無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

はなちゃんのみそ汁

2016-01-14 | 2016日本語映画評


「はなちゃんのみそ汁」 阿久根知昭監督 ☓ !!

 33歳で亡くなった母親が闘病中に4歳の娘に残したエッセイが原作です。
 千恵(広末涼子)は新聞社に務める信吾(滝藤賢一)に一目惚れされ猛烈なアタックの末結婚することになります。しかし、千恵は乳がんに罹っていました。闘病生活と子どもは無理だろうという周囲の反対を押し切って二人は結婚します。そして「私はついていた」という言葉の通り意外にも妊娠し女の子を授かります。しかし、ガンは再発。千恵と信吾は「ガンに効く」ということは何でも試み、生活習慣を改め、食事を玄米菜食にして免疫力をあげていきます。時間があまり残されていないとこを悟っている千恵は娘のはなにみそ汁の作り方など自分がいなくても一人で生きていけるよう教えていくのでした。
 「難病物」と聞くとお涙頂戴の展開になりがちですが、ひょうひょうとした広末の語り口とおっちょこちょいの信吾、そしてほんわかとした福岡の方言の効果で、深刻な内容を明るく描きました。
 タバコは、冒頭喫煙していた信吾も禁煙(!)。親友役の赤井英和が喫煙者で自分が吸っていたタバコを信吾に吸わせようとしますが、2回とも千恵やはなに見つかり喫煙直前でタバコを消す場面がありました(!)。タバコを親友に勧めるなんて最低の親友です。また、居酒屋で他の客が喫煙していました。(☓)


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