kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

真似る!?

2015-12-12 | 陸上競技
Yahooニュースを見て驚いた。私が唯一聴くアーティストであるミスチルの「抱きしめたい」という曲が他の演歌歌手が歌う曲の歌詞と似ているという。気になって見てみると「似ている」のレベルを完全に越えている。「真似る」というのも全く違う。これは完全に「コピー」だ。興味ある方は調べてみてください(笑)。

ミスチルは私が高校の時から聴いている唯一のアーティストです。「抱きしめたい」が発表されたのは20年以上前だと思いますね。今回の「ぬくもり」という曲は今年の5月くらいにCDが発売されたとのこと。YouTubeで聞いてみましたがはっきり言って聞くだけでは「同じ」だとは分かりません。メロディーが違いますから。「抱きしめたい」を聴き続けている私としては「別の曲」ですが、歌詞が全く同じ(笑)。これは「パクリ」と批判されても仕方ないのかなと。歌っている歌手の方よりも作詞した方が問題ですね。

作詞されたのは66歳になる女性の方だと。「ミスチルの事は知らない。偶然同じような歌詞になったのだと思う。」という釈明をされたそうです。うーん、年齢的に知らないというのはありかもしれませんが、20年以上前に発表された曲ですし音楽業界でミスチルを知らない人が本当にいるのか?紅白などに出たことがないから知名度が低いのか?いや、そんなことはないはず。まー私は他の歌手を一切知らないのでひょっとしたら同じ感覚なのかもしれませんが(笑)。

全ての始まりは「真似る」ことからだと思っています。文字を書くのも最初はお手本を真似して書く。絵を描くのも最初は模写。このことを否定することは誰もできないと思います。言葉を話す事も周りの人が話しているのを真似することから始まる。

私達が指導をするとしても最初の段階は他の指導者の「真似」から始まっています。経験則から指導をする人にしても同じ。高校時代や学生時代に誰かから教えてもらったことがそのベースにある。当時教えてもらったことを真似してやっているのです。それは否定される行為ではない。当たり前の話だと思っています。上手くいかなくなるのは「経験則」だけで指導している場合でしょうか。自分がやってきた「成功体験」を他の人に当てはめて「これをやって自分は強くなったからあなた達もやれば強くなる」というパターン。

基本的に私も真似ることをしています。師匠から教えてもらったことを真似てやっている。真似ている間は勝てないと思っています。だから自分なりにオリジナルを持つ。それにより「余計なことして遠回りする」と言われるのですが(笑)。それでも自分なりに動きなどを見ながら指導をしています。真似をするだけではなくやっている事の意味を考えながらやって行くことが必要だと思っています。補強系に関してはほぼオリジナル(笑)。思いつき練習をして形にしています。組み合わせも私なりに工夫をしてやっている。意味をきちんと理解してそれを行動に移す。大切なことだと思っています。

今の練習のベースは全てといって良いほど師匠から教わったことです。これは公言しています。「自分の力で指導者として成長してきたんだ」なんて気持ちは全くありません。基本は師匠や先輩から教わった内容。トレーニングに関しては10年間一緒にやっていたBOSSにアドバイスをもらいながらやってきた。そして事あるごとに様々な先生方にアドバイスをもらいます。年上もいれば年下もいる。学べるものは学ぶ必要があるから。

真似る。これは相手を認めているからできること。自分が尊敬できる部分があるから教えを請うことができる。真似ることを否定されたら何も生み出せないと思います。真似方にもいろいろあるとは思っています。完全にパクるというのはどうなの?これも私としてはいろいろと考えますね。私は一応与えられた立場があれば責任を持って指導したいとは思っています。その時に意味もわからないことをやらせるだけではあまりにも失礼ですからね。パクリの美学はある(笑)。パクるだけではなくきちんと自分の中で消化しないといけないなと。

パクってもらって良いんですが、誰も私の真似はしません(笑)。教えて欲しいと言われることもない(笑)。自分から教えましょうか?というのも微妙ですしね。他校の選手に教えるのは合宿だけで良いかなと。学校単位で一緒にやることがあればアドバイス等はしますがそれ以外は良いかなーと。普段から指導されている内容と異なることをその場だけで言うのも違うかなという気もするので。合宿だったらある程度のことは教えられます。

今回、時間をかけて資料を作っています。パクってもらっても良いように(笑)。実際この資料は有料配布しても良いくらいなんじゃないかと思っています。冗談抜きで。少しでも何かの役に立つなら作った資料を見てもらって指導に役立ててもらいたい。これまで教えてもらったことを誰かに伝えていく。年齢的にも中堅?です。若くはないですが若手なのかもしれません。年下少ないから(笑)。

現在、日本選手権入賞選手にメールを送って内容を共有しながら進めています。が、まだ2日目の午前中まで時間をできていない(笑)。間に合うのか?!

