資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

変なホテル

2018年05月14日 | 中小企業診断士資格とその活用

 中小企業診断士の機関誌に、企業診断ニュースがある。毎月発行のものだ。私も、診断士になりたての時に地震対策で一度掲載されたことがある。

 

 4月号のテーマは、「生産向上の現場を追う」だ。事例に、「変なホテル」という記事。変なホテルは、ハウステンボスのホテルだ。HPでは動画が見れる。いろいろな設備投資(ロボット)をして、試行錯誤して、効率化を図っているホテルだ。

 どんな効率化をしているか概要を紹介しよう。まずフロントはロボットと恐竜(もちろんこれもロボットだ)。クロークは、アーム型ロボット。部屋にもロボットがあり、ロボットに接客をさせている。荷物の運搬ロボットも入れた。

 一方止めてしまったものもある。部屋に冷蔵庫もパジャマもなかったが、問い合わせに対応するスタッフが忙しくなってしまって、やっぱり用意をした。これで、スタッフの対応も減った。運搬ロボットもコストがかかる割に、全部の荷物を運搬できないため止めた。もう一つ、宿泊オークション、一番高い価格を付けた客に宿泊を提供する、狙いはいいが、多くの客は別のホテルに予約していて、当選してもキャンセルが相次いだため、これも中止。

 結構、試行錯誤している。これが実際の投資&効率化だろう。簡単には成功はしない。導入後も改善を繰り返す。でもこのホテル、従業員一人当たりの客室数は、当初より8倍になっているそうだ。そして、マスコミにも取り上げられ、繁忙期は100%、オフシーズン絵も70%の稼働率だそうだ。これはすごい。そして余った従業員は、系列のハウステンボスに異動となったそうだ。

 このホテル、成功例だと思う。人手不足と人件費を軽減する世の中、実際は、このように試行錯誤して、効率化しているのである。

コメント
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