kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きを変えるために

2013-01-09 | 陸上競技
水曜日、通常であれば練習は走り込みをするはずなの日程ですがこの日は思うところがあって動きを中心とすることにしました。冬休みの最後に合宿で走り込みをしています。負荷的にかなりやっているので量を追う必要はないかなと。今週末もう一度負荷をかけることができますからそれまでにもう一度動きを確認しておきたいなと思って練習を組み立てました。最初から練習メニューを計画しておくというのはここ最近行っていません。その場その場で必要な練習を判断してやっていきたいと思っています。

前日の練習の中で気になっていた動きがあったのでその部分を朝練の段階からもう一度確認をすることに。軸が作れない所とスイッチングが遅れてしまう部分が目立っていました。やろうとしている動きができません。この1ヶ月間の練習で課題とする部分の修正が少しずつでき始めています。今度はその部分に加えて次の段階に進まなければいけません。ここができるようになるともっと動きが変わって来ると思います。

前日の練習から色々と考えていたのですがどうすれば地面から反発を上手くもらえるかという部分を大切にしていかなければいけないかなと。軸を作るというだけではなくそれを前に進む力に変えていきたい。が、感覚的にここがない選手もいます。感覚作りが最優先になるのかなと感じています。様々な動きをやりながら作っていきたいと考えてました。朝練は30分程度しかありません。この限られた時間の中で何をするのか?あれもこれもやりたいタイプですからなかなか大変です(笑)。前日の練習からかなるやっているのでふくらはぎはパンパンだと思いますがこのチャンスを逃したくはないなと感じていました。多少負担はかかっても今がすごく大切だと思っています。やっぱり時間が足りませんでした(笑)。それでも少し変化があるかなという感じを得ることができました。

午後の練習開始前に各方面に連絡をしました。年末に色々とあって県外に練習に行こうと考えていました。以前から何度もお世話になっている岡山県の先生の所に行って色々と勉強をさせてもらいたいなと。が、やはり1月は厳しいですね。どうしても商業系の検定と重なるので勉強優先しないといけません。大変申し訳ないのですが今回は見送る事にしました。可能なら練習に行って勉強をさせてもらいたいですね。

練習はサーキットから。ここは通常通りです。何度も言ってきましたがトレーニングは自分のためです。単にやるだけで終わらずしっかりとやっている動きを意識する必要があります。細かい事を意識すれば身体の使い方も上手くなります。そのためのトレーニングだと最近は思っています。筋力を上げるだけではなくどうすれば自分の身体をコントロールして意識的に動かす事ができるかというのは大切な事だと思います。特に疲れてきてからの動きというのが大切になるのかなと考えています。繰り返しです。

そのまま屋外でドリルをやりました。通常であればすぐに次の練習に入るのですが上述のように動きを変えるチャンスだと思っています。しつこいくらいに動きをやってこの部分を本物にしていきたいと考えています。やっていくうちに少しずつ動きが変わっていくのが分かります。意識をする事で必ず動きは変わると思います。感覚がない選手はやって行く中で感覚やタイミングをつかむ必要があります。ひたすらやるというのが一番の近道なのかなーと。かなりやりました(笑)。

走れる状態が出来たのですが加速段階の動きもやっておきたいという事でマーク走を。少しずつスピードを上げて行く感覚を身につけてもらいたかったので。理由はよく分かりませんが、何となくその方が良いかなと感じたので(笑)。まー元々走り込む予定はなかったのだ他の事をやっておいた方が良いかなという考えが頭の何処かにあったのかもしれませんね。この動きはここ最近で一番良かったと思います。暗くなっているから速く見えたのか実際に速かったのかは疑問ですが(笑)。もったいないのでそのままの勢いで中間のマーク走までやりました。ここの距離設定が微妙な所です。一本目は少し距離が広くなってしまい動きが緩慢になりました。これも見ていてそう思っただけなのですが、選手に聞いてみると少し広いかもしれないとのこと、
すぐに少し狭くして対応。その後はかなり良かったですね。

バトン走を行ってからはタイヤを使った練習。ひたすら引っ張るのではなく色々な動きを行いました。そこまでの練習の流れを意識しながらどうしたら進むかを考えていきました。進もうとするのをタイヤがあって進めない。その状況のなかでどうすれば前に進むかを感じ取る必要があります。何種目か組み合わせていきましたがハマった選手は抜群に進んでいました。この手の練習をやると選手の表情も明るくなります。楽だからではなく前に進む感じが分かってくるからです。

中間以降ピッチで走っている選手がいます。重心が移動する前に脚を落としてしまう。脚は動くけど前には進まないという走りです。中学時代は深く考えなくても進んでいたかもしれません。しかし、高校で記録が出ずに苦しんでいました。それは中間で進まないからです。この動きを改善する事ができたらかなり強くなると思います。この日は進み始めていました。本人は気持ち悪いと話していました。ひたすらピッチで走っていたので感覚的に違うのでしょう。単に進むというわけではなく、今後はこの進み具合に合わせてピッチを上げていければめちゃくちゃ走りが変わると思います。期待したいですね。

