まさにピッタリのタイトルである。ザイム(財務)真理教。時間を置いて、飛び飛びで読んだが、それでも十分理解できる。著者は、あの森永卓郎さんだ。経済本だが、わかりやすく書かれている。
帯には、「財務省」という教祖様がいて、それを拝む信者、そしてそっぽを向いている森永さんと思しき人。この構図はよく書いたもんだ。ちなみにこの信者とは、地上波マスコミや、御用経営学者。今の官邸もそうだろう。
私のブログ読者ならご存じだろうが、私は、もう20年も、財務省教祖とは正反対の、積極財政教祖の三橋信者だ。従って、いま日本で一番悪い奴は、財務省だと思っている。詳しくは三橋ブログなどを見てね。毎日読んでると、こっちも信者になるよ。
この帯が出色だ。本の内容を読まなくても大丈夫。帯にすべてが書かれている。ネット書籍の場合は別にして、書店でこの本を手に取ると、これでほとんどがわかる。
そして、この本、出版時には、大手出版社には全て断られたそうだ。そして一人でやってる出版社だけが出版してくれた。それだけ、企業にとっても、財務省・税務署に睨まれると、怖いということか。 そうこうしているうちに、新聞にこの本の広告が載った。
失われた30年、日本はもう30年も経済成長していない。先進国では日本だけだ、なぜかわかる? 昔は、増税、減税両方で財政運営をコントロールしていたんだが、今は、減税って言葉、国内では死語になってる。聞くのは海外からの情報だけ。
このザイム真理教の「財務省」教祖様、私が生きてるうちに、変身してほしいものだが、あの安倍総理でもできなかったことだから、難しいかね・・