「ぼくのおじさん」 山下敦弘監督 ☓☓☓
北杜夫が自分自身をモデルに書いた小説が原作です。
小学生の雪男(大西利空)は学校の宿題で、居候をしているおじさん(松田龍平)について作文に書きます。大学で1時限だけ哲学の講師をしているだけで、後は万年床で漫画を読んでぼーっとタバコをふかしています。義理の姉(寺島しのぶ)は見合いを勧めますが、相手にされません。そんな折、親戚のおばさんの紹介でハワイ在住のエリー(真木よう子)と出会い一目惚れしてしまいます。ハワイ行きたさにおじさんなりに的はずれな努力をします。おじさんの恋はどうなるのでしょうか。
だらしがない上に要領も悪いけれど哲学的な言葉で相手を煙に巻いてしまうのが上手なおじさんを松田がひょうひょうと演じています。松田に負けていないのが雪男役の大西で、微妙な表情でおじさんのキャラクターを表現しています。作文でハワイに行けるのはちょっと話がうますぎるのでは?
タバコは、松田が数回喫煙(☓)。子役やネコの前で平気で喫煙(☓☓)しました。
また、ハワイで、タバコ欲しさにドラッグを買わされ逮捕される場面がありました。ハワイで日本と同じようにタバコを吸おうとすること自体無謀です。