kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

卒業式まで~2月28日その2~

2013-03-02 | 陸上競技
続きです。

文集とDVDが完成したのですが、DVDのラベルが無くて寂しいという話になりました。確かにここまでやったら最後まできちんとやりたいなーという感じはありますね。ということで思いつきで作成を始めることに。今回同じ商業科の先生が手伝ってくれていました。一生懸命やっている生徒を全力でサポートしてくれていました。この制作作業が上手く行ったのはこの先生のおかげだと思っています。生徒は多くのひとに支えられ、見守られてここまで来ているなーと実感しました。このような生徒想いの先生はもっともっと評価されるべきだと思います。

ソフトのインストールだけ私がやってあとはその先生と生徒に任せることにしました。申し訳ないなとう気持ちはありましたがとてもそこまで手紙回りませんでした。インクジェットプリンタで直接印刷出来るタイプのDVDではなかったのでラベルに印刷してそれを貼る作業まで。かなりの時間を要したようですが無事完成。この子達のエネルギーは本当にすごいと思います。何かに一生懸命になる、中途半端ではなくとことんやる。多くの学校行儀 行事を通じて身につけることができたのだと思います。

ラベル作成のタイミングで来客が。この子達が2年生の時に副担任をしてくれた先生が来てくれました。昨年度末の人事異動で転勤されたのですが、クラスの生徒達のために花をもって来てくれました。生徒は本当に愛されてるんだなと改めて感じました。この先生が離任される際には生徒一人一人が花を渡して感謝の気持ちを伝えていました。この時多くの生徒が涙を流していたことを昨日のことのように思い出します。普段泣かない子がボロボロないていました。それだけこの子達にとって大きな存在だったのだと思います。その「想い」に応えてもらえたというのが本当に嬉しいですね。

更に教室の掃除も手伝って(?)くれました。「もー汚い」と言いながらもテキパキと。学校に残っていた生徒と一緒に片付けを。よくよく考えてみるとここ最近は掃除ができていませんでした。何故か分からないのですが砂がかなりありました。5人くらいで一緒に掃除。生徒も元副担任と一緒に何かができるというのを喜んでいました。この辺りで私はこっそり教室を抜け出し、実習棟にいる他の生徒を呼びに。教室に戻らせて会わせてあげたいと思ったので。多くの人から愛されているというのを言葉だけではなく実感することが大切です。やはり感謝ですね。

その後、数人で体育館で呼名練習。本当にマイクなしで聞こえるかを確かめるためです。間違いなく聞こえるとは思いますが、保護者にも聞こえないといけません。卒業式は生徒にとっても大きなものですがそれを見守る保護者にも大きなものです。自分達が「直接呼んでほしい」という想いだけではなくそこまで考える必要があると思います。
実際にやってみると全く問題なし。そこで放送担当の先生に来てもらってマイクと地声の差を確認することに。マイクを使うとエコーが入るためやっぱりいつもと違うように聞こえるということ。ここで様々な問題が明らかに。いきなりマイクなしで呼ぶと周りの人がマイクが壊れたのではないかと心配をするのではないか。翌日が雨予報なのでいつもより声を出さないといけないのではないか。他の担任も突然マイクなしで呼びたいとなったら放送係の方が困るのではないか。誰かに大きな迷惑をかけることはないと思っていました。あれこれ考えると問題が出てきます。卒業する生徒のためになることであればなんでもやってあげたいと思っていました。特に呼名に関しては大きな迷惑をかける部分はないと思っています。それでも細かいことを考えると色々気を配らないといけないことがあります。

そういう話を聞いていたのでそこにいた生徒が「先生が困るならマイクで良いから...」と言い出しました。私に負担をかけたくないという気遣いを感じました。みんなの想いをきちんと形に示すためにはやはりある程度の人達には知らせておく必要があると思います。副担任と相談して「やりたいと思うけどどう思うか?」という言い方ではなく、「やりますね」という言い方をしようということにしました。大半の人は分かってくれると思います。なかなか難しい部分もあるので。大切な時に生徒に気を使わせたくはありません。「大丈夫だから」と伝えてておきました。余計なことを考えさせたくないですからね。

