kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿をする4~力を逃がさない~

2020-01-06 | 陸上競技

とりあえず続きを。ほとんど合宿の話は関係なくなっている気がしますが・・・。

 

前の記事で「縦の動き」の話を書きました。地面から力をもらうためにどうするかという話。大きな力を加えるためには「上から下」のイメージが必要になるのではないかと考えています。スプリント時の「脚の動き」も「上から下」の縦の動きでなければいけない。そう考えると「膝から下の振り出し」は不要です。意識的に振り出すことはハムストリングの故障にもつながるのでやるべきではないと思っています。前の記事とつながる部分ですが、振り出すことで接地ポジションが身体の前になりそこに対して反対方向の「反力」が生まれます。その反力を打ち消そうとすればどこかに無理が来る。

 

10秒00の日本記録。この動きは「特別」だと思っています。リラックスして膝から下が前方向に振り出されていますがその後、接地局面では身体の真下でとらえるくらいになっています。そしてフォロースイングが遅れない。だから推進力が生まれている。この動きを真似してできる可能性はほぼ0だと思っています。だからやりません。

 

力を加える。そのために「縦の動き」が必要だと思います。が、縦の動きをしたとしても接地した瞬間にその「力」が消え去ってしまうことがある。これが「力を逃がさない」という考えだと思っています。これまでこの局面で「体幹を締める」ことが大切だと思っていました。接地した瞬間に体幹が締まることで力を逃がさない。これが「固める」という感覚につながっていくのではないかなと。

 

とりあえず図を載せておきます。左側と右側の違い。これは明らかだと思います。

 

よく説明するときに用いる話です。体操競技。これは着地してからフィニッシュの姿勢を作るときに「その場にとどまる」ということが重要になります。着地してから動いてしまったら減点になるからです。そのため左の図のように着地した瞬間に「足首」や「膝」でその衝撃を逃がします。逃がさなければ地面からの反力によってその場に止まれないからです。「足首」や「膝」を使って力を逃がすことでその場に止まることができる。

 

スプリントはどうか。「止まる」のではなく「進む」ことが求められます。そうであれば「力を逃がさない」という部分が必要になります。「足首」や「膝」が曲がってしまえばそこで力を逃がすことになります。地面に大きな力を加えたとしても「力を逃がす」ことで意味がなくなっていく。ここに関しては「当然の話」だと思っています。

 

これまでその話をしてきました。が、この1か月の取り組みは少し違います。もちろん「力を逃がさない」という部分は必須です。ここは絶対にはずせません。しかし、走る動作の中で「体幹を締める」とか「足首」「膝」を固定するという意識がどれだけできるのだろうかという大いなる疑問が生まれました。これも当然の話です。意識して接地する瞬間に「固める」というのができるか。複雑な動きをする中で「関節の固定」を意識することができるようになるのか。指導の中では「緩めない」という言葉を使ってきましたが実際問題走るときにその動きができる可能性は低かったのではないかなと感じています。

 

そうであれば「走る前までに固定する意識を作り出す」という部分が必要になるのではないか。「走る」ことはそれ以外の部分ができた「結果」ではないか。「縦の動き」をしっかりとやって「地面に大きな力を加える」ことができ、「力を逃がさない」状況になれば自然に地面から大きな力をもらうことができそれを推進力に変えることができる。「前に進む」ことをひたすら考えて動くのではなく「結果として進む」という部分があるのではないか。複合的な動きを統合するためには「意識」している部分を「無意識」にできるようにならなければいけない。そこまで徹底してやらなければいけないのではないか。

 

「縦の動き」をしながら「力を逃がさない」という練習をやるようにしました。今回の合宿も一番のテーマはそこでした。走るだけではない。私が勝手にやりたいことをやっているので他の指導者がどのように感じているのかは気になるところですが・・・。台を使った練習をかなりやりました。道具を使うのでキャパが小さくなります。台を使って重心移動の練習をしたり、乗せる感覚を作る。乗るときに「積極的に接地」するのではなく「自然に落ちてくる」という感覚を作る。さらにそれができれば「接地した瞬間」のイメージを作る。関節を固定して「力を逃がさない」という動きをする。

 

台ジャンプなどは徹底的にやりました。台からドロップしたときに「その場に止まる」ようにしています。「縦の動き」をやりながら「接地」したらその場に止まる。かなりの負荷になります。筋力が不足する選手はここで「固める」ことができません。感覚が鋭くても必要な筋力がなければその衝撃に耐えられないのです。大臀筋や中臀筋は「接地した瞬間」に必要になってくると考えています。この部分を鍛えていないと地面からの反力に耐えられない。そうなると「足首」や「膝」を緩めて力を逃がすことになる。

