浪岡城に出掛けた泊りは、浅虫温泉。この温泉は、サラリーマン時代、数少ない出張で泊った温泉だ。当時、通商産業省の仕事で、全国のガス事業者の技術指導というのがあって、青森県のガス事業者の指導で泊った記憶がある。
泊った宿は、海に面している。前の島は湯島、という。部屋からよく見えるし、露天の温泉からもよく見える。
温泉の泉質は、ペーハー8.21のアルカリ性、泉温56.5℃、温泉成分は1.033g/kgと、ギリギリの療養泉だ。
海の近くだから、塩化物イオンとナトリムイオンが多いのはわかるが、意外に、硫酸イオンとカルシウムイオンも多い。旧法の泉質名は、塩化物泉&石膏泉だ。肌がすべすべして、二度入浴した。
そして、この温泉、平安時代に発見された伝統ある温泉で、昔は布を織る麻を蒸していたそうだ。ここから転じて浅虫となったそうだ。
さて、明日は、いよいよ九戸政実の九戸城へ登城する。幸いお天気もいいようだ。続く・・