途中から話が変わってきた感じがありますが。まー良いかな。
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トレーニング~今度はきちんと書きます~

2015-12-12 | 陸上競技
前の記事書いていて完全に話が逸れました。申し訳ありません(笑)。トレーニングについて書こうとしていたのですが気がつくと話が完全に変わってしまっていました。

木曜日はトレーニング。これも他校の様子が分からないのでなんとも言えませんが、中学校では雨やが降ったらトレーニングの日になると聞いたこともあります。または雨が降ったら練習中止。これもそれぞれの状況に応じてのことだと思います。高校でも雨が降ったらトレーニングというところがあるのではないかと思います。私は基本的に雨だろうか晴れだろうがトレーニングはやります。当然だと思っていますがこれが普通かどうかは分かりません(笑)

火曜日にトレーニングを見て思ったことを少し話しました。全体的にシャフト補強の途中で止まります。これは仕方ない部分があります。かなり負荷が高くキツイからです。これまで段階を追ってやってきました。重さや距離を調整しながらやっとここまで来たという感じでしょうか。が、まだまだ止まってしまいます。これを見て前任校の事を思い出しました。木曜日の練習初めにそのことを話すことにしました。

前の学校でシャフト補強をずっとやってきました。昨年、何度言っても止まってしまう選手がいました。私もその様子を見て声かけをしますし、ペアの選手が「ここで止まったら強くなれないよ」と毎回毎回咤激励していました。本来であれば自分のための練習ですからそこまでしつこく言う必要はないのですが。それでもこの子を大きく成長させるためには無理矢理にでもやらせないといけない。冬期練習の後半はかなり力が付いていました。私が転勤して種目変更。かなり活躍しています(笑)。大会記録連発、最優秀選手にも選ばれる。BOSSからは社交辞令かもしれませんが「お前がシャフト補強をしっかりとやらせておいたから基礎筋力が上がった」と言われています。

どんなに強い選手だとしても最初は出来ないのです。上級生がきちんとやる姿を見てきてもなかなか出来ない。筋力の差もあると思いますが、「何が何でも強くなってやろう」という気持ちの強さが違います。1年生の最初からそれほどの取り組みは出来ない。当然の話です。それを変えていけるのは自分自身だと思っています。今のうちはこの手のハードなメニューをやってきていませんでした。ここからがスタートです。まだ結果として出ていませんが必ず効果はあります。トレーニング結果は目に見えにくい。少し追い込みきれなくても分かりにくい部分なのです。

シャフト補強はキツい。が、止まってしまうのは筋力的な限界というよりも「キツい」と思ってしまう心の部分が大きいと思っています。やっている途中に「キツいからもう無理だ」と自分の中で思い込んでしまう。本当はもっともっとできるのに自分の中で「キツいから止まっても仕方ない」と思うのです。止まった時に笑っている者も出てきます。キツくて笑うしかないのだと思います。が、そこは乗り越えないといけない。身体の限界より先に心の限界がきて「無理だ」と諦めてしまう。負荷を軽くしてしまう。実際にここを越えられた選手は別人のように強くなります。全てはつながってるからです。

取り組みの中で「キツいから無理だ」と決めていたらやはり取り組み自体の意味もなくなっていきます。高い目標を掲げてもそれに対して「無理だ」と思うのと同じことだから。大半の高校生はそこで終わってしまいます。部活を通じて「殻を破る」という経験をしてもらいたいと思います。部活をやれば誰もがそうなるわけではない。そこに到達するまでに様々な経験が必要なのです。だからあえてやらせるようにしています。

室内でやる時には一斉に見ることができません。あちこち移動しながらやることになります。ここも自分で見極めていかないといけなくなります。ある程度は任せながらやらないといけない。完全に任せられるレベルにはなかなか到達しません。

基本的なメニュー(約2時間)が終わってから、状況に合わせて練習をすることに。上半身と股関節をしっかりと鍛えておきたいと思ったのでその辺りのメニューを。手押し車や股関節を鍛える練習を取り入れました。手押し車は階段でやってから廊下で40mくらいの距離をやりました。「階段で手押し車をやるなんて危険だ」と言われるかもしれないですね。そんなことを言い始めたら階段を使った腿上げなどをすれば「踏み外す危険性がある」ことになりますし、シャフト補強をやれば「足に落として怪我をするかもしれない」ということにもなる。何かやれば多少なりと危険は伴います。走ったら転倒するかもしれない。実際に前日は転倒しましたし、ハードルを引っ掛けてしまった選手もいます。「危険だからやらない方が良い」ということになるなら何もできません。必要もない危険を伴う事はやりません。そこはわきまえているつもりです。



やっている中で様々な動きを導入。ほぼ思いつきです。この手の練習は工夫次第でなんでもできると思っています。股関節鍛えること一つを取ってもパターンはいくらでもあります。今年度に入って全く同じ補強をしたことはないのではないか?それくらいのバリエーションが増えています。もちろん思いつきです(笑)。とにかく記録しておかないといけない。それくらいやっている事が多いので。ムービーなどを取っておいて文書化したいなと思っています。この日は完全に忘れていてやらせるだけで終わってしまいました。様々なバリエーションがある。飽きずにトレーニングをさせたいと思うのでこちらも工夫しないといけない。