終わってから教室に配布物を置いておくことにしました。これは我々担任と副担任の仕事です。この作業をしていたらまた生徒が戻ってきました。「手伝いたい」ということなので一緒に準備をすることに。こういう時間が本当に貴重だなと感じました。翌日の事を話しながらワイワイやっていく。これが今までは「当たり前」だったのが最後になる。寂しいなと感じながらも「今」を大事にしないといけないと思ってやっていきました。比較的早く終了。

全員を帰らせたあとに少し教室を離れました。施錠しようと思って戻ったらまた一人教室にいました。まだ居たのか(笑)。突然、「明日の朝DVD見るのは教室が良い」と言い出しました。まー他の場所よりは思い入れがあるでしょうからそれはそれでありかなーと思いましたが、そのためにはプロジェクターやスクリーン、パソコンを準備しないといけません。プロジェクターの話をすると「実はもう借りてきた(笑)」とプロジェクターとスクリーンを後ろに置いていました。やりたいっていう話ではなく、やる気満々だったということです。誰に似たのかこの辺りの行動力と突発的な行動は驚かされます。やるならもっと早く言えば良いのに(笑)←お前が言うなって話ですね。考えておくと話しその場は終了。

あとで冷静に考えて、生徒が強く望むならそちらの方が良いだろうなと判断。誰かに迷惑をかけることになるわけではありませんから。メールでやり取りをして必要なものは翌日の朝一で準備しようということにしました。「思い切ってやれ」と言い続けていましたからね。本当にやりたいことであればやれば良い。それをサポートするのが私の担任としての役割だと思います。ということで当日もバタバタしそうな雰囲気が漂っていました(笑)

全員が帰ったのでやっと自分のことができるかなという感じになったのですが、家族が体調不良になったということなので早めに帰って欲しいということに。慌てて帰宅することに。この時点で結局ほとんど準備はできず。時間がなさ過ぎる(笑)

長くなったのでここで~その2~終了。この辺りから色々と感情的になる話になります。上手くかけるかな~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業式まで~2月28日 その1~

2013-03-02 | 陸上競技
2月28日木曜日、卒業式の前日です。最初のSHRで少しだけ話をしました。翌日の卒業式では「礼服」を着る予定にしていました。生徒から以前、ネクタイ、ネクタイピン、カッターシャツをプレゼントされていました。カッターシャツはピンク色なのでちょっと恥ずかしいんですが(笑)。この日はみんなの前でこれらを身に着けることができる最後の日でした。そのためもらったものを全て身に着けて生徒の前に立つことにしました。「想い」の部分です。私はみんなからもらったものを身に着けて予行練習に参加する。それも「他の人には絶対にわからない」ことです。生徒には「想い」を伝えましたがそれ以外の人にそれを知ってもらう必要はないと思います。共有できる人間というのは限られています。「バカなことを」と思う人もいるかもしれませんが、これが私のクラスの生徒に対する「想い」です。私のためを思って選んでくれたものをみんなの前で身に着ける。形としてはどんなものでも同じかもしれませんがやっぱり「想い」は違うと思います。


この日は3年生だけの卒業式の練習と下級生を交えての表彰式と予行練習。3年生はずっと座りっぱなしです。それはそれでしんどいですね。外は比較的暖かいのですが体育館の中は冷え込みます。ひたすら立ったり座ったりしてあとは呼名練習。前の記事に書いた「自筆の名簿」は使っていません。これは「卒業式」の本番用です。その場で初めて使うから意味があると思っています。それを使って個人的に練習はしましたがみんなの名前を「自筆の名簿」で呼ぶのは避けていました。呼名練習は一度も失敗していません。それが当然なのですが。なんとなく「大丈夫」という感覚がありました。

練習の途中で色々あってかなり雰囲気が重くなりました。「今このタイミングで!?」と思われることがあったので。クラスごとの練習をもう一度やるように言われましたがちょっと拒否。「きちんとやれ」と言われてできるのは当然。ここでもう一度練習をする必要性は感じられませんでした。その後、全体練習となり2クラス分だけ行って時間切れ。いったん教室に戻りました。

