kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習の進展

2013-01-15 | 陸上競技
土曜日は最初の段階でミーティング。これは前の記事の通り。こんな話をしたのかどうか怪しいですが(笑)。書いている途中で色々と話が浮かんでくるので話していない内容も加わっています。逆に書いていない内容もあります。この辺りは選手が読んだ時に何かを感じ取ってもらえたらと思いますね。読んでいるかどうか分かりませんが(笑)。

天候が非常に微妙で雨が降ったりやんだりの状態でした。どう考えてもグランドでは走れないので基本的なことをしっかりとやろうと思っていました。うーん、最近はこの手の練習が多すぎる気がします。もっとしっかりと走らなければいけないと思っているのですがなかなか上手くいきません。きれいな練習で終わっていますね。もっとがむしゃらにひっしに練習する場面も必要かな。元々うちの練習は「気持ち」でやる部分が多いのが特徴です。「強くなりたい」という想いをもってそれを前面に出しながら取り組む。スマートな練習というのはチームカラーとしてはあまりありません(笑)。それでも今は少し変わってきているのかもしれません。12月初旬に卒業生が話した練習内容は本当にひどかった(笑)。今考えると良くあの練習量を文句も言わずにやっていたなと思いますね。そういう「気持ち」だから強くなったのだとは思いますが。

サーキットを行ってから膝の締めを重点的に。次の動きに進むためにもしっかりと基本を押さえておきたいと思います。何のためにこの動きをやるのかを意識できないとやるだけの練習となってしまいます。他の動きをしながらいつの間にかできるようになっていたというのが理想なのですがなかなかそこまでいきません。時間をかけてひたすらやる。これ以外にはないのかなと(笑)。めちゃくちゃ地味です。集中力が保てない選手にとっては苦痛だと思いますが、避けては取れない部分かなと思って取り組んでいます。この過程で軸づくりの練習も。見ていて片足支持での軸が作れません。力が逃げてしまいます。これも感覚的なことが多いのでもっともっと工夫をしないといけないのかなと思います。かなりの時間を要しました。外は小雨ですからこういう練習も必要かなと思いますね。軸づくりをやってから階段へ。

小雨が降ったりやんだりしていましたが、この段階で外で練習ができそうな感じになってきました。もちろん、グランドでは走れませんから駐車場での練習です。ある程度の広さがなければできませんから硬いアスファルトの上でもやっておきたいと判断しました。これで故障してしまったら意味がありません。その辺りの事も各自の認識の問題ですね。最初の動きを行ったところで全体を集めました。かなり暖かく汗をかくかもしれないという状況なのにもかかわらず、ジャージの上下を着て練習をしています。雪が降り寒い中で薄着をしろとは言いません。しかし、このような気温でジャージを着てやるのは・・・。自分で動きやすい服装をするのは最低限の条件だと思っています。暖かいのであれば少しでも動けるような服装でやる。これは「工夫」だと思います。言われてからやるのは誰でもできます。状況に応じてどのようにするのがベストなのかを判断する必要があります。誰かが脱いだら脱ぐというのでは自主性が育ちません。状況状況に応じて自分で判断できる選手にならなければいけないのです。

本当に強くなりたいのであればこの「工夫」という部分が重要なのではないかと最近感じています。見ていると言われた動きをやります。悪いことではありません。しかし、最初は意識しないと動きができなかった部分がいつの間にかリズムや動きができるようになってきます。そうすると「やるだけ」の練習に戻ってしまうのです。特に意識しなくても形ができますからなんとなく練習をしてしまう。しかし、本当に強くなる選手はここで毎回自分の感覚を作ろうとします。どうすればもっと動きが良くなるかを考えて取り組むので1本1本の動きでしっかりとした動きができます。前回と同じことをやろうというだけではなく「もっと良い感覚はないか」と自分で工夫をしながら取り組むのです。感覚的にyくなければ止めるし、良ければもっと工夫をする。この繰り返しで動きが変わるのです。見ていて「やるだけ」になってしまう選手は結局動きも何も変わらずに練習が終わってしまいます。ここは大きな部分かなと感じています。

かなり屋外でドリルを行ってから廊下でマーク走を。その前にこれも思い付きに近いのですが昨年良くやっていたフレキハードルを使ったスイッチングの練習をしました。ある程度スピードが出るようになってきたのでもう少し刺激を入れていきたいなと。昨年は速く動かすことに重点を置きすぎたため重心の移動ができずに末端だけの走りとなっていました。今年は重心の移動ができ始めたのでそれに速く動かすという意識も加えました。意図的に速く動かすことで実際のスプリントでも少しでも速く動けるようにしたいなという感じです。
やりすぎて昨年同様の動きになるのは困ります。あくまで速く走るための要素の一つでしかないという認識を持ち続けたいと思います。股関節が開かずに足先だけの動きになるとこれまでの流れが止まってしまいます。重心の移動をしつつもできるだけ速く動かす。移動するのが最優先事項であとは切り替えがきちんとできること。難しい部分ですがしっかりとやっていくしかないと思っています。余計なことをやっているのかもしれませんが、この部分も取り入れながらもう少し練習を進めていきたいと思います。どちらか一方ではなくですね。