 

接地した瞬間に「関節を固定する」というのを走る練習以外で徹底していこうと考えています。この部分は重心移動が小さいので意識しやすい。着いた瞬間に「固める」という部分は必要になります。台ジャンプや台ドロップで徹底します。この練習中にkrkくんが「この練習はハマります」と言っていました。これまで「無意識」にやっていたのではないかなと感じました。速い選手というのはやはりある一定の「感覚」が優れている。意識してやっていなくても自然にその動きをしている。だから速い。krkくんもmakinoもこの「固める」というイメージがすぐにできました。共通する部分なのではないかという感じがあります。

 

速い動きをするとこの部分ができなくなります。ここは「膝締め」の動きにもつながるのですが。「膝締め」ができなければ「縦の動き」ができないと思っています。そうなると「前段階」で作った動きが走りにつながりません。「縦の動き」と「地面に大きな力を加える」に「力を逃がさない」という要素を加えてやっていく。ここはあくまで「走りに必要な要素」であってそれができたから走れるわけではない。この部分を「走りに落とし込む」という作業が必要だと思っています。もも上げなどをすると顕著になります。「膝締め」と「直線的な動き」ができない選手は「縦の動き」ができないのです。回転運動をしてしまうので「掃くような接地」になりやすい。「足首」の固定もできないのでつま先接地になります。さらに悪くなる。

 

このあたりのことはまた別に書きたいと思っています。今回やった練習の振り返りとしては「縦の動き」を走りに落とし込んでいく部分が必須だからです。また書きます。たぶん。

 

というか、これって面白いですか?私が好き勝手に書いているだけなので興味がない人にとっては苦痛だと思います。文字だけでは伝わりにくいと思って先日「技術的なミーティング」で使った資料から図ももってきました。しかし、それで「理解につながる」かどうかは別問題です。そしてこれが「面白い」と感じられるかも別問題。どうなんでしょうか。 

 

 

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合宿をする3~縦の動き~

2020-01-06 | 陸上競技

続きを。面白い記事にはならないと思いますが。やったことをまとめておきたいと思っています。

 

「足首」を固定すること。この部分と「関節の固定」について触れました。そこから段階を追いながら「固める」という部分をやっていく。1日目の午前中は本当にこれだけをやった感じでした。「力を逃がさない」というテーマ。それが自分でやっていると「できている」と思い込んでしまう部分が出てきます。意図的にペアワークをさせました。パワーポジションを作る。その時に本当に力が逃げていないのかを確認する。自分ではできていると思っていてもペアワークにするとすぐにわかります。その場でジャンプしてパワーポジションを作る。着地した瞬間に肩を押さえてやると「逃げている」選手は動きます。つぶれるというか。上から押さえている選手もそれが分かります。

 

動きが変わらない選手の特徴は「自分はできている」と思っています。単独でやらせているとそれが「できたつもり」のままでやっていくので先に進みません。練習は段階だと思っています。何のためにやっているのか。それができているのかどうか。ここが分かるようにならなければやっていても効果はありません。動きをしているときに常に下を向く選手もいます。指摘すると「できているか見ているだけです」という返答。目で見る話ではない。何度か指摘しましたが同じことを言うのでそれ以後は指摘するのをやめました。「改善しよう」と思えば言われたことに対して素直にならなければいけない。正当化する必要性はない。それが分からないようであればこちらから指導する必要はないかなと。

 

冷たいかも知れません。前から書いていますが「断舎利」をしようと思っています。私自身が持っているエネルギーには限界があります。すべての部分に力を使うと本当に使うべきところに力が持っていけません。そこに関して「全員をきちんとしたい」という部分が少なからずありました。しかし、これでは何がメインかわからなくなる。「すべてに平等に与える」という聖人君子になればいいのかもしれません。が、もうそれはいいのかなと。「本当にやりたい」「強くなりたい」と思っている者だけに与える。そのなにが悪いのか。「不平等」だといわれるのかもしれません。好きに言ってください。「きちんとやる」者に対してそれに応える。

 

で、話を戻して。ある程度の基礎的なことをやってから「力の伝え方」についてやっていきました。これは「作用反作用」の関係から考えられます。どのように地面に力を加えていけばいいのか。ここを理解する必要があると思っています。「接地」に関してどれだけの人が興味関心を持っているのかわかりません。少し話になりましたが10秒00の日本記録が出た時には「膝から下を振り出す」という話が出ました。また、同時期に「フラット接地」という話が出ました。これはトップ選手が「自分はフラット接地を心掛けている」と言ったのでそれが大きく取り上げられました。