すぐに教室に入り全体に話を。「言われたからできた」というには嫌だと伝えました。自分たちの卒業式、主役は他の誰でもなく卒業生です。呼名の返事にしてもその他の行動にしても「自分自身」のためにやるのです。「怒られるからやる」というのは違うと思います。それもあって予行練習では「みんなの顔を見ながら呼名をする」という話をしました。一人一人の顔を見ながら呼ぶことで何かしら訴えかけたいなという気持ちがありました。ここに私自身の「慢心」があったという気がしています。

表彰式終了後、そのまま予行練習となりました。先ほど2クラス練習をしていたので可能ならその2クラスは飛ばしてやろうかという話が突然出てきました。クラスの生徒には「顔を見ながら呼ぶ」ということを伝えていましたから、「全体の前でやりたい」とお願いをしました。一番最初がうちのクラスです。高い緊張感があります。その中で生徒がきちんと返事ができるかというのは「同じ状況」で経験しないと分かりません。呼名の第一声は私自身です。その緊張感も「慣れ」が必要です。

呼名が始まり、生徒の顔を見ながら呼びました。少し時間がかかるかなという気もしていましたが大丈夫かなと。呼んでいって10人目に行く辺りで次の生徒の顔を見る前に奥に立っている生徒の顔を見てしまいました。あっと思い冷静になろうとすると今度は手前に立っている生徒の顔が目に入りました。かなり焦りました。その状況で名前を呼んでしまったので下の名前を目に映った生徒の名前で呼んでしまいました・・・。更に呼ぶ直す時に置く側の生徒の名前で呼んでしまいました。焦っていても苗字は間違えないのですが下の名前がとっさに出てこなくなりました。普段なら絶対にすることのないミスです。私自身が恥ずかしいというのが問題ではなく「間違えられた生徒」の気持ちを考えないといけないのです。本当に申し訳ないと思うと同時に自分自身の「慢心」を悔いました。情けない。一度も間違えたことがないという「慢心」が生んでしまったミスです。これまでなかったのに・・・という気持ちが強く残りました。本人には後程ひたすら謝り続けました。「もー」というくらいで気分を害していないと言ってはいましたがやはり申し訳ないという気持ちが強くありました。本当に自分が情けなかったですね。

終礼で全体に謝りました。翌日は絶対にこのようなことにならない。それを実行するしかないと思っていました。また、翌日の指示も合わせて出しておきました。やることが非常に多い。またせっかく作ったDVDですから全体で見てから卒業式を迎えようという話をして、翌日の集合時間を伝えました。10時から卒業式開始です。通常通りの時間帯に学校に来れば問題なく間に合います。30分程度の内容になるという感じでしたから余裕があるほうがいいので。で、いろいろやって解散。

そのまますぐにDVDと文集作成作業へ。DVDのメニュー画面を作成するために今まで使ったことのないソフトを使用。マニュアルも何もないのでネットで調べながら行いました。どうせやるならある程度きちんとしたモノが良いですからね。かなり手間取りましたが何とか完成。DVD作成で一番課題となる「コピー」も昨年の経験からある程度簡単にできるようになりました。40枚を焼くのに30分程度だったでしょうか。実習教室のPCを使うと台数が多いですからかなりスムーズに進みます。同時に卒業文集も完成させました。今まではプロフィールなどを含んで作っていましたがうちのクラスの生徒たちは「必要ない」という判断で省略。写真を大量に入れるようにしていました。なかなかの出来栄えです。表紙はクラスの生徒が描きました。いや、上手すぎる(笑)。文化祭で作成して「ジブリ」です。また、裏表紙はみんなで総合ビジネス科の「G」という科の略号を作っています。みんなで「G」という意味合いがあるのでしょう。発想がすごいですね。

   

長くなってきたのでこの辺りで「その1」を閉じておきます(笑)。これ、卒業式に到達するまでどれだけかかるんだろう(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業式まで・・・~2月27日~

2013-03-02 | 陸上競技
2月27日水曜日、この日は3年生の登校日。久々にクラスの生徒に会います。この日は2時間の卒業式の練習と同窓会入会式、LHRです。本当にバタバタします。ゆっくり生徒たちと話をしたいなという気持ちがありましたがかなりやることがあってそれが難しい感じでした。これまで多くの時間を共有してきていました。部活の選手も同様。できるだけ時間をかけて話をしたいという気持ちが強くなるのですが、それが叶わない。

