週に3回ほど練習計画を立てさせてもらっています。わがままを言っている部分があると思いますが。申し訳ない限りです。
女子の強化ができればと思っています。11月に4回程度練習計画を立てましたが、初めてやるというのもあってかなり時間がかかりました。順応できない部分があったと思います。これまでの流れを残しながらも短時間で負荷をかける。前任校では3時間の練習時間が確保できていましたが、今は2時間半あるかないかです。その中で何かを削らないとできないというのに直面。
基本的には月曜日、水曜日、土曜日が全体での練習です。月曜日が「スピード練習」となり、水曜日が「ハードルと走練習」、土曜日が「タイヤと走練習」という感じです。合間の火曜日、木曜日、金曜日にどれくらいの練習を入れることができるか。あまり詰め込むとできなくなります。木曜日は「走らない日」にしないと故障につながるかもしれません。そうなると火曜日と金曜日が「強化のための練習」となります。バランスを考えながら「必要なこと」を入れ込んでいければいいのかなと。
色々と考えました。その日だけにならないようにする。色々な要素を入れたいけど、入れすぎると混乱する。見ていて感じているのは「理解してやっていく」というのがなかなかできないという部分。細かい技術を考えすぎることで「良さ」を見失っている感じがありました。もちろん、「技術的なことを理解する」というのは大事だと思います。しかし、見ていると「理解する」ことが「走ること」につながってこない部分がありました。「理論ありき」ではなく「走ること」ができてその修正のために「技術」があるほうが今の子供たちには合っているのではないかと感じるようになりました。これは様々な練習会の中で感じている部分です。
「初見」で何かを教えようと思えば「まずはやってみよう」という感じになる練習が増えます。継続してやっていく部活動では違ってくるのかもしれませんが。しかし、あまり考えすぎて混乱するのであれば「まずはやってみよう」でもいいのかなと思うようになりました。ある程度の「型」にはめながらも「個性」としての「走り」を伸ばしていく。理想的な走りがあるのは間違いないのですが、「見た目の動き」だけではなく「進むこと」も必要。ここは自分の中で「変化」した感覚なのかなと。
もちろん、「基礎基本」は重要です。膝締めや接地の場所などは色々な場面で身に付けさせる必要があります。走るために必要な「技術」は不変のものがあります。変わらないものをどのようにして身に付けさせるのかは試行錯誤が必要なのかもしれないと思って慰安す。この数か月間、「基礎の徹底」をやってきましたが「身につかない」という現状がありました。意識してやれば間違いなく変わると思います。それができない。「できるようになるまで徹底する」というスタンスが今までの私でしたが、「状況に応じて変化させる」ことも必要なのかなと。これまでのスタンスと若干変わってきますが。正しいかどうか分かりません。
与えられた練習の機会の中で「どのようにレベルアップするか」を考えました。徹底的に「身体づくり」ができれば良いなと思っています。週6回のうち3回の練習の中で何か刺激を与えようと思えば何かに特化していく必要があります。最優先は身体作り。そして走るということ。身体作り→走る→身体作り→走る。この流れの中で何かを変えていきたい。そう思っています。
しかし、与えられた数日間の中であれこれ詰め込むのは良くないなと判断しました。3日間を有効に使うためにあれこれやってしまうと「自己満足」でしかないなと。選手が混乱する可能性もあるので。そうだあれば「変えるため」に「変えない」ことが必要なのかなと考えています。「身体」を変えていく。「走り」を変えていく。そのためには基本的なメニューは全く変えない。同じことの繰り返しになります。その中で「走練習」の内容だけは少し変える。これは飽きさせないためです。別にどんなメニューをやっても良いと思っています。やりたいことは「基礎基本の徹底」と「身体作り」、「走ること」です。この本筋から離れない限りは何をやっても良いのかなと。
あれこれ毎回メニューを変えると対応ができません。そのメニューをやるために別のエネルギーを使います。何かが変わっていたらそれに対して覚えるとかいう無駄なエネルギーを使ってしまうことになるので。他のメニューに関しては完全固定にしました。走るメニューだけ変える。
前はとにかくメニューを変えていました。同じことをやるのですが、さまざまな切り口からアプローチしていく。その中で上手くいく練習を自分で見つけながらやっていくというのがプラスになっていました。が、今はあれこれやると全てが薄くなるががあります。薄くなるということは「やるだけ」になってしまうということ。それは絶対に避けないといけません。目の前の選手の様子を見て今必要なことが何かを判断しなければいけません。
「変化させたい」と思っています。だからこそ他にエネルギーを使わないように「変えない」ことも必要なのではないか。そう考えています。やっていることはまた書いておきたいと思います。特別なことではないですが、前任校でやってきたことを今の状況にフィットさせる必要があるなと判断しました。多くのことを与えすぎると処理できなくなる。基礎的なことだけをやってもそれが身につかない。初めての体験ですがそれを理解した上で適応していくことも今の私には必要なのかなと感じています。
やっていることはまた別に書きます。特別なことは全くないのですが。取り止めもなく書いています。また書けたらと思います。