合宿最終日、午後からはしっかりと走ろうということになっていました。私はあくまでサポート係ということでメニューに関しては「これくらいですか?」という提案だけ(笑)。実際は他の指導者がプラスアルファで練習メニューを決められました。しっかりと走りこみました。
短短は120m+100m+80m+60m+40m+100mバウンディング(笑)。すごいことになっています。このメニューを4セットくらいは走ったでしょうか(ひょっとしたら5セットだったかも)。かなりハードな内容となります。うちの男子は1人だけでしたが最後まで先頭を走っていました。走力的な部分としては間違いなくレベルアップしていると思います。しかし、声を出してムードを作るということができません。これが大きな課題なのです。走力が上がり自分の走りだけをする。それは簡単です。力ある選手が他の選手に目を向けて全体を盛り上げていくことができなければ、今後のチーム状況は改善されません。みんなの前で大きな声を出す。全体に投げかけることができないのであれば「集中して!!」「良い走りを」くらいの声は出せるはずです。性格的におとなしい部分があるのは確かですがここを変えることができれば大きな成長になると思っています。本当に上のレベルを目指すのであればもう少しリーダーとしての自覚を持ってもらいたいですね。とにかく男子は声が出せません。大きな大会に出たときに間違いなく萎縮してしまいます。いつも声を出せるようになってもらいたいですね。
女子はまずまず。前日のことがありますからそれなりに考えてできるようになっています。1年生エースは1本目からしっかりと力を発揮できていました。目指すところはかなり上のはずです。インターハイに行くだけで満足しないのであればもっともっとレベルの高い練習をする必要があります。他の人の後ろについて走るだけではダメ。不十分です。
キャプテンは1本勝負です。この手の練習では全くと言っていいほど走れません。正確には持続できないのです。1本走ったらそれ以後は人並み以下(言葉が悪いかもしれませんが)。100m1本が最大の負荷なのです。この手の選手を今まで預かったことがないので分かりませんでしたが何本も持つというのは不可能だということが分かりました。それなら1本を最大負荷で走れればいい。その後は我慢の練習。これだけでも効果は高まります。これまでは60mさえも持続できませんでしたが今は120mなら持つようになりました。12秒後半から13秒前半の選手とは遜色なく走ります。まー1本だけ、1本だけの話ですが。先を恐れて1本目で中途半端な走りをするよりはきちんと走れる1本だけでも最大スピードで走るというのが大事です。動きはよくなってきましたね。
この練習中、朝から体調を崩していた者がリタイア。1セット目の途中で体調が悪化したようです。かなり厳し状況だったのは間違いありません。無理をしても意味がないという話を何度かしていましたが結局は途中で走れなくなりました。120mはかなり良い動きをしていたのですが。せっかく動きが変わりつつあるときに離脱。これは今に始まったことではないというのが現状です。足を痛めたり体調を崩したりというのが結構続きます。良い練習ができ始めたらまた中断。これを打ち破らなければいけません。
本人はかなり悔しかったようです。個別に話をしました。入学当初と比べるとかなり変わってきました。とりあえず練習をするという感じでしたし、集中を保つために他の者に継続的に声掛けをさせておかなけえばいけないという状況でした。悪気はないのですが性格的にそういう部分がありました。最近は変わりつつあったのですがどうしてもこういう場面で「弱さ」「甘さ」が出ます。練習だけをがんばろうと思っても無理です。それ以外の時間の使い方が大事なのです。練習できついトレーニングになるとどうしても動きが小さくなります。これはほとんどの選手がそうです。そこでどう考えて練習をするのか?決められたメニュー、決められた距離をやれば良いと思うから動きが小さくなるのです。しかし、本当に強くなりたいのであればその部分は良いことではありません。
結果的に体調を崩すという形で現れました。でもこれは他の部分の「弱さ」「甘え」があったからです。常にマスクをして生活するようにと苦言を呈していましたが「大丈夫」「面倒だ」という感じでマスク着用をしていません。休みの間も同じことだったと思います。きっとそこまで考えていなかったでしょう。3日の練習の時点で「声が出ない」と言っていたので休み期間の生活のリズムが狂っていたのかもしれません。それが結果的に体調不良として現れる。勉強に関しても日常生活に関しても全て「甘え」「弱さ」が出てきます。競技を真剣にやりたいのであればそれ以外の時間を本当に考え直さなければいけません。どれだけ「強くなりたい」という気持ちがあっても、きちんと練習ができる状況にならなければ結果は伴いません。「想い」だけではどうにもならない部分があるのです。
