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「カルテット! 人生のオペラハウス」 ダスティン ホフマン監督 英 ×××
元音楽関係者が多く入居している老人ホームに新しくやってきたジーン(マギー スミス)に、すでに入居していた元夫は動揺します。ジーンには裏切られた思い出があったのです。一方、ホームは経済的に存続が危うく、資金集めのためのイベント準備が進んでいました。かつては一世を風靡した様々なジャンルの音楽家たちは、老いてはいるものの楽しみながらレッスンを重ねていました。そして、気難しいジーンにもカルテット(四重唱)の誘いがかかるのでした。
カルテットの4人の俳優以外は本物の音楽家たちで全編を通じて心地よい名曲が流れています。
いくつになっても目的を持って好きなことを続けることができるのは幸せなことです。
タバコは、二人の男性がベランダで喫煙しているところを女医に、「すぐ消しなさい。」と言われますが、それに対しそばにいた男性入居者のウィルフ(ビリー コノリー)から「78歳と82歳だからもう好きにさせなさい。」と女医が戒められます(×)。また、実は注意した女医も隠れて喫煙したりします。それを見たウィルフがニヤリとする場面がありました(××)。なんともタバコ会社が喜びそうな展開です。いくつになっても禁煙の夢をあきらめないでほしいものです。