甲斐駒の小屋、こもれび山荘で見かけたパンフレット、「上伊那手打ちそばマップ」、何でも信州そばは、上伊那が発祥だそうだ。ところで、私、そばって、ほとんど知識がない。パンフレットに、そばの豆知識が書いてあるので、その要約を。
そばの実は黒い殻がついてる。わざとこれを残すのを「玄そば」、取り除いたのを「丸抜き」、普通はこの取り除いたのを臼で挽く。そばは、石臼で挽くのが良い。そばの粉は、時間が経つと香りが飛んでしまうため、使う分だけを挽くのが良い。
そばの実は外側の黒い殻を除くと、その断面が三重になっている。一番内側は、内層粉で「更科粉」という。これで打ったそばは「更科そば」、店の名前にもあるな。次が二番粉、一番外側は三番粉、味と香りが強いが繊維質も多い。
そして、そば粉だけで打ったそばは、「十割そば」、これ、知ってる。つなぎの小麦粉を8:2で入れたものを「二八そば」、十割は風味が強いが、つなぎが難しく高い技術が必要とか。二八そばは、のど越しが良い。そば殻を挽きこんだ黒っぽいそばは、「田舎そば」。パンフレットに写真もついているが見た目もやっぱり違う。
もう一つ、江戸時代に皿に盛ったそばを汁につけて食べるので「もり」。竹で編んだざるにそばを盛る「ざる」、そばを蒸して食べた名残で「せいろ」がある。豆知識はこのくらいかな。
ネットで「そば打ち名人」に資格があるか調べてみた。するとあるある、公的なものじゃないから、幾つもの団体がそば打ち名人を運営している。日本そば打ち名人協会、全麺協、日本蕎麦准学士、蕎麦鑑定士・・
「そば打ち名人」と入れたら、蕎麦打ちに使う機械セットが出て来た。Amazonでも売ってるらしい。これやってみようかな。でもすぐ飽きて、邪魔になってしまうんだよね。以前も買った、陶器を作る機械セットも、すぐに邪魔になった。まあ、今は、この程度の知識で、70代になって、登山など激しいスポーツができなくなったら、その時の趣味として取っておこう。