標記の本を話のネタに読んでみた。冒頭数十ページは、漫画。そのあとは小説風になっている。全部で210頁。ほんとに60分で読み終わった。
物語は、アフリカのある街で、ぺストが流行り、都市封鎖になった。そして主人公の医師リウーを取り囲む、多くの人々の人間物語だ。登場人物の半分はペストに罹り死んでしまった。10か月間の都市封鎖だから、大変だ。
日本は都市封鎖はなかったが、外出制限で、似たような状況だった。そのためこの小説、かなり売れたようだ。カミュは読むのが大変そうだから、私は、60分ものにした。まあ、この本でひととおりのことが分かったら、これでいいか。
話は変わるが、この小説の舞台は、1940年代、アルジェリアの西部オランという町だそうで、実在する。しかし、ペストが流行ったのは架空の話だそうだ。なんだ架空の話か。話のネタにはちょうどいいレベルですよ。