かなり悔しそうでした。少し厳しく話をしましたがこれで私との人間関係が崩れるようであればこれから先の勝負はできません。他の選手も同様ですが私が何を思って選手と話をするのかを感じ取らなければいけないのです。「怒られた」「注意をされた」という事実だけが残りそれ以外の本当に大事なことが分からないというのでは意味がありません。前日の他の選手もそれが分からなければ先はないのです。今回体調不良となった選手、大きな期待をしています。持っている力をすべて出せるようなれば間違いなくうちでトップ争いをする潜在能力があります。この選手が目覚めてくれればうちは本当に上のレベルで戦えるようになると思っています。大きな期待をしている反面、「甘さ」「弱さ」が目につきます。練習以外のすべての面での成長がこの子の力に変わっていくと思っています。今回の悔しさが取り組みを見直すきっかけになってくれたらと思います。期待したいですね。
短長は長めのセット走。長めと言っても200mから20mずつ短くなっていくだけですが。スタートはオープンにしてもらいました。400mを走る選手というのはマイルの中心選手となります。大人数でのマイルの練習と思って走らせました。うちの選手スタートで出遅れて場所とりを失敗します。その後スプリントで取り戻す部分があります。男子はそれでなんとかなるのかなという感じ。もったいないですがかなり走れていると良いう感じがあります。今年はマイルにかけるように言っている男子400m選手、トップスピードはありませんがある程度のスピードを維持することができます。本数を重ねていくと先頭との差も小さくなります。今年男子が勝負をするためにはこの選手が力を伸ばしてくれないといけません。
女子は相変わらず・・・。走りが安定しません。めちゃくちゃ良い走りをしているときもあれば全然走れていない時もある。こういう選手は1本勝負の時には力が出せないと思っています。高いレベルで安定させないと大事な時には悪いほうの動きが出ます。なかなか変わりきれないですね。マイルまで視野に入れて考えるのであればやはり短長の選手の力を重視しなければいけません。昨年末は3年生を走らせて4分7秒9です。最低でも4分4秒を切るくらいの実力派は要でしょう。今の力では大事なレースで大きな失敗をすると思います。安定しないというのは怖いですから。先頭で走れたから良いというのではありません。集団の中の先頭を目指しているようでは今後は戦えないのです。もっと上のレベルの走りをしてもらいたいですね。力はぼちぼちついてきているのかなとは思いますがスピード不足が気になります。このスピードレベルでは上では戦えません。もう4ランク上の意識を持ってもらいたいですね。期待したいと思います。
全体を通じてある程度の手応えは感じられたかなと思います。今やろうとしていることがいい方向に進んでいるのではないかと感じています。技術的にはまだまだやらなければいけないことがありますが、今後のことを考えると課題となる部分が明確になりました。無理やり走るのではなくいかに無駄な力を使わずに走るかです。この部分は私がしっかりと勉強をして行きたいと思います。選手の課題は自分たちが何をやろうとしているのか、そのために必要なものは何かを冷静に判断して行動できるようになることです。高校生にそのようなことを求めるのは難しいと思われるかもしれませんができないことはありません。普段からの生活の中でどれだけ考えながら行動できるかです。練習時間以外の時間が「性格」を作り出します。この部分をしつこく言いました。性格がきちんと前向きにならなければ競技結果も変わりません。「練習だけ頑張る」というのは不可能なのです。全てがつながっていて相互に影響している。だからこそ「日常生活をきちんと送る」というのが大事になるのです。勉強やあいさつなどの基本的なことで手を抜いてしまうと結果的に競技も伸びない。それが全てです。このことをしっかりと理解して物事に取り組んでもらいたいと思います。
まだまだ表面的な変化しかありません。この部分を本物にしないといつまでたっても成長はしないのです。しっかりと考えて取り組んでもらいたいですね。伸びる可能性がある。それを手にするかどうかは本人次第です。サポートしていきたいと思います。