式の練習は呼名までやりました。うちのクラスが一番最初に呼ばれることになります。女子がほとんどですからなかなか大きな声がでません。それでも一生懸命に声を出してくれます。全体練習がいったん終わり体育館の中で各クラスで練習をすることに。ある程度声が出ますから大丈夫だろうなと感じていました。すると生徒の中から「声が余所行きで嫌だ」という話が出てきました。確かにいつものような大きな声ではないですから違和感があるのかもしれません。また、マイクを通して聴く声ですからエコーが入ったりします。マイクを使うと大きな声は出せません。「先生、声が大きいのだから直接名前を呼んでほしい」と言われました。「いつもの声で直接呼ばれるほうが嬉しい」と。うーん、この時点ですでに泣きそうでした。

この子たちの名前を呼ぶ。これが担任としての最後の大きな仕事になります。思い入れが強い分、この「呼名」というのはすごく大事なことだと考えていました。実は生徒にはお願いをしていました。通常、呼名をするときは名票を使います。比較的大きな文字で読みやすいように作成します。これは担任が自分で印刷して作成するものです。今回の呼名、一人一人の事を思いながら名前を呼びたいと考えていました。そのためには印刷したものでは嫌だなと。誰が作っても同じものができる。「業務」としてこの子たちの名前を呼ぶのではなく「私個人」として名前を呼びたい。それは「間違っている」のかもしれません。「気持ち」の問題です。「名前を呼ぶ」という行為は傍から見たら同じです。しかし、その子に対する「想い」が入るかどうかはきっと本人たちにも伝わるのではないかと考えていました。

そこで生徒たちに自分の名前を自分で書いてもらうことにしました。他の人には絶対に分からないことです。「意味がない」といわれるかもしれません。しかし、私の中では「大きな意味」がある。この感覚を共有できない人には絶対に分かってもらえないと思います。それで良いと思います。私とクラスの生徒の中で「共有する感覚」です。誰かに分かってもらいたいと思ってやっていることではありません。このblogに書くことがどうなのかという話ですが(笑)。各自が書いた名前を一人一人の事を思いながら読む。読むというのではなく「呼ぶ」というのが正しい表現だと思いますが。生徒が書いた「自分自身の名前」を見て、その子の顔を思い浮かべ「呼ぶ」のです。この意味がどれだけのことか。私にとっては本当に大きなことです。

そういう経緯があっての「マイクを通さずに名前を呼んでほしい」という提案。心が震えましたね。生徒からは「先生が呼名で泣く」とずっと言われ続けていました。その確率は非常に高いと自分でも思っていましたが、こういう話が出てくると更に危うい・・・。担任として生徒からそうやって言ってもらえるというのは本当に幸せなことだと思います。この子たちの「想い」に答えたいと強く思いました。とはいえ、「式」です。他の人と違うことを行ってその「式」を台無しにする事はできません。「主役」である生徒の望みであってもそれをすぐに実行するのは難しい。また、一人の判断ではできないことだと思います。多くの関係者がいてその人たちのこれまでの準備を台無しにしてしまう行為は許されることではありません。大きな葛藤でした。

信頼している方と副担任には相談しました。「ぜひ呼んでやってほしい」と言っていただき背中を押された気持ちでした。副担任は「やればいい」「関係ないやろ」という積極的な後押し(笑)。多くの人に相談したらあれこれ意見が出るからやってしまえばいいという感じでしたね。基本的に小心者ですから一人では決めきれないところがあります。それでも理解者がいて「やればいい」と言ってもらえる。本当に感謝。

