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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿を通じて2

2020-01-15 | 陸上競技

合宿について。3週間で4回の合同練習が実施されたことになります。支部練習会(練習回数2回)、宿泊なしの2日間の合同練習(練習回数4回)、年始に合同合宿1泊2日(練習回数4回)、今回が合同合宿2泊3日(練習回数6回)。自分のチームの練習もですが他校の選手と一緒にやる機会が多くなっています。その中で私自身が色々と感じる部分があります。

 

今回は「道具を使わない」というのがテーマ。実際は使うのですが人数が多くなってしまうので「台」は利用できないなと思っていました。「効果」を考えると「台」を使うほうが圧倒的に良くなると思っています。感覚づくりですから。しかし、前回の合宿で「台」の数が不足するので待ち時間が多くなりました。これは勿体ない。人数が多くなればなるほどこの部分が大きくなります。「意識して待つ」ことができる選手が集まればそれはそれで効果は高まると思います。しかし、人数が増えれば「そうでもない選手」が多くなる。これは勿体ないなと思っていました。個人的な感覚ですが。

 

練習の初めに「ポイントを明確にした練習をする」というのを挙げていました。これも分かりにくいかもしれませんが。ハードルドリル一つをとっても「効果のある練習」にするためには「ポイント」があります。股関節をうまく使えれなければこのドリルは一切意味がないといってもいい感じになります。「正確にやる」という部分が必要になる。が、説明をしているのに後ろのほうで話をしている者が・・・。これはどうなのか。「興味関心」がどれだけあるのかというのは大きいと思います。

 

アップの場面から数人は「やった感じにする」というのが見受けられました。ここは痛い。正確的に「きちんとやっていない者」が目につきます。「やっている者のみ」という気持ちで指導をするようにしていますがどうしても目が行く。本当にやろうとする選手の数が相対的に減ってしまうの薄まってしまうのです。これは良くない。どうするのかという話ですね。

 

今回は道具を使わずに「縦の動き」と「固定」をすることにしていました。時間的には余裕があるのでそこを徹底したいなと。「縦の動き」に加えて「直線的に足を運ぶ」という部分をやります。時間がかかります。それでも効果はあるなと感じています。最初のバランス系の練習の時点でかなり時間がかかりました。できません。できないのは仕方ないかなと思う部分があります。これも何度か練習中に指摘します。「できない」のであれば「聞く」というのが必要になります。

 

が、何度か指摘しますが「分からない者同士」が集まってやっています。それでは「正確性」が著しく欠落します。できない者同士が集まれば「ポイント」さえ理解できないままに進むからです。練習に関しては「やること」が大切ではありません。「何をするか」が重要だと思っています。「バランス系」に関しても「どこに意識を置くか」によって全く効果が違ってきます。片脚支持でも「上がっている脚の高さ」や「支持脚」「大臀筋」に意識を置かなければいけません。それができなければ「なんとなくやる」ことになります。

 

私は「無駄なことをしたくない」というのがあります。正確にいうと「やるからには効果を出したい」というのが根底にあります。「やるだけ」であったり、「理解の浅い練習」に関しては効果がないという考え。だからこそ「練習をする」に当たっては「理解をして欲しい」という言葉をかけます。多分、他の指導者よりもしつこく「練習の内容」「練習の狙い」を説明します。分からずにやっていると「身体を動かすだけ」になってしまいます。だからこそ私の練習スタイルは「理解」と「徹底」が基本になります。

 

その後、「固定」をしばらくやりました。各関節を固定する感覚を持つ。そこがどれだけ徹底できるか。「力を逃がさない」というテーマを掲げています。この部分に関しては夜議論になりましたが。それでも今考えていることを徹底していきたいと思っています。このコンセプトに共感してもらえる場合は一緒に練習をしても効果は上がると思います。が、「何をやっているのか?」という感じで取り組めば成果は上がらないと思います。ここは難しい部分です。

 

人数が多くなると道具の出し入れが「限られた人間」だけになります。準備をしなくても誰かがやってくれるからです。マネージャーが準備をしてくれる事も出てきます。私が指示を出した足長を把握する事、又はわかる人間に聞いて動く事ができるかどうか。ここも必要な能力だと思います。ここもかなりストレスを感じていましたが...。


とにかくしつこく「適当にやらない」「話を聞く」「分からないなら質問する」というのを言い続けました。これって「本質的な話」ではない。「最後まで走る」というのと同じ話です。技術的な話をしたいのに「取り組みの姿勢」が中心になる。繰り返しになりますが性格的なものがあります。「きちんとやっている者」にだけ目を向けておけば良いのかもしれません。が、ふざけていたり説明をしている間に話をしている人間がいたらそれは「雰囲気」が著しく悪くなります。それがどうしても許せない。大人気ないのかもしれませんが。


技術的な練習をやる時にはとにかく「意識する」ことが必要です。やればいい練習ではない。「練習をする」ことを良しとしない。今のある練習にしていきたい。ここだけは学校でも合宿でも同じだと考えています。


