森林インストラクター研修の第7日。ラスト前の日である。この日のカリキュラムは、1,2時限が山村と農林業、3,4時限が森林の保全、5,6時限が木材の利用だった。講師はお二人が農大の先生、お一人が航空測量会社の方だ。
まず、山村と農林業。課題は山積してる。地域コミュニティーの崩壊、生活基盤整備の遅れ、深層崩壊、鳥獣被害の増加、産業の衰退・空洞化、産業従事者の減少と高齢化など。これは聞いていて嫌になってしまう。
次の講義は、森林の保全。森林計画に保安林、治山の歴史、治山工事、林道の整備と続く。治山工事には、砂防ダムが登場した。(写真)ここは、私の土木施工管理技士の専門土木の講義と一部ダブる。
道路を作るときはは、「道路構造令」が適用されるが、林道は「林道規程」だ。ただし道路交通法は、どちらにも適用される。
最後は、木材の利用、木材の特性から始まって、木税の性質、加工と進む。途中、木材の価格の低下の話が出たため、森林林業白書から木材の価格に推移を抜粋する。木材は30年前に比べて半分以下になっている。これじゃ、採算取れなくて、山は荒れるよね。
35℃を超える暑い中、早起きして、よく頑張った、いよいよ明日が最終日だ。