陸上自衛隊は集団的自衛権行使の初めての事例となるPKO活動での駆けつけ警護
宿営地の共同防衛の訓練を、岩手県岩手山演習場で初めて報道陣に公開しました。
これは11月から南スーダンのPKO派遣される青森連隊が事態に対応する手順の
一端を公開する事で国民の理解を得ようと推定されます。
ただ肝心の武器使用の場面はなされなかったとの事。
訓練は南スーダンで群衆によって国連職員が建物から出れなくなったとの想定のもと
行われた。
PKO司令部の要請で自衛隊員20名が、軽装甲車で駆けつけ拡声器で警告。
防護盾を持った隊員が群衆を退散させる。
この訓練では、不快な音の出る長距離音響発生装置と言う機器も使用された。
又宿営地共同防衛訓練では、宿営地外壁に食糧等求めて住民が集結し多国軍へ石を投げ
たり武器を持ちだしたので近くの宿営地の自衛隊員が英語で投石等止め離れる様に警告。
いずれの場合も武器使用の可能性があるが、手の内を明かす事となると言う理由で武器
使用するのは公開されなかったとの事。
是まで駆けつけ警護の初めての任務を負う11次隊要員は8月から派遣準備県連開始。
9月に駆けつけ警護等の実働訓練を非公開で行う。
10月に入り警告射撃で暴徒を追い払う訓練を非公式で実施し稲田防衛相が視察。
そして今回の報道陣への公開となった。
政府は現地情勢や訓練の習熟度から判断し、11月中旬に新任務の活動内容の実施計画
を閣議決定する方針を明らかにした模様。