬群との差が開くばかり。最後の直線を向いた時には、視界から消えてしまい、最後まで画面には映りませんでした。着差は不明。(映らなかったから)トップから6.8秒遅れ・おそらく40馬身以上の大差のシンガリ負け。現時点のジャスタウェイ産駒、最弱の馬になってしまいました。ジャスタウェイ産駒に期待したテレビのMCも、レース後は一言も触れず仕舞い。この馬の先に、未来はあるのだろうか。
先週末の最後の新馬戦は、阪神6R1400m10頭立て。こちらには、テイエムストーンが菱田騎手で出走しました。レースでは、今年のテイエム新馬の傾向通り、スタートで出遅れてしまい中盤では位置を取りに行って、中段後方の良い感じで直線を向きましたが、脚は残っておらず、ズルズル後退して8着でした。この馬は、馬群を追いかける意欲を見せて、多少根性がありそうに見えました。着順も先週のテイエム勢では、最上位(他はシンガリ負け2頭、ブービー1頭)で多少の見せ場もあったので、今後に期待できそうです。もう一度、良馬場でレースを見てみたいと思います。
ということで、大変残念な週末でしたが、テイエムファンとしては見捨てる気持ちはありません。どの馬も何か良い点があるはずなので、調教師さんには、早く長所を見出して、良い条件で競馬をさせて欲しいと思います。とりあえず各馬とも、あと3戦くらいは応援するつもりです。人気が無いので、もし馬券圏内に来れば、大きな見返りも期待できますが、来なかったら「テイエム貧乏」街道まっしぐら。
今週は、セントライト記念です。現時点の登録馬は、以下の通り。
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第72回 朝日杯セントライト記念(GII) 第1回特別登録 17頭
サラ系3歳 (国際)(指定)オープン 2200m 芝・右 外
アドマイヤアルバ 56.0
エストスペリオル 56.0
オウケンムーン 56.0
ギベオン 56.0
グレイル 56.0
ケイティクレバー 56.0
コズミックフォース 56.0
ジェネラーレウーノ 56.0
ショウナンラーゼン 56.0
ゼーゲン 56.0
タニノフランケル 56.0
ダブルフラット 56.0
トラストケンシン 56.0
ブレステイキング 56.0
メイショウロセツ 56.0
レイエスプランドル 56.0
レイエンダ 56.0
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注目は、ダービー馬レイデオロの弟レイエンダ。現在3連勝中で、他を寄せ付けない走りを見せていますが、他にも春の実績馬も多数参戦して、レベルの高いレースになりそうです。その中で期待しているのは、タニノフランケル。POG指名馬で唯一参戦するので、ここで良い走りを見せて菊花賞へ行って欲しい。前走も1頭で悠々と逃げて、4馬身差の圧勝でした。あのような
走りができれば、チャンスはあると思います。是非頑張って欲しい。
橘玲による日本社会・経済コラム。昨今の事件や出来事から、独自の視点で日本社会を考察する。バカという言葉が入ったタイトルの本はあまり読まないのが、この本の内容は至って真面目で著者の主張も面白く、いろいろ考えさせられることが多かった。現代社会には、様々な情報が溢れており、受け手の視聴者はそれに瞬時に反応して(感情的に)世論が形成される。しかし、物事の背景にあるものは、他の情報と照し合せたり、視点を変えるなどの方法で見ないと真実は判らないことが多い。メディアの報道には、スロー思考で背景や原因をよく考えて行動することが必要だ。
この本では、近年に起きた数多くの日本の問題が取り上げられている。例えばSTAP細胞の偽論文騒動のようなことも、実は会社では日常的によく起きる問題だ。早く成果を出すために行ったことが、検証精度の不足により、新たな問題を引き起こす。成果主義の弊害は、理化学研究所に限ったことではないだろう。とり上げられている失敗事例を読むと、昔から言う「急いては事を仕損じる」という諺は、今も生きているんだなと改めて感じた。
スピードが求められる時代だからこそ、スロー思考の重要性が増しているのかもしれない。そんな事を考えた。
セントウルSの結果です。
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◎ダイアナヘイロー:11着・・良い位置にいましたが後退。ピークを過ぎたかも。
〇ラブカンプー:2着・・・・勝てるレースでしたが、G1馬の差し脚に屈しました。
▲ファインニードル:1着・・休み明けと斤量58kgも関係なし。スプリンターS大本命。
△アサクサゲンキ:12着・・・最後はちょっとゲンキが無かったかも。
△グレイトチャーター:3着・・前走の調子の良さは本物でした。
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適当予想の割には1~3着が含まれていて、悪くなかったかも。ただ本命は大ハズレなので、馬券は取れず。短距離レースはボックス買いのほうが良さそうです。なかなか当たりません。
今日のビッグニュースは、全米オープン優勝の大坂なおみ選手です。
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テニス四大大会の今季最終戦「全米オープン」第13日は8日(日本時間9日)、
ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われた。女子シングルス決勝では、大会第20シード、世界ランキング19位の大坂なおみ(日清食品)が、グランドスラム23勝の元世界女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)と対戦し、セットカウント2−0(6−2、6−4)のストレートで勝利。グランドスラムのシングルスでは男女を通じて初となる日本人選手優勝の快挙を果たした。by スポーツナビ
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この試合を見られなかったのがとても残念です。元世界女王セリーナ・ウィリアムズの警告やペナルティで、やや後味の悪い試合だったようですが、大阪なおみは沈着冷静にプレーを続けて優勝したようです。(試合を見ていないので、あくまでニュース記事の受け売りですが)正直、名前は知っていましたが、過去の試合も見たことが無くて、どんなプレイヤーなのか全く判りません。次回の大会では、彼女のプレーを是非見てみたいと思います。
それから試合後の彼女のインタビューが話題になってますが、いつも謙虚で少し俯き加減で、そういう姿に日本人らしさを感じます。このまま成長していって、いつか四大大会全勝を達成できるような選手になって欲しいと思いました。
明日は、セントウルS(G2)です。時々やる直感予想で。
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◎ダイアナヘイロー・・阪神コース3勝、コースとの相性の良さと斤量減を買って
〇ラブカンプー・・・・近走、重賞での安定感。大崩れしないが決め手もないかも
▲ファインニードル・・実績、コース相性も良いが、5か月の休み明けと斤量58kgで
△アサクサゲンキ・・・3歳勢からもう1頭。ラブカンプーと遜色なさそう
△グレイトチャーター・大穴。前走の調子の良さを買ってみたい
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テキトー予想なので全く自信はありませんが、割と人気サイドで決着するのではないかと思います。結果はいかに。
本日の競馬では3連複が2点当たりました。でも問題は配当。2レースとも上位人気での決着で、配当は240円と350円。レースで1~3着的中の大喜びとは裏腹に、配当を見た時はほとんど涙目でした。事前にオッズを見ていれば、馬券を買わなかったかもしれません。でも買わないと配当を手にする可能性もありませんし、逆に外れて掛金を失うこともあります。どちらが良いのか、これが「低オッズの悩み」です。秋競馬開幕で堅いレースが続くと、いつもこれに悩まされます。自分で基準を作って、割り切って買うしかないのですが。
蛯名騎手は、調教師への道に進むようです。
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蛯名が調教師試験受験を発表 by デイリースポーツ
関東のベテラン蛯名正義騎手(49)=美浦・フリー=が、19日に行われるJRA調教師免許試験の第1次試験(筆記、身体検査)を受験することを6日、発表した。「今でも騎手として馬に乗ることは楽しいと思っています。ただ、元気でエネルギーがあるうちに受験しようと思いました」と心境を語った。
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若手の台頭もあり、騎乗数が減っている蛯名騎手ですが、この先、調教師を目指すというのは自然な流れかもしれません。同期の武豊騎手ほどのタレント性も無いし、解説者というタイプでも無さそうなので、調教師は良い選択だと思います。調教師に合格しても現役続行ということですから、競馬界の「二刀流」も面白いかもしれません。是非、調教師試験に受かって欲しいものです。
今日も大谷選手が大活躍でした。
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【MLB】右肘故障の大谷翔平、2発4安打1盗塁をソーシア監督絶賛「これ以上のものはない」by Full-Count
エンゼルスの大谷翔平投手が5日、敵地レンジャーズ戦で驚異的な働きを披露した。試合前に右肘靱帯に新たな損傷が発覚し、トミー・ジョン手術を勧められたばかりの二刀流は、2本塁打を含む4安打3打点4得点1盗塁とパワーとスピードを遺憾なく発揮。怪我で落ち込むばかりか発奮してみせた24歳に、マイク・ソーシア監督は「これ以上のものはない」と賛辞を惜しまなかった。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が伝えている。(後略)
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本人は、二刀流の投手として活躍できないことが不本意かもしれませんが、打者としては、充分活躍していると思います。メジャーの強打者でも、1試合で2本塁打を打つことはなかなか無いのですが、大谷選手は出場した試合は少ないのに、2試合でこれを達成しています。しかも今回は、2回目の4安打で盗塁も見せて、彼の能力を遺憾なく発揮しました。故障発覚により、投手としては早くも崖っぷちの状況ですが、打者としては充分行けそうです。とにかく怪我しないように、長くメジャーで活躍して欲しい。投手としての彼のパフォーマンスも見たいけれど、現在の状況では無理して投げるよりも、打者として毎試合出場してもらったほうが良いかも。個人的には、投手よりも打者「大谷」に魅力を感じています。
それから、テニスの錦織、大坂が全米オープンでベスト4に勝ち上がりました。どちらも素晴らしい試合でした。(と言っても、見たわけではないのですが)この先は、難敵(目の上のタンコブ・ジョコヴィッチ)が待っていますが、全力プレーで勝ち上がって欲しいと思います。
またゴルフの松山選手も復調しているので、今週末のスポーツ観戦がとても楽しみです。
今年の凱旋門賞まであと1か月。クリンチャーが前哨戦に向けての
追い切りを行ったようです。
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凱旋門賞目指すクリンチャーが前哨戦のフォワ賞1週前追い切り byスポーツ報知
凱旋門賞・G1(10月7日、パリロンシャン競馬場)を目指してフランスに遠征中のクリンチャー(牡4歳、栗東・宮本博厩舎)は5日、同じ舞台で行われる前哨戦のフォワ賞(9月16日)へ向けて、1週前追い切りを行った。シャンティイのエーグル調教場(ダート直線コース)で、6ハロンのハッキング(軽めのキャンター)のあと、6ハロンの追い切りがかけられた。(後略)
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今年の凱旋門賞に参戦するのは、G1実績が無いクリンチャーのみということで、正直、どこまで走れるのか未知数な印象があります。出走の根拠としては、今年の重賞で3着内をキープした安定した走りと、京都記念の重馬場での優勝が理由ではないかと思います。これまでの出走馬はG1実績のある馬ばかりで、クリンチャーは実績では見劣りしますが、重い馬場に耐えられるパワーとスタミナはありそうなのでもしかすると意外に好走するかもしれません。ディープスカイ産駒は、現状ややマイナーな血統ですが、ここでクリンチャーが良い走りを見せれば、再評価されることになると思います。是非、頑張って欲しい。まずはフォア賞を楽しみに待ちたいと思います。
世界に蔓延するウソについて、一般人の感覚で考察する。
現代は、情報が様々なメディアで発信されており、情報の真偽の見極めが難しくなっているように思う。某国の大統領が、ウソの報道について憤慨しているけれど、その当人もウソをつく。(自分はウソをついていないと主張するが)昔はウソも方便と言って大目に見ていたが、それを根拠に誰もが平気でウソをつくようになった。著者自身もウソを批判しながらも、例外ではなく、過去にウソをついたことがある事を認めている。この本では、日頃、自分が気になっていた様々なウソの事例を取り上げていて面白く読めた。著者のウソ批判は、一般人としての良識に照らし合わせてのものだと思うので、多くの人(特に中高年)は納得するのではないかと思う。メディアの情報は鵜呑みにせず、果たして本当なのかウソなのか、常にそういう目で見ることが必要だろう。
因みに取り上げている事例は最近のテレビ報道等が多いので、10年も経つとこの事例は「何の話?」ということになりそうだ。この本の賞味期限は短いと思う。(読みたいならお早めに)
先週末、Super GT参戦中で元F1ドライバーのJ.Buttonさんからサインを頂きました。色紙が無かったので、ノートの裏表紙に書いてもらいました。BARホンダの頃から好きなドライバーで、イベントでは何度も見たことがありますが、今回は肩が触れそうなくらい近くに来てくれて、10歳以上年下なのにワクワク・ドキドキしてしまいました。好きな人の前に立つ少年のような気分でした。

(写真の上のサインは山本選手-逆向きです。下がバトン選手)
ハーツクライ産駒のヨシダが、アメリカのダートG1に勝利しました。
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父ハーツクライ日本産ヨシダが快挙/ウッドワードS by日刊スポーツ
<ウッドワードS>◇1日=サラトガ(アメリカ)◇G1◇ダート1800メートル◇
3歳上◇出走14頭
日本生まれのハーツクライ産駒ヨシダ(牡4、W・モット)がダート初挑戦でウッドワードSを制した。鞍上はジョエル・ロザリオで勝ちタイムは1分48秒94。今年5月に芝のオールドフォスターターフクラシックでG1初制覇を果たしており、芝、ダートの両方でG1制覇の快挙となった。(中略)5月のG1制覇後に英国のクイーンアンSへ遠征したヨシダは5着に健闘。米国に戻った前走は芝のG1で5着に敗れていたが、ダート初挑戦で全米を驚かせるパフォーマンスを見せた。
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5月に芝のG1を勝った時も驚きましたが、ダートが主流のアメリカでG1を勝てたのは本当に快挙だと思います。今流行りの「二刀流」がここにも居ました。ビデオでレースを見ましたが、スタートから中盤まではインを追走し、途中から外に持ち出しての差し切りでした。直線では余裕を感じさせる走りで1頭だけ脚色が違っていました。芝もダートもOK、スタミナも充分でこの先のレースがとても楽しみです。
ただ、ビデオを見ていて少し気になったのは、アメリカのG1レースの「格」です。アメリカでは、G1レースが年間100回以上開催(つまり毎月どこかで開催されている)されており、8月だけでも約20レースほどあるようです。ヨシダが制したのは、その中の1つですから、G1と言えども日本のG1ほどの格は無さそうな感じです。(競馬場も中山競馬場のような雰囲気で、日本のG1ほどの観客はいないようです。バックストレートの向こう側を一般車両が普通に走っている様子が映っていました。)とは言え、G1はG1ですから、ヨシダには是非、BCクラシックに行って欲しいと思います。
今日は新潟記念が行われました。G1級のブラストワンピースの強さは別格でしたが、先週、穴馬の二番手として挙げたショウナンバッハが、久々に3着に好走しました。穴馬候補に挙げておきながら、シンガリ人気の単勝116倍に怖気づいてしまい、複勝でも買えばよかったのに、4着のエンジニアに心変わりして失敗でした。この夏のコロコロ変わる天気と同じように、自分の気持ちもコロコロ変わって失敗ばかり。馬券は、自分の信念の強さを測るツールとも言えそうです。
札幌2歳Sに参戦の地方馬ナイママは2着でした。
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ナイママ気迫で首差2着に食い込む/札幌2歳S by 日刊スポーツ
<札幌2歳S>◇1日=札幌◇G3◇芝1800メートル◇2歳◇出走14頭
ホッカイドウ競馬所属のナイママ(牡、田部)が強豪を競り落として
2着に食い込んだ。
大外14番枠からのスタートで道中は中団。強気の4角先頭で勝負に出ると、
最後は勝ち馬を差し返そうとする気迫を見せて首差に健闘した。
五十嵐騎手は「外枠だったけど1、2角は内を回れた。
結果的に動くのが早かったかな。もう少し我慢すれば良かった」と
惜敗を悔やんだ。
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毎年、この時期の競馬番組に登場するラフィアン代表の岡田さんの
自信の1頭でしたが、今回も多少残念な結果になってしまいました。
騎手も動くのが早かったそうですが、見ている方も少し早い感じがしました。
早めに動いてしまうと目標にされやすく、ゴール前で差されるので、
相手の様子を見ながらタイミングを図る必要がある。。。と言うのは
簡単ですが、実践するのは凄く難しいと思います。
五十嵐騎手も地方競馬のベテランですが、JRAの芝のレースは
騎乗機会も少なく、勝手が違っていたのかもしれません。
(おそらく地方のダート馬は、早めに仕掛けるのが普通なのかも)
とりあえず重賞2着で収得賞金も加算できて、JRAの強豪とも互角に
戦える能力はありそうなので、次回のレースが楽しみです。
因みに今年のPOG指名馬「アルママ」はどうなんだろう?
まだ未勝利だし、岡田さんのコメントが無いのが気になります。。。期待外れか??