中身の濃い合宿となりました。多くの方に感謝したいですね。
短短は120m+100m+80m+60m+40m+100mバウンディング(笑)。すごいことになっています。このメニューを4セットくらいは走ったでしょうか(ひょっとしたら5セットだったかも)。かなりハードな内容となります。うちの男子は1人だけでしたが最後まで先頭を走っていました。走力的な部分としては間違いなくレベルアップしていると思います。しかし、声を出してムードを作るということができません。これが大きな課題なのです。走力が上がり自分の走りだけをする。それは簡単です。力ある選手が他の選手に目を向けて全体を盛り上げていくことができなければ、今後のチーム状況は改善されません。みんなの前で大きな声を出す。全体に投げかけることができないのであれば「集中して!!」「良い走りを」くらいの声は出せるはずです。性格的におとなしい部分があるのは確かですがここを変えることができれば大きな成長になると思っています。本当に上のレベルを目指すのであればもう少しリーダーとしての自覚を持ってもらいたいですね。とにかく男子は声が出せません。大きな大会に出たときに間違いなく萎縮してしまいます。いつも声を出せるようになってもらいたいですね。
女子はまずまず。前日のことがありますからそれなりに考えてできるようになっています。1年生エースは1本目からしっかりと力を発揮できていました。目指すところはかなり上のはずです。インターハイに行くだけで満足しないのであればもっともっとレベルの高い練習をする必要があります。他の人の後ろについて走るだけではダメ。不十分です。
キャプテンは1本勝負です。この手の練習では全くと言っていいほど走れません。正確には持続できないのです。1本走ったらそれ以後は人並み以下(言葉が悪いかもしれませんが)。100m1本が最大の負荷なのです。この手の選手を今まで預かったことがないので分かりませんでしたが何本も持つというのは不可能だということが分かりました。それなら1本を最大負荷で走れればいい。その後は我慢の練習。これだけでも効果は高まります。これまでは60mさえも持続できませんでしたが今は120mなら持つようになりました。12秒後半から13秒前半の選手とは遜色なく走ります。まー1本だけ、1本だけの話ですが。先を恐れて1本目で中途半端な走りをするよりはきちんと走れる1本だけでも最大スピードで走るというのが大事です。動きはよくなってきましたね。
この練習中、朝から体調を崩していた者がリタイア。1セット目の途中で体調が悪化したようです。かなり厳し状況だったのは間違いありません。無理をしても意味がないという話を何度かしていましたが結局は途中で走れなくなりました。120mはかなり良い動きをしていたのですが。せっかく動きが変わりつつあるときに離脱。これは今に始まったことではないというのが現状です。足を痛めたり体調を崩したりというのが結構続きます。良い練習ができ始めたらまた中断。これを打ち破らなければいけません。
本人はかなり悔しかったようです。個別に話をしました。入学当初と比べるとかなり変わってきました。とりあえず練習をするという感じでしたし、集中を保つために他の者に継続的に声掛けをさせておかなけえばいけないという状況でした。悪気はないのですが性格的にそういう部分がありました。最近は変わりつつあったのですがどうしてもこういう場面で「弱さ」「甘さ」が出ます。練習だけをがんばろうと思っても無理です。それ以外の時間の使い方が大事なのです。練習できついトレーニングになるとどうしても動きが小さくなります。これはほとんどの選手がそうです。そこでどう考えて練習をするのか?決められたメニュー、決められた距離をやれば良いと思うから動きが小さくなるのです。しかし、本当に強くなりたいのであればその部分は良いことではありません。
結果的に体調を崩すという形で現れました。でもこれは他の部分の「弱さ」「甘え」があったからです。常にマスクをして生活するようにと苦言を呈していましたが「大丈夫」「面倒だ」という感じでマスク着用をしていません。休みの間も同じことだったと思います。きっとそこまで考えていなかったでしょう。3日の練習の時点で「声が出ない」と言っていたので休み期間の生活のリズムが狂っていたのかもしれません。それが結果的に体調不良として現れる。勉強に関しても日常生活に関しても全て「甘え」「弱さ」が出てきます。競技を真剣にやりたいのであればそれ以外の時間を本当に考え直さなければいけません。どれだけ「強くなりたい」という気持ちがあっても、きちんと練習ができる状況にならなければ結果は伴いません。「想い」だけではどうにもならない部分があるのです。
