無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

30年後の同窓会

2018-06-13 | 2018外国語映画評


「30年後の同窓会」 リチャード リンクレイター監督 米 ☓NTS

ダリル ポニックサンの小説が原作です。戦争の愚かさを気づかせるロードムービーです。
 2003年、酒浸りでバーを経営しているサル(ブライアン クランストン)の元に30年前の旧友ドク(スティーブ カレル)が突然現れます。ドクは1年前に妻を亡くし、数日前にイラクで戦死した息子を引き取りにいくところでした。そして一緒に行ってほしいとサルに頼みます。二人は、もうひとりの戦友ミューラー(ローレンス フィッシュバーン)をたずねます。彼は牧師になって充実した生活をしているため同行を渋ります。しかし、3人の間には過去にドクに借りがあるようで断りきれず、3人でアーリントン墓地をめざしますが・・・。
 主人公3人の戦場はベトナムで、ドクの息子はイラクで戦死、遺体を運ぶ貨物列車には元湾岸戦争の兵士がいて、どの世代でも戦争の犠牲となっているのでした。
 3人の主人公がそれぞれいい演技で見ごたえがります。戦士した息子の上官がアンドロイドのように無表情で禍々しく好演しています。携帯電話が普及し始めた頃で、ラスト近くで3人が携帯を持ってはしゃぐ姿に時代を感じます。ラストにはちょっと抵抗がありますが・・・。
 タバコは、サルが葉巻を時々吸っていました。(☓)


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