
「ワンダー 君は太陽」 スティーブン チョボウスキー監督 米 ◯
R ・J パラシオのベストセラー小説「ワンダー」の映画化です。
「スターウォーズ」が好きで宇宙飛行士に憧れるオギー(ジェイコブ トレンブレイ)は10歳になって初めて学校に入学します。遺伝子が原因の病気で顔に傷があることからそれまではずっと母親の元で自宅学習をしていました。父親(オーウェン ウィルソン)は「いじめられる」と反対しますが、母親(ジュリア ロバーツ)は今年がチャンスと入学手続きに学校へ行きます。学校では3人の同級生が学校案内のためオギーを迎えるのですが・・・。
観客の予想通り、オギーは仲間はずれにされ、ペスト菌が伝染するなど根拠のないいじめを受けます。めげるオギーですが父親、母親それぞれに励まされ、その上賢いオギーは少しずつ見直されてくるのでした。親友ができたかと思いきやオギーの大好きなハロウィンの日にショッキングな出来事が起き観客は再び途方にくれてしまいます。
健気なオギーが泣かせます。オギーの視点だけでなく姉オリヴィアの気持ちやオリヴィアの友達の視点からも描かれ「お涙頂戴の難病もの」とは一線を画しています。両親をはじめ子役たちが名演技を見せます(犬のデイジーも)。唯一悪役なのは「ある同級生」のお金持ちの両親ですが、あの親に育てられる彼がちょっとかわいそうでした。
タバコは、なし。無煙です。(◯)