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「21世紀の資本」 ジャスティン ペンバートン監督 仏ニュージーランド合作 △
2014年日本でも翻訳書が発売され、世界的にベストセラーになった同名の経済書を誰にでも理解できるよう著者のトマ ピケティ自身が出演し解説したドキュメンタリー作品です。
世界で300万部販売されたものの完読するのがなかなか困難と言われた原作書ですが、今作ではアニメーションや「レ・ミゼラブル」「プライドと偏見」「怒りの葡萄」などの様々な名作映画の映像を取り入れわかりやすく演出しています。ピケティ入門映画としておすすめです。
とは言うものの、字幕スーパーと映像を同時に見せられるとどうしても理解が追いつかず「ちょっとまって」とストップボタンを押したくなってしまいます。こういうお勉強映画は別に俳優の声を楽しむことはあまりないので(ピケティの声を聞きたい、という人もいるかも知れませんが)ぜひぜひプロの声優で吹き替えてほしかったです。
お勉強映画に名作の場面を取り入れる手法はこれからもどんどん使ってほしいものです。
タバコは、過去の映像などで度々登場したので(△)です。