で、あとはバタバタ(笑)。当初は中学校に生徒と一緒に行く予定だったのですがちょっと事件(?)が発生してしまいそちらの対応に苦慮するはめに。このタイミングでこんな話か!?って感じでした。卒業式前、何をやるかというところです。中学校に行くのを他の方々にお願いして私自身は師匠に電話をし、学内でも相談。まー大変です。それと同時並行で「卒業DVD」「卒業文集」の作成の手伝い。授業で取り組んでいたのですがなかなか生徒が登校しないので先に進みませんでした。2つのクラスで作成するのであっちもこっちも「どうしよう」という感じになっていました。PC操作で分からないところがあれば手伝う、プリンタの調子が悪くなったら手伝うという感じです。そのままひたすら実習棟で作業。気が付いたら22時・・・。おいおい。とにかく「卒業式までに間に合わせる」というのがメイン。限られた時間しかありません。

以前は「クラスのみんなに」という意味で自分でDVDを作成していました。1回目は全て自分で。2回目は最後の5分間だけ私が作って残りは全て生徒。今回は全て生徒。面倒になったからではありません。「思うこと」があってです。が、その「思うこと」を実行する時間が全くない(笑)。生徒に分からないようにやらないといけないので・・・。帰宅して初めて「朝昼晩ごはん」を食べる(笑)。完全に一日一食です。そして疲れ切って寝る。

卒業式まであと1日しかない・・・。という感じで力尽きました(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業式まで~2月26日~

2013-03-02 | 陸上競技
2月26日火曜日。もちろん平常通りの授業。午前中は授業があって午後からは下級生は卒業式の練習となっていました。授業を終えてちょっと卒業式の準備をしようかと考えていたのですが、色々とあって3・4時間目に体育館の準備を手伝うことに。うーん、ちょっと厳しいですね。かなりやりました。

で、午後からは市役所に行くための準備を。これまでの人生の中で「寄付」をするために何かをしたことはありません。募金箱にお金を入れることはあっても直接手渡しで寄付をするという経験はなかなかできません。ということで多くの人に話を聞いたり、うちの主任が調べてくれたりして「目録」を作成。祝儀袋にお金を入れるのに袋はあるのですが水引が「結婚式用」の「結びきり」しかなくて大捜索。同時展開で生徒が来ていたので「質問されて答えられるように」という準備も。すごい勢いで時間が過ぎていきました。とはいえ、こうやって生徒と関わることができる喜びがある。3年生と一緒に過ごせるのは数日間しかないのです。その数日間を有効に使う。一緒に過ごせる時間を大切にしたいですね。

バタバタしながら市役所へ。生徒が市長に目録を渡す。新聞社が数社来てくれていてパシャパシャ写真を撮る。私も少しだけ取りました。  

あとは座って市長と雑談。これは緊張ですね。特定の誰かに話しかけられているわけではないので質問をされてそれに答えるのは誰なのかという感じで微妙な感じとなっていました。それでも20分くらいは話をしたでしょうか。その後新聞社からの取材を受ける。いやーなかなか貴重な経験です。新聞記者は手慣れたもので必要な情報を短時間で引き出してくれました。生徒もしっかりと質問に答えてくれていました。

これにて本校3年生の「ぞうさんプロジェクト」への参加は終了。活動は終わりますが生徒たちの「心」の中には「地域に目を向ける」という部分が残ってくれると思います。また、こういう活動に参加することで「多くの人に支えられている」ことや小さな子供が「ぞうのために」という優しさを示してくれることで心が温かくなりました。「寄付をする」という行為が最大目標だったはずか、気が付けばそれ以外のことで多くのことを学ぶことができました。人と関わることで「座学」で学ぶこととは全く違うことを学べます。「商業教育」が何か?これは色々な考え方があると思います。しかし、「力を伸ばす」というのが狙いであれば我々が工夫することでできることは限りなく多くなると思います。こういう機会を与えてもらえたことに感謝。

学校に戻りすぐに打ち合わせ。これが終わってからかなり疲弊する出来事が。「原理原則」を主張するならすべての部分でそうしないといけない。同じ話なのに「原理原則」と「グレー」が併存するというのは大きな疑問を感じました。私自身の考え方が間違っているのか。これは不安があったので多くの人に確認をしていきました。やはり・・・ですね。「効率」の部分も考えないといけないと思います。

気が付けば20時過ぎ・・・。あー何もできす(笑)。卒業式まであと3日・・・。本当にできるのだろうか・・・。と考えながら過ごしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業式まで・・・~2月25日~

