今日も暑かったですね。昨日の雨がひどくて、ムシムシした空気でしたね。身体がダルイ感じだったかもしれません。
練習は軽目に。動きの確認をしました。これまでやってきたことを大会前にきちんと意識させました。本当に軽目に。明日試合前のポイント刺激を入れて総体を迎えます。
大会に向けてミーティングをしました。「リレーに対する想い」と「3年生のために」という話を中心に。取り組み方や考え方を今さらどうこう言っても上手く伝わらない気がしたので、私の「想い」を中心に話しました。何か感じてくれるでしょうか?
高校時代、私にとってリレーはそれほど大きなウエイトを占めるものではありませんでした。そういう指導はありませんでした。4継に関しては3年生になって初めて出場した気がします。マイルも1走以外は走ったことはありません。そのレベルの意識でした。チームとしてどうこうではなく、「個人」でどうするかという部分しかありませんでした。今考えると情けない話です。
大学に入り初めてマイルの2走を走り、4年生の先輩から「kaneko君の走りに感動した。最後の大会でみんなでマイル決勝を応援出来て良かった。ありがとう。」と言われました。自分が学校の代表として走り、その走りが周りに「感動」を与え、「心」を動かす。それを感じた時、リレーに対する想いが大きく感じました。高校時代は本当に「個人」でやっていた気がします。学生になり「チーム」としての取り組みを知り、やっと「陸上競技」の本質に触れた気がします。「個人種目」だからこそ「集団」の力が問われるのです。
特にうちのように「普通のチーム」が戦うためには「心」が一つにならなければいけません。「商工の○○は強いからリレーが強い」と言われるチームではありません。もちろん、うちの選手達にも力があるとは思いますが、「絶対的な力」で戦うチームではありません。「○○が強い」のではなく「チームとして」の強さを目指してきました。リレーを走る4人だけでなく、みんなの「想い」があるから走れるのです。だから、「心」について話をしてきました。同じ方向を向いて、想いを背負って走る選手でいて欲しいと願っています。
あとは3年生に対して…です。本当に色々な事がありました。笑えないレベルの内容がたくさんありました(笑)。我ながらよくここまできたなという感じです。
この3年生が入学してくる前に女子は3人しか走れる選手がいなくて、それでも「中国を目指す」といって冬期を越えました。様々なトラブルを乗り越え、本当に初めて中国への切符を手に入れました。この時、男子の4継は決勝で「30センチのオーバーゾーン」で失格。みんなの想いを背負って走ったから届いた中国でした。
この時からうちの本当の取り組みはスタートしたと言っても過言ではありません。辛い事のほうが多かったですが。なかなかチームとして成熟せず、上級生は逃げていきました。苦しい部分や私の言っていること、求めている事を理解できない日々が続きました。1年生が入って来てなんとかリレーを組めるようになりましたが、極度の貧血で全く走れない。総体前は競技に取り組む意識が高まらない最上級生の行動でチーム状態はボロボロ。そんな状態なので総体中に熱中症になりマイルのラップで67秒…。替わりの選手は1人もいませんでした。決勝では点滴をうち走り切って65秒…。走れただけでも十分でした。それでも奇跡的に4継とマイルで中国へ。頑張って来た他校の3年生の分まで走ろうと誓って走りました。
多くの衝突もあり、こちらの求めるモノが伝わらず足踏みをしてきた。それでもうちのチームがあるのは今の3年生2人がいるからです。この2人がいなければ今の状態はありませんでした。それだけの大きな存在です。
下級生は今の状態が「当たり前」かもしれませんが、今の3年生が積み上げて崩してを繰り返してきたからある「今」なのです。総体の先の事はまた考えればいい。今は3年生のために「出来ること全て」をやる。万が一67秒かかったら他の者が60~61秒で走ればいい。ラスト50で失速して止まる事があってもそれを補うくらい他の者が走ればいい。足が止まりそうになったら、走っていない者が声を枯らして力を与えればいい。そうやって恩返しをしていけばいい。
そんな話をしました。その後はキャプテンからの申し出で、選手だけのミーティングを実施。どんな話をしたかは分かりませんが、「想い」をきちんと口にしてくれればと思います。言葉が足らなくてもチームに与える影響はあるはずです。それを感じられないチーム状態ではないはずです。何を想ったか…。うちの「戦い方」ができればと思います。
総体まであと数日。大切な時間を過ごせたと信じます。
練習は軽目に。動きの確認をしました。これまでやってきたことを大会前にきちんと意識させました。本当に軽目に。明日試合前のポイント刺激を入れて総体を迎えます。
大会に向けてミーティングをしました。「リレーに対する想い」と「3年生のために」という話を中心に。取り組み方や考え方を今さらどうこう言っても上手く伝わらない気がしたので、私の「想い」を中心に話しました。何か感じてくれるでしょうか?
