雲取山から一週間、明日からお天気も崩れるというため、奥武蔵の盟主、日本二百名山の武甲山に登山した。一昨年に続いて、2回目だ。フェイスブックが二年前に登ったよ、と知らせてくれた。
所沢からロマンスカーで西武秩父へ。そこからタクシーで一の鳥居へ。駐車場は平日だが八割埋まっている。登山届を出して九時に登山開始。一の鳥居が表参道になっているようだ。そして、この登山道は道標が整備されている。登山口から山頂まで、一定間隔で全部で51丁目まで道標がある。従って、今どこを登っているかがよくわかる。これ、ほかの山にもあるといいね。
大杉、30丁目あたりだったと思う
写真は10丁目ごとに撮ったが、見過ごしたものも多い。その時は次の道標だ。18丁目だかに滝があって、ここに2リットルのペットボトルがたくさん置かれている。山頂のトイレ用だ。ボランティアで運んでくれというが、私は自分を運ぶのに一生懸命で、パス。20丁目、30丁目、40丁目と進み、山頂近くで50丁目。そして神社前の最終51丁目。神社裏の展望台がゴールだ。
この山は山頂が低くなってきている。この山、企業の持山で、セメントを取るため、山を削っていて、山頂も低くなっている。山頂からは秩父盆地が一望だ。芝桜の公園も見える。花の時期は武甲山に登って、芝桜見物をする人もいるそうだ。
登山口から山頂までコースタイムは2時間20分、実績は2時間35分。休憩を除くとほぼコースタイムだ。しかもこの日はストックを使わなかった。ストックを使うといくらか、脚が軽くなる。ただ、北アルプスの高山では、手を使って岩を登るためストックは使えない。それを意識して、この日は、ストック不使用で登った。ストックは、下りで危険を避けるために使用した。下りのコータイムは1時間55分だが、実績は、1時間45分。コースタイムより早い時間だった。
新しい登山靴、調子よかったが、下りで、少し痛くなる。今まで使っていたソールを持参していたため、そのソールに履き替える。履き心地が、がらりと変わり、安定した歩きで一の鳥居まで。
この山に限らず、秩父の山の狛犬は、オオカミだ。写真を撮るが、結構怖い。帰りも予約しておいたタクシーを利用。今回の山行はロマンスカーにタクシーと、高くついたな。
ゴール前の養蜂場、写真じゃ見えないが蜂がすごい
そして電車に乗る前に、祭りの湯へ。西武秩父駅にできた、新しい施設だ。ここ、人工炭酸泉という珍しい浴槽があった。炭酸泉はめったにない泉質だ。自分の記憶では、九州にあって、入浴すると体に小さな泡が付く温泉だった。有馬温泉も同じかな。人工版だが、これがこの秩父祭り湯にある。入浴すると、確かに小さな泡が付く。この泡、体に浸透するらしい。温泉ソムリエにとっては、うれしい風呂を見つけた感じ。