かなり悔しそうでした。少し厳しく話をしましたがこれで私との人間関係が崩れるようであればこれから先の勝負はできません。他の選手も同様ですが私が何を思って選手と話をするのかを感じ取らなければいけないのです。「怒られた」「注意をされた」という事実だけが残りそれ以外の本当に大事なことが分からないというのでは意味がありません。前日の他の選手もそれが分からなければ先はないのです。今回体調不良となった選手、大きな期待をしています。持っている力をすべて出せるようなれば間違いなくうちでトップ争いをする潜在能力があります。この選手が目覚めてくれればうちは本当に上のレベルで戦えるようになると思っています。大きな期待をしている反面、「甘さ」「弱さ」が目につきます。練習以外のすべての面での成長がこの子の力に変わっていくと思っています。今回の悔しさが取り組みを見直すきっかけになってくれたらと思います。期待したいですね。
短長は長めのセット走。長めと言っても200mから20mずつ短くなっていくだけですが。スタートはオープンにしてもらいました。400mを走る選手というのはマイルの中心選手となります。大人数でのマイルの練習と思って走らせました。うちの選手スタートで出遅れて場所とりを失敗します。その後スプリントで取り戻す部分があります。男子はそれでなんとかなるのかなという感じ。もったいないですがかなり走れていると良いう感じがあります。今年はマイルにかけるように言っている男子400m選手、トップスピードはありませんがある程度のスピードを維持することができます。本数を重ねていくと先頭との差も小さくなります。今年男子が勝負をするためにはこの選手が力を伸ばしてくれないといけません。
女子は相変わらず・・・。走りが安定しません。めちゃくちゃ良い走りをしているときもあれば全然走れていない時もある。こういう選手は1本勝負の時には力が出せないと思っています。高いレベルで安定させないと大事な時には悪いほうの動きが出ます。なかなか変わりきれないですね。マイルまで視野に入れて考えるのであればやはり短長の選手の力を重視しなければいけません。昨年末は3年生を走らせて4分7秒9です。最低でも4分4秒を切るくらいの実力派は要でしょう。今の力では大事なレースで大きな失敗をすると思います。安定しないというのは怖いですから。先頭で走れたから良いというのではありません。集団の中の先頭を目指しているようでは今後は戦えないのです。もっと上のレベルの走りをしてもらいたいですね。力はぼちぼちついてきているのかなとは思いますがスピード不足が気になります。このスピードレベルでは上では戦えません。もう4ランク上の意識を持ってもらいたいですね。期待したいと思います。
全体を通じてある程度の手応えは感じられたかなと思います。今やろうとしていることがいい方向に進んでいるのではないかと感じています。技術的にはまだまだやらなければいけないことがありますが、今後のことを考えると課題となる部分が明確になりました。無理やり走るのではなくいかに無駄な力を使わずに走るかです。この部分は私がしっかりと勉強をして行きたいと思います。選手の課題は自分たちが何をやろうとしているのか、そのために必要なものは何かを冷静に判断して行動できるようになることです。高校生にそのようなことを求めるのは難しいと思われるかもしれませんができないことはありません。普段からの生活の中でどれだけ考えながら行動できるかです。練習時間以外の時間が「性格」を作り出します。この部分をしつこく言いました。性格がきちんと前向きにならなければ競技結果も変わりません。「練習だけ頑張る」というのは不可能なのです。全てがつながっていて相互に影響している。だからこそ「日常生活をきちんと送る」というのが大事になるのです。勉強やあいさつなどの基本的なことで手を抜いてしまうと結果的に競技も伸びない。それが全てです。このことをしっかりと理解して物事に取り組んでもらいたいと思います。
まだまだ表面的な変化しかありません。この部分を本物にしないといつまでたっても成長はしないのです。しっかりと考えて取り組んでもらいたいですね。伸びる可能性がある。それを手にするかどうかは本人次第です。サポートしていきたいと思います。
中身の濃い合宿となりました。多くの方に感謝したいですね。