このトレーニングでもやりながら「無理だ」という言葉が聞こえてきます。練習中にもしつこく言っていますが「自分で限界を決めている」からです。本当に出来なくてもやろうとする姿勢が必要になります。雰囲気だけでやっていたら効果はなくなります。強くなりたいと口にするのであればそれだけのことはやらないといけない。うちの選手が特別できないというつもりはありません。普通の高校生なら誰もが思うことなのです。それを変えていけるかどうか。

求めたいことは沢山ありますがまずは一つずつ。時間をかけてやっていきたいと思います。

ちなみにこの日は疲れ果てて帰宅後すぐに寝てしまいました。身体にダメージが残っている感じがありますね。それでもやるしかないのですが。疲れることさえ許されない気はしています。何とかしなければ。
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トレーニング

2015-12-12 | 陸上競技
木曜日、この日は雨。かなりひどい雨でした。朝の時点で練習道具を実習棟に運んでおきました。雨が降っても練習出来る環境があるというのは大きいですね。工業系の先生方も練習を見て声をかけてくれます。室内でやるというのはこういう意味でもプラスになります。

個人的にめちゃくちゃ疲れています。疲労感半端ない。決して遊んでいるわけではないのですがなかなか思い通りに進みません。本当にぐったり。過去最高に疲れているかもしれません。なんとかしなければ。

授業の中で給与形態についての話をしました。保険や休暇の話も少し。前日にブラック企業大賞が決まったとテレビで報道されていました。そういう部分も含めて「正社員」と「アルバイト」の違いを簡単に説明して「生涯賃金」の差についても理解してもらうようにしました。ネットで調べると両者の差は「2億3000万円」だと。

教員になる前の1年間、アルバイトをしながら勉強していました。この時の手取りは同じ時期に入った正社員よりもかなり多かった。これだけを考えるとアルバイトの方が収入が高くなるのではないかと錯覚を起こします。が、その分その後の生活の保障がありません。保険などもありませんし、賞与などももらえません。もちろん有給休暇もない。そう考えるときちんと正社員として 働くという部分を頭に入れて行動しなければいけなくなります。

この日の朝、テレビで元暴力団の幹部が自宅の金庫から10億円盗まれたとFacebookでアップしていたというニュースが流れていました。10億円!!そんなものが盗まれるのか?というか10億円持っているというのか信じられない話です。このニュースからもわかるように明らかに様々な所からお金が搾取される仕組みがあるのです。そうでなければ10億円など普通に稼ぐことはできませんから。私が知らないだけなのかもしれませんが、指定暴力団がそれだけのお金を稼ぐということはどこかで誰かがしんどい思いをしているはずです。

コンビニなども同様だと思います。コンビニのフランチャイズ展開をしているお店ではかならず「ロイヤリティ」を支払います。「ロイヤリティ」とはそのコンビニの仕組みを利用させてもらうための使用料と考えてもらえれば良いと思います。セブンイレブンでは利益の45%くらいを「ロイヤリティ」として本部に納めているようです。コンビニは儲かっているというイメージがあるかもしれませんが、その大半は手元には残らないのです。

これも調べてみるとセブンイレブンでは毎日40万円の売り上げがあってなんとか店をやっていけるということです。原価率を考えると40万の売上があって10万円の利益。そこから半分をロイヤリティで本部に納める。アルバイトの給料や光熱費などを払って終わり。店長さんの生活のことを考えるとやっぱり60万円くらい売らないといけなくなるのでは?!

そうなるとアルバイトはひたすら働かないといけなくなる。品出しをする、レジ打ちをするというのを休まずやりつづける。これはかなりハード。それでも時給は800円くらい?こう考えると本当に労働に見合っているのかどうかは怪しくなる。安い時給でめちゃくちゃ働くということになる。どこかで誰かがハードな仕事をして社会が成り立っている。一部の人が豪勢な生活をするために多くの人が死ぬ気で働く。

正社員でいるためにサービス残業もある。それを避けると仕事を失ってしまうかもしれないと思えばやはりそうなる。ブラック企業と言われる会社はこの辺りの部分をうまく利用している。許されることではないがそれが今の社会の大半を支えている。そういう知識や理解を子供たちがどれだけしているだろうか?なんとなく働き始めてなんとなくその職場に染まっていく。大きな疑問も持たず良くない環境で働き続けて気づかない。そんなことは数限りなく存在している。

少しでも基本的な事を教えていきたい。もちろん、教科書に少し触れてあるからその内容について深く学習しているのです。私の趣味や思想で授業をやっているわけではありません。あしからず。

ん?タイトルと全く違う内容ですね。タイトル詐欺ですかね。トレーニングに関してはまた別に書きます。案外真面目に書いてみました。
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