 

これは前の記事にも重なる部分があります。足首を固定する。その状態で重心が前に進んでいけば自然に「足の前側」で接地することになります。「母指球で接地する」というのが広く言われています。それにより「つま先から接地する」ということが正しいという感じがありました。それによりつま先が下がって接地することになる。足首を固定していたら「結果」として母子球側から接地することになるのです。それを表現したのが「フラット」という言葉ではないかなと思っています。表面的な言葉だけでその局面をとらえるのではない。そう考えています。

 

地面に力を加えようと思えば「縦の動き」が一番だと思っています。これは表現が難しいのですが。前の進もうとしてジャンプする。前方向に跳ぶと接地した瞬間、それに対する抵抗がかかります。

 

 

前に進もうとして台から降りるときに前の降りると「赤矢印」のような力がかかる。「前方向に進む」ことを考えることで「前に進まないための力」が加わることになります。これはスプリント局面でいうと「前接地」と同じだと思います。前に進みたいけどその逆方向の力が加わってしまうのでスピードが落ちる。「地面への力の伝え方」と「地面に大きな力を加える」という部分だと思います。ここの物理的な話を無視して練習をしても効果は上がらないのではないかと考えています。いまさらという話もありますが。

 

しっかりと地面に力を加えてそれを推進力に変えていく。きちんと反発をもらって前に進むための力にしなければいけない。そのために何をするかだと思っています。上記の図の「赤矢印」のような力が働けば後ろ方向に巣進む形になります。そこでいったん力を打ち消して反対方向への力を生み出す必要がある。だから地面をけるような動きになるのだと思っています。はっきり言って不要な力を使っているのです。上述の図のようなドロップの仕方では「その場に止まる」ということは困難になります。後ろ方向に進もうとする力に対抗するために本来必要な「固定」ではない形で止まらなければいけないからです。

めちゃくちゃ分かりにくいでしょうか・・・。この図のようなドロップの仕方では「地面に大きな力を加える」こともできませんし、推進力を生み出すこともできない。「前に進もうとしている」ことが実際はマイナスの力を生み出すことになっているのだと思っています。

 

そうであればどうするのか。ここで「縦の動き」の話になります。「上から下」に力を加える。垂直に力を加えることでその反発をストレートにもらうことができると思っています。

 

 

台から降りるときに「前方向」ではなく「上」に浮く感覚で降りる。そうすると「重力」が働くので垂直に落ちていく感じになります。真上に投げたものはそのまま垂直に落ちてくるイメージですね。そうすると地面から返ってくる反力の方向は当然「垂直方向」になります。この図での「赤矢印」となる。そうすれば力を打ち消すことなくストレートに反力が返ってくることになります。「上から下」というのはこの部分を示しています。

 

垂直に「上から下」の力を加えることができればそのまま真っ直ぐの力が返ってきます。打ち消さないことで間違いなく地面に大きな力を加えることができるのです。「縦の動き」と「地面に大きな力を加える」ことは同じ部分につながっていきます。まずはこうやって大きな力を地面に加えなければ進む力は生まれない。

 

前に進むことを考える。それによりいつの間にか「作用反作用」の関係を度外視してしまうのではないか。正直、こんなことを考えなくても「速い者は速い」のです。技術的な話をするまでもなく速い。そして意識しなくても必要な動きができる。そんなものだと思っています。しかし、今目の前にいる選手はずいぶん違います。そこに対してのアプローチをどのようにしていくのか。そう考えた時に「縦の動き」を徹底する必要があると感じました。

 

これと同時に「力を逃がさない」という話が生まれてくるのですが。ここはまた別に書かないと大変なことになるので。「縦の動き」をすることで「地面反力」をもらいやすくなります。正確にいうと「地面に大きな力を加えることができるようになる」だけなのですが。この部分が忘れ去られて「足運び」だとか「重心移動」だとかだけ話をしても結局根本的な部分が変わらないと思います。「なぜ縦の動きが必要なのか」だと思っています。

 

マニアックな話になっています。合宿でやった内容を踏まえながらもう少し書いていきたいと思います。また書きます。たぶん。ここで書くのをやめたら非常に面白いと思います。気になった人にとっては「続きを言えよ」となるでしょうから(笑)。まー良いんです。気が向いたら・・・。

 

