資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格は2年前倒しで達成、今年は百名山完登が目標、徒然なるままに書いていきます。

社会人基礎力調査

2018年05月17日 | 中小企業診断士資格とその活用

 先日ある企業さんの研修で、社会人基礎力調査を実施した。この調査は、以前中小企業診断協会が作成したものだ。経済産業省が社会人基礎力に関し研究したものを、調査システムにしたものだ。診断協会で何かの賞を受賞をしていたようだ。中小企業診断士は、料金を払って、使用することができる。私はもう何年もそのユーザーである。

 調査方法は、エクセルシートに160項目ほどの質問があり、これに選択式で答えていく、一人10~20分ほどの所要時間だ。このシステムは、1回の調査で100名分処理可能だ。私の場合1回で30人ほどが最高かな。データを持ち帰って、分析する。調査票を取り込み、エクセルのマクロで処理する。マクロが動く様子はわからないが、ドクン、ドクンと動くため、処理の雰囲気がわかる。時々エラーも出る。今回も、〇を漢字変換で入れたためエラーとなった。正しくは記号の〇である。一括変換で修正する。そして分析終了、一発でできればものの数分だ。

 分析結果は、レーダーチャートだ。調査本人と、今回調査したグループと、今までシステムに取り込んだすべての人の3つのグラフが描かれる。このグラフの特徴、業種などによって異なる。私はもう何回も実施しているため、この業界は、ここが得意で、ここが不得意だという傾向がはっきり出る。それに、調査の合計も出るため、企業として世の中と比べて、どの程度なのか、また会社に対して従業員は何を感じているか、などもわかる。従って、従業員満足度調査の結果も兼ねていると言える。

 この調査、時々やらないと、やり方を忘れる。新入社員だけでなく、入社数年目の中堅社員なども対象にできる。新人時代と中堅時代、両方測定しておくと、成長の度合いがわかる。これで便利だから、利用してみたい方、私までどうぞ。(写真は、昨年、診断士の機関誌に載せたときのもの)