合宿について。3週間で4回の合同練習が実施されたことになります。支部練習会(練習回数2回)、宿泊なしの2日間の合同練習(練習回数4回)、年始に合同合宿1泊2日(練習回数4回)、今回が合同合宿2泊3日(練習回数6回)。自分のチームの練習もですが他校の選手と一緒にやる機会が多くなっています。その中で私自身が色々と感じる部分があります。
今回は「道具を使わない」というのがテーマ。実際は使うのですが人数が多くなってしまうので「台」は利用できないなと思っていました。「効果」を考えると「台」を使うほうが圧倒的に良くなると思っています。感覚づくりですから。しかし、前回の合宿で「台」の数が不足するので待ち時間が多くなりました。これは勿体ない。人数が多くなればなるほどこの部分が大きくなります。「意識して待つ」ことができる選手が集まればそれはそれで効果は高まると思います。しかし、人数が増えれば「そうでもない選手」が多くなる。これは勿体ないなと思っていました。個人的な感覚ですが。
練習の初めに「ポイントを明確にした練習をする」というのを挙げていました。これも分かりにくいかもしれませんが。ハードルドリル一つをとっても「効果のある練習」にするためには「ポイント」があります。股関節をうまく使えれなければこのドリルは一切意味がないといってもいい感じになります。「正確にやる」という部分が必要になる。が、説明をしているのに後ろのほうで話をしている者が・・・。これはどうなのか。「興味関心」がどれだけあるのかというのは大きいと思います。
アップの場面から数人は「やった感じにする」というのが見受けられました。ここは痛い。正確的に「きちんとやっていない者」が目につきます。「やっている者のみ」という気持ちで指導をするようにしていますがどうしても目が行く。本当にやろうとする選手の数が相対的に減ってしまうの薄まってしまうのです。これは良くない。どうするのかという話ですね。
今回は道具を使わずに「縦の動き」と「固定」をすることにしていました。時間的には余裕があるのでそこを徹底したいなと。「縦の動き」に加えて「直線的に足を運ぶ」という部分をやります。時間がかかります。それでも効果はあるなと感じています。最初のバランス系の練習の時点でかなり時間がかかりました。できません。できないのは仕方ないかなと思う部分があります。これも何度か練習中に指摘します。「できない」のであれば「聞く」というのが必要になります。
が、何度か指摘しますが「分からない者同士」が集まってやっています。それでは「正確性」が著しく欠落します。できない者同士が集まれば「ポイント」さえ理解できないままに進むからです。練習に関しては「やること」が大切ではありません。「何をするか」が重要だと思っています。「バランス系」に関しても「どこに意識を置くか」によって全く効果が違ってきます。片脚支持でも「上がっている脚の高さ」や「支持脚」「大臀筋」に意識を置かなければいけません。それができなければ「なんとなくやる」ことになります。
私は「無駄なことをしたくない」というのがあります。正確にいうと「やるからには効果を出したい」というのが根底にあります。「やるだけ」であったり、「理解の浅い練習」に関しては効果がないという考え。だからこそ「練習をする」に当たっては「理解をして欲しい」という言葉をかけます。多分、他の指導者よりもしつこく「練習の内容」「練習の狙い」を説明します。分からずにやっていると「身体を動かすだけ」になってしまいます。だからこそ私の練習スタイルは「理解」と「徹底」が基本になります。
その後、「固定」をしばらくやりました。各関節を固定する感覚を持つ。そこがどれだけ徹底できるか。「力を逃がさない」というテーマを掲げています。この部分に関しては夜議論になりましたが。それでも今考えていることを徹底していきたいと思っています。このコンセプトに共感してもらえる場合は一緒に練習をしても効果は上がると思います。が、「何をやっているのか?」という感じで取り組めば成果は上がらないと思います。ここは難しい部分です。
人数が多くなると道具の出し入れが「限られた人間」だけになります。準備をしなくても誰かがやってくれるからです。マネージャーが準備をしてくれる事も出てきます。私が指示を出した足長を把握する事、又はわかる人間に聞いて動く事ができるかどうか。ここも必要な能力だと思います。ここもかなりストレスを感じていましたが...。
とにかくしつこく「適当にやらない」「話を聞く」「分からないなら質問する」というのを言い続けました。これって「本質的な話」ではない。「最後まで走る」というのと同じ話です。技術的な話をしたいのに「取り組みの姿勢」が中心になる。繰り返しになりますが性格的なものがあります。「きちんとやっている者」にだけ目を向けておけば良いのかもしれません。が、ふざけていたり説明をしている間に話をしている人間がいたらそれは「雰囲気」が著しく悪くなります。それがどうしても許せない。大人気ないのかもしれませんが。
技術的な練習をやる時にはとにかく「意識する」ことが必要です。やればいい練習ではない。「練習をする」ことを良しとしない。今のある練習にしていきたい。ここだけは学校でも合宿でも同じだと考えています。
まとまりません。また書きます。多分。