「スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナルハッキングゲーム」
中田秀夫監督 △ ☆
2018年、2020年に続くシリーズ第3作目で、最終章です。
天才ハッカーで殺人鬼の浦野(成田凌)は逃亡後なんと韓国にいました。彼は韓国の闇組織のキム(大谷亮平)に拉致され、日韓首脳会談を狙ったテロ攻撃を指示されるのでした。
浦野の世話をする名目で組織からスンミ(クォン ウンビ)がそばで見張っていました。はじめは反発するスンミでしたが、浦野が自分と同じ子ども時代を過ごしていたことを知ることで、二人の関係が変わって行くのですが・・・。
成田と大谷が巧みに韓国語を使っていてびっくりです。大谷は2003年から韓国で活躍していて逆輸入俳優だとか。スンミ役のクォンも日本語が話せお互いに両国の交流になっています。これだけでも☆です。
便利なスマホも使い方次第で武器にもなるのは怖いですね。
1作目の衝撃的演技の成田がこれで見納めかと思うとちょっと残念です。ファイナルはサスペンスラブストーリーとなりました。
タバコは、キムが浦野を拉致する場面でタバコを道路に捨て靴で踏み潰す場面がありましたが、姿は隠せても煙は隠せません。敏感な浦野が気づかないわけがない。演出がちょっと並でした。咥えている場面がなかったので△です。