kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

なにができるか

2013-03-11 | 陸上競技
時間が過ぎて行くことで人の記憶は次第と薄れてしまう。風化させないようにしなければいけない悲しい現実であっても、人は様々なことに忙殺されてしまい次第に忘れてしまう。

「悲しいことがあった」としたら人は「しばらく笑ってはいけない」と感じる。その場の空気を感じることができる人であれば誰かに言われるとかではなく何となくダメなんじゃないかと感じる。それが自然。こんな時な笑っていたり夢を語っていたら「不謹慎だ」と言われる。本当は違うのに何となくダメなんだと感じてしまいやらなくなる。これって誰のためになるんだろう。

目の前の事を一生懸命にやる。それしかないんだと思う。何かを悲しむだけではなく、今自分がやらなければいけない事は目の前の生徒ときちんと向き合って大切な事を伝えていく事しかない。

もちろん色々と思う事がある。それをここに書いてもきっと何も生み出さないと考えている。その言葉をうまく表現できるほど文章力も語彙もない。情けない話だが。

多くの人の命が失われ、存在した多くの夢も儚く消えてしまった。それでも我々は生きなければいけない。私達が悲しんで止まってしまったら何も生み出さない。笑ったり一生懸命になる事は決して悪い事ではないし、後ろめたく感じる必要はない。何となくそういう雰囲気になってしまうのは避けなければいけないと想う。

全力で生きたい。それしかできる事はない。不謹慎かもしれないが、我々には目の前に道がある。今の仕事をしている限り伝えていかなければいけない事がたくさんある。それを伝えずに終わるわけにはいかない。

2年前の今日、そんな事を考える時間もなく数えきれないほど多くの命が失われた。その事実を知らず目の前の選手と向き合っていた。卒業生が前日に東京から戻ってきて、顔を見せてくれて涙が出るほど安心した。それは不謹慎でも何でもなく「素直な気持ち」でしかない。

我々が下を向いたらいけない。それだけは間違いないと想う。悲しい事があったとしても、止まったらいけないんだと思う。直接的にその悲しみを体験した事がないから言えるというのは分かっている。悲しみ続けても何も変わらない。それだけは確かだと思っている。

命、これほど尊いものはない。大切にしなければいけない。だからこそ、限られた命を大切に生きていきたい。悲しみに暮れる日々を過ごすのではなく、前を向いて生きたい。

上手く書けません。すみません。断片的な言葉でしか気持ちを記せない自分自身がもどかしい。

前を向きたいと思います。子供達にそういう風に教えてきたから。それを私が実践しないというのはそれを伝えてきた子供達への裏切りになる。

忘れられない日です。誰もが心に刻んでいるはず。それを言葉にするかしないかの違いであって、誰もが何かを感じたはず。

言葉にするというのは本当に難しい。すみません。
コメント
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