前書きは冷蔵庫の中の風景から始まり、君の未来は午後の予定のように空っぽだと言う。雲の上を目指せばそれは果てしないゲームの始まりで、言葉は単純なほど強いのだと語りかけてくる。信じなければ進めないが、信じる限りただでは済まさない。私はランチに使うはずだったコインを削って課金した。
「この小説には本文がありません」
果てしなく続くのは白いページばかりだ。
・
ヤマンバと
気ままにさらう
ドブがある
俯くよりも
深い未来に
(折句「焼き豆腐」短歌)
「この小説には本文がありません」
果てしなく続くのは白いページばかりだ。
・
ヤマンバと
気ままにさらう
ドブがある
俯くよりも
深い未来に
(折句「焼き豆腐」短歌)