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合宿をする2~足首と力を逃がさないこと~

2020-01-06 | 陸上競技

合宿のことを。多少なりとやったことを記録しておきたいと思っています。それが何の意味があるのかは別として。

今回の合宿は年末の合同練習会の続きというか「再確認」という意味合いが自分の中では強くありました。これまでやってきたことを少しずつ走りに生かしていく。落とし込んでいく。この形の練習がどの程度他の人に受け入れられるかわかりませんが。感覚を作るための練習という部分と「固める」ための準備をします。通常の練習スタイルとは違うのでこの手の合宿でやるのはどうなのかなという感じはありますが・・・。

 

練習としては前から書いていますが「縦の動き」「地面に大きな力を加える」「力を逃がさない」「力の方向を変える」という要素を「練習の中に入れ込む」という感じでいます。そのために何をするか。4回練習ができるのでこの時間を有効につかって「目的とする動き」を作りたいなと思っていました。多分、この手の練習を徹底するというのはなかなかないと思います。時間の関係が一番大きいと思いますが。一つのことに時間をかけてやっていくというのは難しい。

 

最初の段階で「大臀筋」「中臀筋」に刺激を入れる動きを。これも正確性が問われます。どこでもやっているような練習ですが「正確にやる」ことで必要な刺激が入ります。走っているときにその部分を使いなさいといってもやはり無理だと思います。予備負荷をかけることで「自然と力が入る」状況を作り出す必要がある。体幹トレーニング云々が言われますがそれが何を目的として存在するのかを考えていきたいと思います。

 

前の記事にも書きましたが「足首の固定」という部分。これが基礎だと思います。これが「できる」ということからスタートする。よく言われますが「速い選手は足首が硬い」というのがあります。立った状態からしゃがもうとすると足首が硬いので座れない。これは先天的に「硬い」のかもしれません。足首が緩まないので接地のポジションが良くなったり力を逃がさないという部分が自然とできる。が、そうではない選手に対してどのようにアプローチするのかは考えないといけません。足首が緩むと接地が悪くなりますしつぶれることになるので力が逃げる。自然にできないのであれば徹底して「意識する」ことで「自動化」する必要があります。ここは本当に時間がかかります。

 

「足首を固定したほうが楽なのに」というkrkくんの話。意識して固定しているのか無意識に固定しているのかは分かりません。彼の走りに関する意識の部分はずば抜けていると思っています。結局、地面に力を加えてそこから反発をもらうことを考えれば「固定」しているほうがもらいやすい。簡単な話です。「足首を固定する」という指導はどこでもするのかもしれません。しかし、その意味合いをきちんとわからなければいけない。「固定しろ」というだけでは必要性が分からないので緩みます。何をするときにも「足首の固定」は必須。補強をするときにも同様にやっていく必要があると思います。ここは本当にしつこく話をしました。

 

動き始める前に「固定する」という話も。人数が少ないからできる部分があります。ペアワークで「逃げている時」と「逃げていない時」の「違い」を身体で感じ取る必要があると思っています。本来的にはその部分に時間を使いたいのですがその前段階ができていなければ「やっていることの意味がない」と思います。「やるだけ」の練習になってしまう。狙いがあってそこに対してのアプローチが正確でなければ理解できない。

 

補強と固定を組み合わせながらやっていきました。「トンパ」をやる。その時に「逃げている」と「逃げていない」を感じさせる。「練習負荷を高める」というのは必要だと思います。が、「きついことをやるのが良い練習だ」という考えはありません。強い負荷を加えるだけで「満足する」というのではなく「走りに落とし込む」ための練習負荷になってもらいたいと思っています。

 

いきなり「固定」のための練習をするのは難しいと思っています。ある程度の準備段階が必要。「固定する」ことがなぜ必要なのかも理解したい。「意識してやる」というのは簡単ではありません。明確な「差」が出るからです。簡単な例を。うちの選手で未だにT字バランスが正確にできない者がいます。合同練習などでT字バランスを教えると2日目の後半でできるようになっている者が増えます。「正確にやろう」という意識をもって2日間やるだけで明らかに動きが変わります。が、「できている」と思って何となくやっているので8か月経過しても「基礎的なもの」ができません。足首の固定にもつながっていきます。

 

「普通の選手」をどうやって「速く走れるようにするか」が大きなテーマです。「速い者が速い」というのだけではなくこういう部分を考えていくことが「楽しさ」の一つだと思っています。が、そのためには「速く走れるようになりたい」と本気で思ってもらわなければいけません。「練習をしたから速くなるだろう」というだけでは足りないのです。いつ果たせるのかわからないことを求めても意味がないのです。明確に答えを導き出したいなと思えばやはり「意識する」ことができるようにならなければいけない。ここは「強い選手」にはわからないと思いますね。

