無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ライアーゲーム 再生

2012-03-08 | 2015以前の映画評


「ライアーゲーム 再生」 松山博昭監督 ×

 ライアーゲームとはある日突然招待状と1億円が届けられ、騙しあいのゲームに強制的に参加させられるゲームです。今回は20人が集められ20億円を奪い合う「イス取りゲーム」でした。天才詐欺師で心理学者の秋山(松田将太)や大学を卒業したばかりの優(多部未華子)などが集められました。20人は騙しあうのか、協力し合うのか、最後に笑うのは誰なのか・・・。
 奇妙な衣装を身に着けた者、大げさな身振りで振る舞う者、奇声をあげる者などの参加者がいるのに対して、静かな秋山が印象的です。ただ、今回は屋外の荒れた廃墟で行われましたが津波の後のようで心が痛みました。廃墟の中でこのようなマネーゲームが行われているおろかさを訴えているのでしょうか。
 タバコは、残念なことに屋外だったせいか葉巻とキセルがでてきてしまいました。煙はほとんど映らないのですが。

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ちいさな哲学者たち

2012-03-08 | 2015以前の映画評


「ちいさな哲学者たち」 ジャン=ピエール=ヴォツィ監督 仏 ○ ☆

 フランスのパリ近郊の教育優先地区にある公立の幼稚園で3歳から5歳までの子供たちに哲学の授業をした記録映画です。
 子供たちの輪の真ん中にろうそくを灯し「恋人と友達のちがい」とか「愛ってなに」とか「自由とは」などのテーマについて話し合います。
 肌の色も違い両親の出身地もさまざまな子供たちが真剣に考えている表情がそれだけで感動的です。また、時折流れるギター曲が効果的でまさに魂の琴線に触れます。こんな授業を受ける子供たちがうらやましい限りです。
 もちろんタバコはありません。教育関係者だけでなく多くの元子供たちに見てほしい作品です。

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