マーク走はスパイクを履いていないので少し距離を縮めて行いました。このときに動きの感覚が悪ければスイッチングの動きを止めようと思っていたのですが本人たち確認すると「意識しやすい」とのこと。私の目だけではなく選手の感覚に問いかけるというのも必要な事なのかと思っています。実際の動きも速く前に進むという感じがありました。今後はスパイクを履いた中でどれだけの動きができるかですね。良い動きができるのであればドリルの中に加えていきたいと思います。

マーク走とフレキを組み合わせて3セットやりました。選手の中からは「もう少し距離を走りたい」という要望も出ていました。こういう部分は大切にしていきたいですね。感覚を確認するためにもっと走りたい。自分のための練習です。意識的に少しは向上してきているのかなと感じる部分です。これが行動のすべての部分につながると本当の意味で成長すると思います。競技に対してだけ意識が高まってもそれ以外の取り組みが変わらなければ一時的な変化で終わってしまうのです。まだまだやることはたくさんありますね。

多くの反省点を残しながらも一日が終わっていきます。シーズンに入るまでにどれだけこの部分を改善できるかですね。時間が足りるか?!ここが全てです。少しずつ着実に進んでいると思っています。しっかりとやっていきたいですね。
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ミーティング

2013-01-15 | 陸上競技
月曜日、成人の日のため休みでした。本来であれば県外に練習に行こうと計画をしていたのですが勉強の面でちょっと時間を確保しなければいけないだろうなと感じていたので学校で練習をすることにしました。朝の時点から天候が悪く屋外での練習は困難な状況。晴れたとしてもグランド状態が悪くとても走れそうにはありません。土曜日に予定していた練習ができていなかったので走っておきたいなと思っていたのですが・・・。なかなかうまくいきません。

練習開始前に少し話をしました。土曜日に話をした続きですね。これ以上話を引っ張っても意味がないですし、練習の質が上がりません。ある程度のところで一線を引かなければいけません。前日に関係者の保護者とも話をしました。競技の部分だけでなくこれから先のことも視野に入れて考えていかなければいけないと思っています。温かく見守る部分も必要になるでしょう。苦手な部分の克服をどのようにするか。大事なことです。

ここ数年、うちの学校は県内ではある程度認知されてきました。うちのジャージを見てどこの学校かわからないという陸上関係者はいないのではないかと(自意識過剰でしょうか?(笑))。県内では決勝に進むのが当たり前となっています。チームによっては大きな波があるチームもあります。選手が集まった時は強いがそれ以外の時はあまり活躍できない。普通の学校ではそういう感じになります。今のうちのチームはある程度の認知があります。それは継続的に結果が残せているからだと自負しています。しかし、あくまで「県内」の話。目指している場所はもっと上のレベルです。中国地区の決勝の常連校であったり、インターハイに常に進む学校でありたい。そこを目指すためにはやることがたくさんあるのです。今、競技以外の基本的なことで多くの時間を使う余裕はありません。最大限の練習がきちんとできて初めて可能性が出てくるのです。

目指すレベルに向けてここで止まっている時間はない。そのことを全員が理解して行動しなければいつまでたっても何も変わりません。土曜日の練習が不足した状況をどうやって取り戻すのか。ここをしっかりと考えていかなければいけません。今のような状況を引っ張っていたらやりたいことの半分もできないのです。ここで割り切って気持ちを切り替えなければどれだけ練習をやっても身にはなりません。また、指導する私も面白くない。面白くないのに毎日来るほど暇ではありません。切り替えができないのであれば勝手にやればいいと思います。冷たいかもしれませんが。

以前から話をしていますが「強い」から良い訳ではありません。一生懸命にやっても強くなれないかもしれない。それでも目標に向かって全力で取り組める選手を応援したいと思います。こちらが「やったほうが良い」といったことを素直に聞き入れてできることをすべてやる。こういう選手であれば応援できます。力があっても手を抜いたり他者の意見を聞き入れないような選手であれば関わっても面白くありません。あくまで指導者の仕事は「サポート」です。私が前面に出て何かをやっているというのでは選手のためになりません。例え選手のほとんどが辞めてしまい一人になったとしてもその一人が一生懸命に強くなりたいと思って練習をするのであればその選手と一緒にやりたいと思います。それが私自身の「覚悟」です。やりたくない人間と一緒にやるほど退屈なことはありません。本気でやるなら選手自信が「覚悟」を持つ必要があります。

選手と指導者は違います。友達ではありません。私が選手に言う言葉を真似して選手同士が言うと気分は良くないと思います。高校生同士です。学年は多少違っても上から目線で物事をいうとトラブルになります。それはキャプテンであっても同様。高校生、できないことが多い。「こんなこともできないの?」という言い方をチームメイトからされたら相手はかなり不快な気持ちになります。そのことを分からなければいけない。当然のことですが今の高校生には分からないかもしれません。技術的なこと以外の部分で「できていない部分」がある。それがある意味当たり前です。お互いに注意をしようという話で終わればいいのですが、それ以上に話が進むと「自分だってできていないじゃないか」と不協和音が生じる。ここも難しいところです。

スカート丈などの基本的なことであればきちんとやっていないものが悪い。そこを注意されるような選手であればうちの部活で競技をする意味はないと思います。「当たり前のことを当たり前にする」ことができていないのですから。他の行動面ではできないことがあるというのは全員が認識する必要があります。できないことをできるようにしていくのが練習でありトレーニングです。このことに関してもかなり話をしました。

どこまで伝わったかは分かりません。これで伝わらずにグダグダしているのであればこれから先はないと思います。しっかりとした取り組みをしてもらいたいですね。
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