まとまりません。また書きます。多分。 

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合宿を通じて

2020-01-15 | 陸上競技

更新滞っていました。土曜日から2泊3日で合宿がありました。そのため更新するほどの余力がなく。振り返りをその都度できると良いのですが。難しいですね。

 

あまりにも疲労しているので昨日のblogは本当に簡単なものになっていました。中身としてはほぼなし。が、感じたことを書いているだけ。親しい指導者が気を使ってくださったのか連絡をくれました。たまたまこのタイミングだったのかもしれませんが。申し訳ないなと思います。こういう性格なので「生き方」が下手です。分かっています。すみません。

 

今回の合宿、2泊3日ということもあり色々と考えることがありました。前回の合宿ではかなりの道具を使いました。今回はあえて「台」を使わずに練習をすることに。以前は「台」を使わないで練習をすることが大半でした。しかし、今の練習形態になってから「より効率よく練習をする」というテーマがあります。そうなると「感覚を作りやすい練習」のほうがいい。そう思って年末の合同練習と年始の合同合宿では「台」を持参して練習を進めていきました。実際に学校に戻ったときに「台」がなければできない練習です。今回はそこを踏まえて自分の中で「帰ってからできる練習」に。

 

その代わりに「ハードル」をできる限り多く持ってきてもらうことにしました。これは私の練習の中では外せない道具です。各学校でもハードルを使った練習はできると思います。いくつかパターンもありますが「補強」という部分も含めて実施したほうが良いだろうなと感じていました。タータンがアスファルト並みに固いので練習の組み立てとしては非常に難しいなという感じはありました。

 

そして前回は30人強だったのか70人くらいに人数が増えることに。こうなると「指導」が薄まります。1対30と1対70であれば当然のことながら関わる時間も減ります。これは私の中での大きな課題です。大人数であれば活気は出るかもしれません。それによるメリットもある。が、それ以上に「目的意識」が明確ではなくなります。「何を狙いとして練習をするのか」という部分が分からなくなる。

 

練習の初めの段階で簡単に話をしました「走るために必要な要素」を身に付けるための合宿として位置付けています。6回練習をする中で4回は「技術的なこと」をする。最終日の2回は「自分の中での限界値を上げる」という意味合いを持たせる。最終日は「走る」という練習がメイン。細かいことを度外視して「ひたすら走る」という練習にしようと思っていました。

 

練習に関してはずっと考えています。「練習をすればいい」という感覚で参加してほしくないなと思っていました。「6回練習をしたら終わり」という位置づけて参加している選手がどれだけいるのか。顧問が「参加する」というので参加している選手がどれだけいるのか。人数が多くなればなるほどこういう部分で「本来的な狙い」と離れていく危険性があります。

 

合宿の重要な要素として「技術的な変容」と「取り組みの姿勢の変容」、「集団練習での相乗効果」があると思っています。それぞれの学校で練習をしている。その中で技術的な練習をすることも多いと思います。うちはその部分が大きい。練習の大半は「基本的なこと」においている。うちの合宿参加のメリットとしては「教えることで自分の理解を深める」という部分があります。ここ数年、私がメインで指導することが増えています。うちの選手は他の指導者の指導を受ける機会が著しく少ない。そうであれば今やっていることの「定着」を図るために「他者に伝える」ことが求められる。そこに大きな意味があるかなと。

 

更には「集団練習での相乗効果」が大きいかなと。普段の学校の練習では「走り込み」という部分はほとんどありません。これはいいことなのか悪いことなのかを判断する必要があります。単独練習では「走り込み」が十分ではない。それを踏まえて「数の力」を利用して「走練習」をしっかりとやる機会になる。その場の雰囲気も大きく影響すると思っていますが。

 

ある指導者と話をしているときに「技術的な練習」について触れました。「技術的な考え方」の基本が一緒だから話ができるというのもあります。指導者によっては「やることがなくなるから走練習をさせる」というのもあるようです。私にはそういう考え方はありません。合宿であれば「基本的な動き」を徹底する絶好のチャンスです。4回の練習、ほぼ走らなくてもできる自信があります。それくらい「徹底」できるチャンスなのだから。「走れば速くなる」というのも一つの方法論だと思います。本当に必要な技術を身に付ける。そこが忘れられていないか。

 

年始の合宿に参加していない指導者が他の場所で「縦の動き」と「固定」に関してはやっておいたと言ってくれていました。そうなると次の段階に進みやすい。「スプリントに関する概念」が同じか近い状態でなければ「技術指導」というのは成立しなくなります。年末に一緒に練習をしてくれたチームは合同練習の翌日に「ミーティング」をしたそうです。その時に「週に2回はhoshoでやった練習を取り入れたい」という意見が出たと。ありがたいことです。そういう部分では「やっていることの理解」が浸透すると競技力自体が向上するのではないかなと思っています。

 

まとまりませんが。とりあえずこんな感じで考えて合宿に参加しました。また別に書くと思います。感じたことはまとめておきたい。今の気持ちを残しておく必要があるかなと。

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