「リーサル・ストーム」 マイケル ポーリッシュ監督 米 ○
巨大ハリーケーンが襲う中、避難対象のアパートで避難拒否の高齢者と警察官、その上そのアパートにあるというお宝を狙う強盗団の闘いの姿を描きます。
プエルトリコの街サンフアンは巨大ハリケーンが近づき住民は避難していましたが、元警官のレイ(メル ギブソン)は娘(ケイト ボスワーズ)の説得に応じず動こうとしません。警官のコルディーロ(エミール ハッシュ)は同僚の女性警官と避難の説得に訪れます。実は他にも様々な理由で避難していない住民がいました。そこへ武器を持つ極悪強盗団がある部屋に残された秘宝を奪いに乗り込んでくるのでした。元警官と現警官は協力して強盗団と闘うのですが・・・。
情け容赦の微塵もない強盗団に対するのは、病気の元警官、過去のトラウマを持つ警官それにナチ?と誤解されるドイツ系アメリカ人、そして警官から差別的職質を何度も受けてきた黒人男性などです。そんな中でまともな判断ができるのが女性警官とレイの娘のみです。特にレイの娘が医師として力を発揮します。
観客の想像力を信頼し過剰な説明描写を避けたことには好感を感じます。ただ、気になるのは邦題です。「Force Nature」が原題なのであまり関係ない「リーサル」より「フォース」を使ったほうが良かったのではないかと思います。
タバコは、なし。無煙です。