kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

必ず差が出る

2015-12-03 | 陸上競技
抽象的な話が多くなっているので面白くないかなとは思っています。いろいろな考え方がある。このblogに何かを期待されているか?それはよく分かりません。特別なことはない。私のように自分の関心のあること以外本当に興味がないという人間には多くの人を楽しませるほどの内容は書けません。だから気にしないで書いていく。こうやって書いていると逆に周りの評価を気にしているのではないか?と思われるでしょうね。評価を気にするというよりも「自分自身の価値観」を問う感覚が強くあります。基本的に小難しい生き方をしているのです。

トレーニングをしています。見ていると動きが甘くなる選手も出てきます。当然だと思います。かなりきついですから。そこを意欲的に取り組むというのは簡単なことではないのです。人は誰もが「楽をして生きたい」生き物です。だから文明が発展し様々なモノが生まれた。単純に速く移動したければ自転車やクルマを使えばいい。その方が「速い」という所だけを見れば明確です。が、競技をするためにはほかのだれでもない「自分自身の身体」を鍛えていかなければいけなくなります。それ以外に手段はないと思っています。

が、やっている時はそこを見失ってしまいます。早く終わらせることに主眼が置かれてしまう。なぜならキツイから。人は楽をしたいと思っているのですからあえて自分からキツイことをやるというのは理に反しています。もちろんそこまでキツイことをしてまで勝ちたいと思えるかどうかというのは大きく影響してくるとは思いますが。そこまでしてやらなくてもいいや、と思うのであれば「競技」には向かないと思います。

だからと言って最初から誰もがそれができるわけではない。前にも書きましたがある一定の水準までは「強制的にやらせる」という部分が必要だと思っています。やりたい練習はやる。苦手な練習はやらない。これは一番結果につながらない部分だと思います。だからある程度のところまではこちらが無理やりにでもやらせる必要があると思っています。それが嫌だと思う者も当然出てくるでしょう。私が今書いているのは「競技スポーツをやるために」という部分です。レクレーションで身体を動かすのであればそこまでは求めません。

で、話を戻します。トレーニングになるとやはり「差」が出ます。筋力的に弱い選手は一生懸命やっていても思い通りにできない。だから面白くない。筋力がない選手は深く曲げることもできない。分かっています。でもやらないといけない。ここで適当にやってごまかしたら必ず数ヶ月後に大きな差がつきます。経験したことがないから分からない。少しくらい良いかなと思ってしまう。しかし、実際はその差が大きな差となる。正直、この冬の間にチーム内の力関係に大きな変動があるのではないかと思っています。が、気がついたときには時すでに遅し。取り返しはつかなくなります。

だからこそ練習中に厳しい言葉かけをします。「言い方が悪い」と思われているかもしれませんが。「もっときちんとやった方が良いよ!」なんて悠長な事を短時間の練習の中でいえるのでしょうか?色々な意味で選手に嫌われても良いと思っています。単に気に入らないという部分で私は指導したことはありません。これから先の事を考えたときに厳しく指摘してでもやらせないといけないと思っています。選手の機嫌をとりながら練習をやるくらいなら絶対に部活はやりません。私が頭を下げて「練習をやってくれますか?」とお願いするような関係なら絶対にやりません。

部分的に切り取られて評価を受けたらあれこれ言われるのかもしれません。が、違いますよね?最初の話になるのですが価値観云々との部分で考えたときにここの部分は譲れないと思っています。

気がついたら差はつきます。だから冬期練習で逆転ができる。やっているときには気づかない。でも、時間が経過したときには気づくのです。「なんで自分の競技力はそんなに上がっていないのか?」と自問自答したときには遅いのです。冬を越えて飛躍的に強くなる選手というのがどれだけいるのかを考えてもらったら分かります。それほど冬期練習は大切。もっというと「計画的にきちんとやる冬期練習は大切」なのです。練習なんてどこでもやっています。やっている内容の「差」というのはあると思います。

