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アクトレス 女たちの舞台

2016-03-28 | 2016外国語映画評


「アクトレス 女たちの舞台」 PG12 オリビエ アサイヤス監督 仏スイス独 ☓☓☓☓☓

 ベテラン女優が成功のきっかけとなった舞台の再演をめぐる葛藤を美しく壮大なアルプスの自然の中で描いています。
 マリア(ジュリエット ビノシュ)は同居している有能なマネージャーのバレンティン(クリスティン スチュワート)に公私に渡り相談しながら芸能界で生きていました。デビュー作とも言える「マローヤのへび」の再演にあたり、今回は上司役のオファーを受けます。20歳の役から自らも歳をとり40歳の役を演ずることに対しマリアは抵抗もあり、また相手役の新進の女優に対してもいまひとつ信頼ができませんでした。しかし、原作者が急死したことなどもあり断りきれずバレンティンを相手にセリフ合わせに励みます。果たしてマリアはこの役をうまく演ずることができるのでしょうか。
 戯曲のタイトル「マローヤのへび」というのは、アルプス地方のマローヤ峠である気象条件の時にだけ見られる雲の動きのことです。女優たちの演技合戦も見どころですが随所見られるスイスの美しい自然も見どころです。
 タバコは、フィルム撮影でお金がかかったせいか、マリアもバレンティンも喫煙者で度々喫煙していました。(☓☓☓☓☓)アクトレスには喫煙はダメージが大きいのに役柄とはいえ気の毒なことです。


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