 

力を逃がさないことの必要性が分かれば「固定しよう」という意識が生まれます。感覚が鈍い選手もいると思います。だからこそ「逃げている」「逃げていない」という違いを理解する必要がある。頭で理解するのではなく「身体」で感じ取る必要があるのです。ここは必須。やってみて「違い」が分からなければ練習自体が正しいかどうかは分からないからです。

 

本当に根本的な部分から始めました。人数が少ないからできることだと思っています。増えるとできない。そしてこの手の練習を徹底するということの大変さ。ここを感じながらやっていきました。練習のベースになる部分を理解してもらうために時間をかけました。良いことかどうかは分かりませんが。

 

また書きます。

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合宿をする

2020-01-06 | 陸上競技

1月4日5日と合宿を。例年はここで定例の合宿をするのですが今回は1週間ずれることに。そうなるとうちの選手の集中力を保つというのが難しくなるなと勝手に思っていました。学内で同じことをやってもマンネリ化してしまうので。お願いして一緒に練習をさせてもらうことにしました。

 
この日が練習始めという学校もあると思います。あまり沢山のことはできないだろうなと。合宿として「走り込み」をしたりする場合が多いと思います。ここは考えものだと思うのですが。私自身は最近走り込みはあまりやりません。練習に関しては「明確な目的」を持ったものにしたいと考えています。合宿などではそれをどうするか考えさせられます。コンセプトの部分もあると思うので。
 
私の指導スタイルではキャパが限られています。道具を使うというのもあるので40人くらいがギリギリ。こういう合宿で指導するのが適しているとは思いません。今回は30人強でした。そうなると丁度いいかなと。それでも数人の動きに関しては細かく伝えられない部分はありました。合宿指導の在り方について考えさせられます。
 
内容自体はまた別に書けたらとは思っていますが。今やろうとしている部分。初めてやる選手にとって感覚が得にくい可能性はあります。普段やらないことをやるので。更にはそれを支える基礎筋力の部分があります。やはりトレーニングと並行してやっていかなければ衝撃に耐えられない。単純にトレーニングをすればいいというだけではなく「走りに落とし込む」ためのトレーニングをやっておかなければいけないなと。
 
計画的にやっていかなければ走りに耐えられる動きができない可能性があります。自分の所だけでやっていると見えない部分があります。今のスタンスに足りないことを見極めるためにはやはりこういう部分が必要になるのかなと。感じは悪いと思いますが他の選手とやることで今の練習の方向性を見出すことができる。
 
足首の固定。ここに関してかなり話をしました。が、できません。すぐに意識が抜ける。かなり意識をしなければできない部分だと思っています。ここを癖つける必要がある。走りのタイプなどもあるのかもしれませんが。絶対に必要な要素だと思っています。krkくんと話していたのですが「足首固定した方が楽っすよね」と言っていました。この辺りの感覚。
 
krkくんと練習をしているとこちらが思っていることを感覚的に分かってくれるというのがあります。「関節の固定」の話をしてそれを練習でやる。そうすると抜群にできます。誰かから教わってやっているというのではなく「無意識」にやっているのかなと。台を使ったトレーニングをやると「ハマります」という独特の表現をしていました。感覚的に良かったのだと思います。この辺りは指導をしていて自信になります。
 
卒業生が参加してくれました。makinoが4日。shotaroが2日間、naoとmichiが4日の午前中。makino以外は年末から練習をしています。感覚的にうまく掴めない部分があるので繰り返し話をしました。makinoは「固める」という部分ができました。「普段意識しているのか?」と聞くと「初めてやった」と。それでも固定できる。その部分が何を意味するのか。「速い者は速い」という世界。その中で「速く走るための要素」をどのように身につけさせるか。大学生には細かい部分まで伝えておきました。手は離れています。好きにすればいいという感じはあります。それでも「必要であれば」何かしらの手助けはしたいという気持ちがあります。こちらから「来ないか」という投げかけはしないようにしています。参加したければ参加すればいいし、したくなければしなければいい。強制する必要性はない。
 
ざっくり書いておいて詳細は別に書こうと思います。多分。そこまでblogに書いておかなければいけないなと思う部分はあります。が、blogを読むことで私の考えていること、感情を「分かった」と思われるのも嫌だなという気持ちがあります。マイナス思考云々で言われますが、一人の人間としてある程度の感情はあります。当然のことだと思います。
 
練習内容については必ず書きます。自分のために。
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