kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

助けられる

2008-05-01 | 陸上競技
昨日、故障気味の生徒に何とか手当をしたいと思いあれこれ動きました。「そこまでやらなければ回復しない選手なら手をかける必要はない」と言われたのですが、根本的な性格が変わりませんからついやってしまいます。これは変わろうとしていないからかもしれませんね。普段なら「自分が変わらなければ」と思うところなんですが、この辺りは今の自分にはできませんね。甘いですね。

先日治療のために買い物をしたのですが、もう少しきちんとした治療道具を買おうと思いお店にいきました。普通の酒屋さんですが自然療法に詳しくて様々な話を聞かせてくれます。
治療器具を買おうと思って相談をしたらなんと8万円近くするという話でした…。高い…。結構こな器具だけで治療院を開いている人もいるので効果があるのだと思います。

何とかして治療をしたいんだが…という話をしているとそこのお店の方が「良かったら貸しますよ!」と言って持ち掛けてくださいました。その上身体をほぐす方法も教えてくださいました。ありがたい事です。

通常の治療院では60分4000円程度かかります。それを無料で貸していただきました。「先生も大変ですね」といって笑って貸してくださいました。必要な道具は以前購入していたのでそれを使用して治療しました。どこまで回復するのかは分かりませんが出来るだけの事をしたいと思います。

こうやって自分達の取り組みを理解して支援していただけるというのは非常に嬉しいですね。なかなかない事だと思います。選手はこの事に感謝をして恩返しをしようという気持ちを持たなければいけません。1日だけでしたが、今日返しに行った時に「またいつでも言ってくださいね」と優しく声をかけていただきました。本当にありがたい事です。

この事は先ほどのblogにもつながる部分だと思います。顧問がどれだけ本気になって動いても、伝えようと話をしても選手自身がやらなければ意味はありません。顧問の力が無いからと言われても仕方ないのかもしれません。どれだけ話しても本気になり切れない選手をどうすれば本気にさせることができるか。指導力なのか私の人間性なのか…。

私が動き過ぎるから全体的に「なんとかなるだろう」と思ってしまうのかもしれません。助けてもらう方々に失礼のないようにしなければいけません。「何とかなる」わけではありません。負けてもいいから、気持ちが前面に出ない者はリレーから外そうと思っています。チームとしての取り組みが出来ないのに、勝って中国に行ってはいけないと思います。妥協はしないつもりです。青春ゴッコには付き合えませんから。

冷たいのかもしれませんが、様々な方に支えられているのにそれが理解できないなら強くなってはいけないと思います。県選手権、リレーは棄権するかもしれません。選手にも理由を話しました。どんな気持ちで顧問がそんな話をするのか…。考えて欲しいですね。

助けてもらえる自分達の存在を選手全員がどう思うか…………。当たり前ではありません。あれだけ話して選手は何を思うのでしょうか。私が期待し過ぎなのかもしれません。出来ないのが当たり前なのかもしれませんから………。
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許せないモノ

2008-05-01 | 陸上競技
今日はスポーツテスト。昨日の暑さだったら完全にバテますが今日は曇っていて風も微妙に吹いていたので涼しかったですね。今年は50m走以外にも市の競技場で男子は1500m、女子は1000mを走ります。

朝の時点で「体育のシューズではなくランニングシューズで走ること」と指示を出しました。うちの体育シューズはかなり硬く、ベタベタ走りになります。スポーツテストなんかは思っている以上に身体を動かすので万が一に備えてきちんとしたシューズで走るようにと。硬い靴で走って足を痛めたらこれほど馬鹿な事はありません。周りは体育シューズで走るのに自分だけがランニングシューズで走るのが恥ずかしいと感じるなら、結局大切なモノが分かっていないのです。そんな低レベルの注意をするなんて選手に失礼かなと思いつつ、最低限の注意で終わらせていました。

実際に始まるとなんと2人、体育シューズで50mを走っている者が…。ありえません。朝の段階で気をつけるように指示を出したにも関わらずそれでもまだ分からないのか???細かい部分まで気を配れないのは何故か?たったこれだけの事が出来ないのに他の事が出来るのか?

ケガをしない可能性も高いですが、それでも気を配る必要があると思います。もしこれでケガをしたらどう責任を取るのか?考えなければいけません。リレーを組むのに誰か一人の配慮不足が致命的なミスにつながる危険性があります。
地区大会前後からかなりこのあたり言い続けています。自己管理をしっかりしていかなければチームの足を引っ張る事になる。だからやるべき事に手を抜かずきちんと取り組むように話をしてきたのです。その意味が全く分かっていません。

今日電話である人と話しました。結局どれだけ本気になって競技に取り組めるかだという結論に達しました。まーこれは以前から分かり切った事ですが。元々強い選手なんてごく一部です。強くなるためには「どれだけ本気になれるか」が大切です。結局どれだけの素質があっても「本気」になれないから、それなりの結果しか出せません。そこまで求めるのは高校生には厳しいかもしれません。でも「本気」になれるかどうかで結果は大きく変わるのです。あれもやりたい、これもやりたい、全てで結果を出したい。それは無理だと思います。かなりの覚悟と強い意志がなければ、全て中途半端に終わります。「これに賭けるんだ」という強い気持ちを持つ選手が本当に強くなる。ケアや補強などもこの辺りで差が出て来るので回復しなかったり故障を繰り返します。本当に「強くなりたい」と思うなら自分自身がやるしかないと思います。他の人に任せて結果だけは出したいというのは甘すぎます。

こういう内容を書くと「なんて厳しい事をいうのか?」「相手は高校生なんだからそこまで言わなくても」と気分を害する人もいるかもしれません。息がつまると感じる選手もいるでしょう。だからといって許していったら「本気で取り組んでいる選手」にはマイナスになります。やはり許してはいけないと思います。

チームとして動くのだから考えないといけません。本人が「やるんだ!」と言えば顧問は信じます。が、簡単に裏切られます。そんな関係を続けるのが教育です。何度も繰り返す中で少しずつ前進していきます。

もう前に進しかないとないと思います。残された時間をどう使うかです。本気になれなければ後悔の涙を流す事になります。私に出来る事は言い続けること…。伝わる日がいつか来るのか??いつかでは間に合いません。自分の事として理解していかなけば絶対に失敗します。なんとかできればと強く思います…。
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