田沢湖を出発、新幹線を乗り継いで、青森県は浪岡城に到着、前線の通過でかなり強い雨が降ってる。降ってなければレンタサイクルでも使おうかと思ったが、しようがないタクシーを利用する。
タクシー乗り場に行くと、運転手がなんと寝ている、しようがない次に並んでいるタクシーに向かうと、次のタクシーから大きなクラクションが鳴る、前のタクシーに起きろ、と合図したんだろう、そして、前に乗れと言う。
前のタクシーに乗り込んで、行き先を「浪岡城」というと、運転手「そこ、何もないよ」と面倒くさそうな返事、そして、浪岡城に到着、しかし、思っていた案内所ではなく、駅から一番近い場所。北館(きただて)の外、外郭(がいかく)で降ろされてしまった。案内所の反対側だ。
ここ、雨露を防ぐものはない、何もない場所。強い雨、これじゃ、かなり濡れると思い、登山用の雨具と、ザックカバーをする。運転手、よっぽど行くの嫌だったんだろうな。
城の土塁はよく整備されている。北館は、家臣たちの住居、板囲いされている。
西館(にしだて)、調査されていないため、何があったかはまだ不明だ。
東館(ひがしだて)、浪岡城が滅ぼされたとき、一時期、津軽為信が住んでいたようだ。津軽為信、この武将も小説「天を衝く」に出で来たな。
そして、猿楽館、さるがくでも見たのだろう。
ようやく、案内所に到着。本当ならまずここにきて、全体を知ってから観るべきなんだが、タクシーの運転手を恨む。このお城、浪岡川の中州に作ったことがわかる。これ、最初に見たかった。
城内は一周できるようにコース設定されているが、途中から入ったため、まだ、半分しか見てない。しようがない、まだ見てない内館(うちだて)に向かう。城主が住んでいた場所だ。
城の写真に登場する、内館の橋に到着。西館が見渡せる、このお城、広いなあ。
北畠氏の古城の碑。
また、案内所に戻って、タクシーを呼ぶ。今度の運転手は、愛想がよく、「百名城巡りですか?」と声を掛けてくれる。そして浪岡駅に到着。駅は、食事処などが併設されていてきれいな建物だ。しばらくここで休憩。続く・・