高校時代、私にとってリレーはそれほど大きなウエイトを占めるものではありませんでした。そういう指導はありませんでした。4継に関しては3年生になって初めて出場した気がします。マイルも1走以外は走ったことはありません。そのレベルの意識でした。チームとしてどうこうではなく、「個人」でどうするかという部分しかありませんでした。今考えると情けない話です。
大学に入り初めてマイルの2走を走り、4年生の先輩から「kaneko君の走りに感動した。最後の大会でみんなでマイル決勝を応援出来て良かった。ありがとう。」と言われました。自分が学校の代表として走り、その走りが周りに「感動」を与え、「心」を動かす。それを感じた時、リレーに対する想いが大きく感じました。高校時代は本当に「個人」でやっていた気がします。学生になり「チーム」としての取り組みを知り、やっと「陸上競技」の本質に触れた気がします。「個人種目」だからこそ「集団」の力が問われるのです。
特にうちのように「普通のチーム」が戦うためには「心」が一つにならなければいけません。「商工の○○は強いからリレーが強い」と言われるチームではありません。もちろん、うちの選手達にも力があるとは思いますが、「絶対的な力」で戦うチームではありません。「○○が強い」のではなく「チームとして」の強さを目指してきました。リレーを走る4人だけでなく、みんなの「想い」があるから走れるのです。だから、「心」について話をしてきました。同じ方向を向いて、想いを背負って走る選手でいて欲しいと願っています。
あとは3年生に対して…です。本当に色々な事がありました。笑えないレベルの内容がたくさんありました(笑)。我ながらよくここまできたなという感じです。
この3年生が入学してくる前に女子は3人しか走れる選手がいなくて、それでも「中国を目指す」といって冬期を越えました。様々なトラブルを乗り越え、本当に初めて中国への切符を手に入れました。この時、男子の4継は決勝で「30センチのオーバーゾーン」で失格。みんなの想いを背負って走ったから届いた中国でした。
この時からうちの本当の取り組みはスタートしたと言っても過言ではありません。辛い事のほうが多かったですが。なかなかチームとして成熟せず、上級生は逃げていきました。苦しい部分や私の言っていること、求めている事を理解できない日々が続きました。1年生が入って来てなんとかリレーを組めるようになりましたが、極度の貧血で全く走れない。総体前は競技に取り組む意識が高まらない最上級生の行動でチーム状態はボロボロ。そんな状態なので総体中に熱中症になりマイルのラップで67秒…。替わりの選手は1人もいませんでした。決勝では点滴をうち走り切って65秒…。走れただけでも十分でした。それでも奇跡的に4継とマイルで中国へ。頑張って来た他校の3年生の分まで走ろうと誓って走りました。
多くの衝突もあり、こちらの求めるモノが伝わらず足踏みをしてきた。それでもうちのチームがあるのは今の3年生2人がいるからです。この2人がいなければ今の状態はありませんでした。それだけの大きな存在です。
下級生は今の状態が「当たり前」かもしれませんが、今の3年生が積み上げて崩してを繰り返してきたからある「今」なのです。総体の先の事はまた考えればいい。今は3年生のために「出来ること全て」をやる。万が一67秒かかったら他の者が60~61秒で走ればいい。ラスト50で失速して止まる事があってもそれを補うくらい他の者が走ればいい。足が止まりそうになったら、走っていない者が声を枯らして力を与えればいい。そうやって恩返しをしていけばいい。
そんな話をしました。その後はキャプテンからの申し出で、選手だけのミーティングを実施。どんな話をしたかは分かりませんが、「想い」をきちんと口にしてくれればと思います。言葉が足らなくてもチームに与える影響はあるはずです。それを感じられないチーム状態ではないはずです。何を想ったか…。うちの「戦い方」ができればと思います。
総体まであと数日。大切な時間を過ごせたと信じます。