思うことを。
金曜日、親しい指導者と食事に行くことに。本当に親しいのかはよく分かっていませんが比較的頻繁に食事には行くようにしています。前回は11月だったか。rkn高校に行った復伝をするように言われて食事をしながら。半強制的に参加させられた感じがありました(笑)。今回は「一緒に行こう」と言われたので断る理由もなく一緒に。
私はblogにはそれなりに「競技のこと」を書きますJが「日常会話」の中ではあまりその部分は話しません。まー職場でこの手の話をしても興味を持つ人はいませんし。マニアックな話に興味関心を持ってくれるのは長距離顧問と若い運動部の指導者の2人くらいでしょうか。競技場面においてもそこまで突っ込んだ話はしません。理解してもらうことは不可能に近いので。
私は自分自身が「普通」だと思っています。競技をやろうと思えば今の自分の知識や考え方でも足りないなと常に感じています。その基準値が他者と異なる可能性がありますが自分の中では「普通」です。しかし、自覚症状はあります。私の競技に対する考え方や取り組みは周りの人とは異なると思っています。「異端」なのかどうかは分かりませんが、今の私を受け入れてくれる人はそれほど多くないと思っています。それでも自分の中では「私は普通」と感じているのです。
なぜなら基準は常に「自分の中にある」からです。他の人から見て「基準値以上」だったとしても私の中では「普通」であったり「足りない」部分だったりする。どこに軸足を置くのかで話が変わってくるからです。一緒に食事をした指導者にも「私は普通だ」と話をしました。競技をするという部分に関しては私でも「足りない」と感じることが多い。
やっていることに対して自分がどのように感じるか。満足するのかという話になるのだと思います。力のある選手が入学してくれば「ある一定の成果」は出ます。強い選手が集まれば「強豪校」となり、「すごい指導だ」と評価される。それはそれでいいと思います。実際にどのような指導をしていたとしても走るのは選手です。結果が出て指導者が評価される。そこに「満足」を得る人もいるのだと思っています。
私自身は「どこまで突き詰められるか」を考えていきたいと思っています。「普通」の選手がどこまでできるか。中学時代に実績がない選手でもきちんとした練習を続けていけば走れるようになる。そういう部分を突き詰めたいなと思っています。そんな話を延々としていました。もちろん、「普通の選手」が私がやろうとしている「普通の練習」ができるかどうかは分かりません。そこまで本気になってくれるのかもわかりません。周りの指導の熱と比べると「異常値」ととらえられるかもしれない。結局は私自身の問題だけではないというのが大きいと思います。出会いがなければ先には進めない。
自分自身がなにをするのか。今いる選手と一緒にどこを目指すのか。ここが自分の中で明確になってくるといいなと思っています。これまでやってきたことに関してはある程度の「手応え」はあります。良い方向に向かっている気がしています。これも「正解」はない。誰かのやってきたことを後ろからついていくだけの形ではない。これはリスクもあると思います。それでも「より良いモノ」を作り出そうと思えば自分自身の中で「創意工夫」ができなければいけない。
0から作り出すことは難しい。やはりベースになる部分がある。そのベースをしっかりと理解して形にしていく。模倣することがスタートです。コピーをすると少しずつ劣化していきます。前の記事にも書きましたが「本来的な狙い」が変わっていくからです。マネだけをしていると「劣化版」にしかならないので「オリジナル」を越えることはできない。別に越えなくてもいいのですが、やるからには「一番いい方向」を見つけたい。それを形にしたい。そう思ってやっていくことに意味があると思っています。
こうやって考えているのが自分の中では「普通」なことです。そこまで考えなくてもいいじゃないか、めんどくさい奴だなと思われる。それでも全然かまわないなと思っています。自分の中の「普通」を大きく変えていく必要性が今はないから。迎合して周囲に合わせて自分のやりたいことを見失うほうが面白くない。どうせやるなら「突き詰める」ほうが面白い。そういう部分に興味関心を持ってくれる人と話をするほうが楽しい。
大きく偏りはあると思っています。「興味関心」があるという部分が自分の中では少ない。それでも「今をどうするか」だけは考えていきたい。目の前にあることに対して真剣に考えたい。そこから見えてくることがある。自分が「正しい」と思っているわけではありません。私にとって私の考え方や競技に対する想いは「普通」だと思っているだけです。そう思わない人がいてもそこを責めるつもりはありません。「価値観」自体が違うのだから。「視点」が違う人と同じものを見て同じように感じることは不可能。
4時間近く一緒に食事をしていました。これは貴重な時間だったと思います。本音で話ができる数少ない人かもしれません。特に飲みに誘ってくれる人が少ない私のような人間からすればこれは貴重なのかもしれません。ありがたいことです。
まとまりのない内容になりました・・・。記しておきます。