司馬遼太郎「梟の城」を読み始めた。文庫本六百頁の厚い本だ。伊賀の忍者が主人公で、秀吉を殺そうと画策する、しかし・・と、ここまでで読むのを止めてしまった。
秀吉は殺されない(もちろん、日本史では殺されてはいない)、それと忍者が行動が分かりにくく、ストーリーを追かけるのに疲れる。くのいち忍者も登場する。どうも歴史小説って感じじゃない。お城も私の読んでるところまでは出てこない。聚楽第の一部が出てきたくらい。そして、主人公は歴史上の人物でもなさそうだ、とう訳で、つまらないのだ。
お城巡りが好きで、タイトルを見て「城」がついてるから、どこかの城が中心になるかも、と思ったが、そんな気配もない。
そしてとうとう、本の半ば、三百頁ほど読んだところで、ギブ・アップ。読むのを止めてしまった。私は途中で読書を投げ出すことはめったにない。もちろん司馬遼太郎さんの本は、全て完読している、しかし今回はもういいや。
直木賞受賞作という、昭和30年代の発行された小説で、司馬遼太郎さんの初期のものだ。でも、面白くないものは面白くない。どなたか面白かったなら、どこが面白かったか、教えてくださいな。
しばらくは司馬遼太郎さん、お休みする。今日のブログ、読者にとっては、収穫のない記事です。すいませんね。