最後に補強をして終わり。いつの間にかやらなくなってしまっている補強がありました。思い出してやってみるとかなり苦しそうでした。今やろうとしている脚の入れ替えのためにはすごく大切な練習かもしれません。忘れないように練習のどこかにいれていきたいですね。

雰囲気も明るくなってきました。いい方向に進み始めたかなという感じがあります。まだまだやらなければいけない事がたくさんありますがしっかりとチームを作って行きたいですね。楽しみです。

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練習開始

2013-01-09 | 陸上競技
新学期が始まり気分一新で練習開始です。11時前には学校が終了したので練習開始を12時としました。通常よりも時間が確保できるので最大限の練習をしたいと思っていました。

色々と思うことがあって朝練から動きの確認をしました。時間があるときしかじっくり説明をしながら練習を進めていくことはできません。平日であれば最大でも3時間しかできませんから流れを止めて説明することはできないからです。やること、やりたいことがたくさんある中でドリルばかりに時間はとれません。感覚づくりは本当に大切ですし合宿で動きの変化が見られました。今の取り組みの方向は間違っていないという感じがあったのでその方向をもっと進んでいきたいと思っています。これまでやってきたことに今回の合宿で感じたことを学んだことを加えながらやっていきたいですね。

練習開始時に少しだけ話をしました。練習日誌についてです。これに関しては毎日継続的に書くように指示をしています。本来であれば自分たちで自分のために書くものが日誌です。私に見せるために書くわけではありません。日誌の中身が変わってくると選手自身の成長も見られます。今の選手の日誌を見てみるとどうしても「その日にやったこと」を書く傾向があります。これではほとんど意味がないと思っています。時系列でやったことをひたすら書くというのでは「心」の変化は生まれません。ここが大きな部分だと思っています。何のために書くのか?これは練習を何のためにやるのかというのと同じこと。しっかりと振り返りながら書いていってもらいたいですね。

練習はサーキットから。これはいつも通り。その後は色々とやりました。県合宿前後から行っている動きを前半部分において進めました。朝練の段階でも同じようなことをやっています。合宿でも集中的に行っていますからそれなりに動きの変化が見られます。動きが小さくならないように動かし始める場所をしっかりと意識しながらです。合わせてスイッチングの動きを。こちらが思っていた以上にできないですね。かなりの時間を要しました。選手と感覚の確認をしながら進めていったのですがどうも上手くできません。この感覚がある選手というのは最初からある程度のスピードで走れるのだろうなと感じました。無駄な力を使わずに走る。一瞬の動きの切り替えができなければ前には進みません。うちの選手の半分くらいは無理やり力で進もうとします。動きが硬い。ここが克服できると大きく変わってくると思うのですが・・・。

様々な動きをさせながら狙いとする動きを行わせました。うーん、それでもできません。タイミングが全く合わないですね。巧緻性というか調整力というか基本的な部分をもっと磨いていかないといけない気がしています。それに合わせて「軸」の感覚がありません。接地した時に衝撃に耐えられずに潰れてしまいます。これも「無理矢理走る」という部分につながっていきます。一瞬のタイミングです。潰れているとそのタイミングを逃してしまいます。地面からの反発が上手くもらえないので結果的に自分の力で動かす部分が大きくなる。この感覚も難しいのかなと思います。うちの跳躍選手はこの部分が優れています。軸を作ってしっかりと反発をもらう。動きに力みがありません。もともとできていたというよりは練習の中で身に着けたのかなという感じがあります。できない選手にどうやってその感覚をみにつけさせるか。私自身の勉強になりますね。

色々とやって最後にバトン走。かなり良い動きになっていました。もちろんまだまだ課題はありますが選手たちもそれなりの手応えを感じているようです。トップスピードを上げながらも加速段階などの部分も修正していかなければいけません。やることが山積みです。どこから手を付けるのか(笑)。やっていくしかないですね。

この時点で15時(笑)。16時練習終了予定が・・・。それでもトレーニングを予定していたので実施。やりたいことは時間があるときにしかできません。ウエイトをやってから外補強へ。シャフト補強のみとしました。先ほどの練習の中で接地で潰れてしまうというのがすごく気になっていました。この感覚をどうにかしないともうワンランク上には進めないなという感じがあったので。どうすればこの感覚を身につけられるか?地道にジャンプ系の練習を増やしていこうという思っています。シャフト補強でも潰れてしまったり移動が不十分であったりするので改善の余地はありますね。

こういう練習を見ていて思うのですが、技術的な練習だけをしていても改善はされないという気がしています。トレーニングや他の部分でも同じように感覚を身につけないと動きは変わらない。ドリルだけでこの反発をもらう感覚を強化するのは無理かなと。基本的にその感覚がないのですから。ないものをやれといってもできません。できるように他の視点から他の切り口から感覚づくりをしていく必要があります。これができるようになることで結果的に動きは変わってくるのではないかと。思っているだけなのでもう少し色々とやってみないといけないとは思いますが。

結局練習終了は17時(笑)。5時間練習です。これだけの練習に耐えられる精神力はある意味立派。これがいい方向に進んでくれたらとは思います。1月の課題はある程度明確になりました。時間をかけてしっかりと組み立てていきたいですね。
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