2013-03-02 | 陸上競技
無事卒業式を終えました。

ちょっと色々とありすぎて1週間くらいblog更新が滞っていました。すみません。一日のうちにパソコンを触る時間が作れないくらいバタバタでした。1週間食事が夕食のみという日程。いやーさすがに・・・ですね。ほぼヘロヘロでした。卒業式を終えてもう一度この数日間を振り返ってみたいと考えています。私自身の心の動きを整理することも必要かなと考えています。

2月25日月曜日、この日は朝から数人の生徒を呼んでいました。先日中学校での「課題研究発表会」が本校生徒主催で行われました。近辺の中学校に行って自分たちのやってきたことを発表するというものです。3回会って2回目に私も生徒引率でついていきました。発表内容そのものは問題はないと思います。しかし、それがきちんと「対象」にあったものであるかどうかを考える必要があるなと感じました。総合実践という授業の内容を発表したり、課題研究の内容の発表なのですがもともとこれは「同級生」「下級生」対象にするものです。ほとんどの者が「知っている」事に対しての説明となります。この段階で「前提が違う」というのがあります。全く知らない人に何かを説明するのであればもっと内容を絞ってきちんと伝える必要があります。細かい部分を全て8分程度で説明するのは不可能です。

何人かを呼んで最後の発表の修正作業を行うことにしました。うちの3年生商業科は「総合実践」という授業の中で「ぞうさんプロジェクト」に参加しました。これは周南市にある徳山動物園に象を呼ぼうというものです。一昨年亡くなった象のまりちゃん。これにより動物園に活気がなくなった。童謡「ぞうさん」の作詞をされている「まどみちお」さんはこのまりちゃんを見て歌を作ったという話です。「徳山動物園」=「象」というイメージがあったのですが、その象徴となる「象」がいなくなった。市民の力を合わせて「周南市にゾウを呼ぼう」というプロジェクトです。このプロジェクトに参加して一人でも多くの人に「地域」に目を向けてもらう。大切なことです。

この中で高校生にできることは何か?全体で考えました。単純に「募金活動」をするというのでは面白みがありません。高校生だからできること。何か「参加している」という感覚を持てるものを作ってそれを販売し、その利益を寄付しようということになしました。少しは私も関わりましたが基本は生徒の発案です。コンサートやチャリティイベントでは「シリコンバンド」が販売されます。これと同じように自分たちでデザインして作成した「シリコンバンド」を販売してその利益を全て寄付しようという流れに。そのことを中学生に発表するのが一番適切なのではないかと。興味が持てるし「地域の活性化」の一翼を担う若い世代にメッセージを送ることができるのではないかと。

このことを準備。同時に1年生の授業もあります。これだけで全く余裕なし。

更にここで大きな問題が。「シリコンバンド」を販売してきましたが、この利益を「寄付」するという一番大事なことを忘れていました(笑)。何のためにやって来たのか分からなくなります。先日の「くるぞうフェスタ」で「卒業するまでにはお届けしたい」と伝えていました。良く考えるとこの日は25日、3月1日まで残された時間はほとんどないのです。かなり危険。商工会議所青年部の方と話をする中で「直接市長に手渡ししてもらいたい」と言われていました。残された日程の中で市長の空き時間を確認してその時間に生徒を連れていくという大変な部分です。すぐに青年部の方に電話をしました。全て段取りをつけてくださるということなのでお任せしました。数十分後に折り返し電話があり、「26日の15時に市長室で」ということになりました。とんとん拍子といえばそうなのですが、余裕がありません(笑)。そこからマスコミに流す文章を急いで作りそれを動物園にメールで送ってもらう。この作業が尋常ではなく大変でした。

参加してくれる生徒を探したりしながらも放課後は会議。何もできずに終わってしまいました。「何もできず」というのは正しくはないですね。めちゃくちゃ色々なことをやっていますから(笑)。卒業する生徒のために何かをしたいと思っていました。やることは決めていたのですがその作業をする余裕がない・・・。という感じの1日でした。

これが月曜日の話。え?まだ金曜日までかなりある。blog更新して卒業式まで到達するのは2日かかるかも(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする