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来年度予算概算要求は税収の200%の100兆円弱か?

2011-10-01 08:21:23 | Weblog
政府は例年に較べて遅れて居る2012年度一般会計予算の各省庁の概算要求
を締め切りました。

今回の概算要求で東日本大震災や福島電発事故の復旧・復興関連に上限を設け
なかった関係で3兆5千億円程度に膨れあがりかくも巨額な要求になった。

当初概算要求に対しては昨年度比で人件費等除いた額の10%削減で要求する
事を申し合わせ大体93兆円程度に抑えるとの事だったのではないか?

其れが膨れに膨れて99兆円とは恐れ入って言葉も出ません。

凡そ100兆円と言う事は我が国のGDPの20%に相当します。

我が国の税収は恐らく44兆円位となると稼ぎの2倍の暮らしをしょうと言う
事になります。

そして足らない部分は赤字国債で埋めるとなると益々我が国の債務残額は増える
一方です。

勿論今年は東日本大震災と言う不測の事態が起きたのでその点は考慮すべきです。
がこの一般会計とは別に今すぐ本年度第三次補正予算編成が迫って居ます。

是も16兆円余で11兆円余は臨時増税に頼らざるを得ないと言う事態です。

今回の概算要求で経済成長・地域活性化に繋がる事業に計上する「日本再生重点化
措置」の予算額は7千億円の枠から3倍の2兆円を要求しています。

国債費等借金返済以外の実際政策に使用される予算額は本年度当初予算の71兆円
を遙かに超える金額で最早財政の健全化とは程遠いものとなりそうだ。

環境省の放射性物質で汚染された土壌の除染予算・放射能汚染廃棄物処理費等や
農水省の放射性物質による農畜産物への影響調査等は急を要するものでヤムを得ない
事ですが、有効に使用する計画はあるのか?

今後この概算要求に、優先順位をつけて何処まで圧縮出来るか?
野田政権の腕の見せ所でもあります。

今後各省庁と調整されて最終的来年度予算案が編成されるでしょう。

しかしこの来年度予算案が果たして年末までに間に合うのか一抹の不安もある。

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