更に同じメニューをやっても必ず「差」が出る。当然の話です。そこをなくしていけるかどうか。私の役目はそこだと思っています。この「差」を数ヶ月後に感じさせないようにしたいなと思ってはいます。最後は自分自身に返ってくることだから。私がどれだけ真剣になっても最後は選手。

最初に比べると全くの別チームになっていると思っています。が、それは過去の自分との比較でしかない。本当に必要な練習ができるかどうかが大切だと思っています。これからどこまで気持ちを持っていけるか?ここだと思います。

「差」を突きつけられたときにどう思うか?練習は正直です。嘘をつきません。だからこそきちんとやっていく必要がある。

練習が悪いと書いているわけではありません。誤解なきよう。きちんとやっていますよ。多分普通のチーム以上に。でも、ここで満足してもらったら困るというだけ。本当はもっとできる。そう思っています。
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限られた時間の中で

2015-12-03 | 陸上競技
テスト期間中。完全に自主練にするところもあると思います。塾の関係などでできない。または学校として考査期間中の練習は禁止するというところもあるでしょう。それぞれの所で考え方もあるでしょうし。

私は個人的に継続して身体を動かすほうが良いと思っています。前の記事にも書きましたが「1時間程度」身体を動かしたことで本当にそのあとの勉強が出来なくなるというのでは意味がなくなってしまうと思います。「競技をやりたい」と思うのであればそこにある自分の時間を使っているのです。他の人が休憩してテレビなどを見ている時間を削って練習をする。それなら他の時間を勉強に充てる。当然のことだと思っています。これも価値観の押し付けになるといえばそうかもしれません。が、練習をやっているからテストの点が悪かったと言われればその選手は今後テスト週間中に練習をさせることが出来なくなるでしょう。

テスト期間中はかならず時計を見ながら練習をしています。1時間程度を守るためです。多少前後することはあるかもしれませんが。ここをきちんとやっておかないと練習自体がやりにくくなります。そういうご時世なのです。だからこちらもかなり気を使ってやるようにしています。余程のことがない限りはテスト期間中でも練習にでます。

普段の練習をの3分の1程度であれこれやらのは難しいと思っています。だからこそこちらとしてもやる事を限定してやっていきます。これまでのスタイルとは変えています。考査期間中の走練習はハードルとタイヤ。ここに限定しています。あれこれやる時間はありません。本数などはその日の状況によって調整します。決まり切ったパターンの方が準備などもやりやすいでしょうし。課題は接地のポジションを作ることとフォロースイング。もちろんこちらが狙いとする動きが毎回できているとは思いません。後半動きが鈍ってくることもあります。それでもやる。

この時期の練習であまり細かいことを求めてもできないと思っています。まずは身体を動かすのが最優先。めちゃくちゃ良い動きが出来るようになれば理想なのですがそれかなかなか上手くいかないのが現状。当然の話だと思っています。だからといってそこにこだわって動きを修正していたら本数が走れません。これまではバトン走などもやっていましたが今はハードルとタイヤ限定。無理矢理にでも動きを作るための練習をしていきたいと思っています。後半の足の動きの維持ができない部分はやっていく中で克服させたい。

タイヤ引きとスプリントはセットにしています。タイヤ引きが速くてもスプリントに結びつかなければ意味はないですし。練習の組み立ての中でこちらとしても考えています。限られた時間の中でどれだけ意識して練習ができるか。とりあえず走るだけでは効果は上がりません。狙い通りの動きができないとしてもそれをやろうとする姿勢は大切です。これも全てがつながっていると思っています。勉強も練習もやらないといけない。それは当然の話。

休まずに走るので本数的にはそれなりにいきます。これも大切な要素かなと。きれいな練習をするだけではなく、ひたすら走ることでつかむこともある。もちろん、普段からきちんと技術練習をしておかないとダメだと思いますが。それがあるから時々こういう時期があっても良いかなという気はしています。この時期をどうやって乗り切るか。しっかりと考えてやっていきたいと思います。

また書きます。
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