kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

身体を動かす

2011-01-13 | 陸上競技
水曜日、通常なら走り込みを実施するところですが練習にしばらく行けそうにない状態だったので身体作りの日としました。寒いのでしっかりと身体を温めてから入ることにしました。

練習自体はほとんど見ることが出来ませんでした。3年生が練習を手伝いに来てくれていたので任せました。ここ最近は3年生のおかげで練習が成り立っている感じがありますね。この状況に私も選手も感謝しなければいけません。

それなりに声は出ていました。雑な部分も少しは抑えられていた気がします、しかし、まだ心動かされるような雰囲気ではありません。本当にこちらが求めている水準に到達しているかといえばやはり届いてはいません。数年前冬期練習中に「多分ダメだろうな」と感じたことがあります。それに近い感覚を持っています。それは選手にも伝えています。この段階で求めるレベルの半分にも満たない状態ですから…。

体重管理に関して、甘い部分が顕著に出ます。これで「本気でやっている」と言われるのなら指導は100%無理です。特別なことではない。これだけ言って、資料も作ってどのようにするかも話して体重が増えるのであれば私にはどうにもできません。かなり厳しく言っていますし、管理もしているつもりですが見えないところで何をしているかは私には分かりません。前日にミーティングで話したように、「目標」が明確になれば間違いなく行動や取り組みが変わります。周りがどれだけ話しても本人が変わらないと何も変わりません。

どれだけ本気になれるでしょうか。身体作りに顕著に現れる部分です。技術的な話云々ではなくもっと根本的な部分の話をしなければいけません。これでどこまで勝負できるか。集中力が上がらなければ質は上がりません。その部分をどれだけ分かってくれるか。毎日同じようなことを書いています。そういう状態です。もどかしいですね。
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新学期始まる&ミーティング

2011-01-13 | 陸上競技
火曜日、3学期が始まりました。冬休み、なんだかあっという間に過ぎてしまった感じがします。特に何かをした記憶がない…。早い。

午前中の早い時間帯で終了。前日まで合宿でしたから軽く身体を動かしてあとはマッサージ。疲れを取るためにも時間を有効に使うことが必要となります。この辺りの時間の使い方でも大きな差になっていきます。私はやらないといけない業務があったのでそれに付きっきりになりました。前日の時点でマッサージ終了後は「勉強会をするように」と指示を出していました。検定もありますし、こちらが「やるように」と言った事に対してどれだけ真剣に取り組めるかを見たいと思っていました。前日までの合宿で感じたことを各自に話させようと思っていましたから私が行くまではずっと勉強をさせておこうと。

勉強会が始まる前に「何時までですか?」と聞いてくる者がいたので「ずっと」と伝えました。予定をきちんと伝えても良いとは思ったのですが、前日に1人1人に確認をして勉強道具を持参するように伝えていましたからひたすらやるという姿勢を身に付けさせたいと思ったの大丈夫だろうと。
しかし、途中また「何時までか?」と聞かれたので「後でミーティングをするからそれまでずっとやっておくように」と伝えると「2人帰りました」とのこと。唖然としました。何も言わないで帰るというのは今までありませんでした。これが今の状態を現しているのだと思います。周りも帰ろうとしている人間を見て何も思わなかったのか?うーん。1人はまだ近くにいたので呼び戻されました。情けないというか、なぜ伝わらないのかもどかしい気持ちになります。

ミーティングでは全員に合宿で感じたことを話させまさた。人前できちんと話をするためには頭の中が整理されていないといけません。今のうちの選手では難しいというのは分かっていますが最近はやっていませんでしたからこういう機会を設けないといけません。話を聞きましたが的を獲ない話でした。その話を聞いていた3年生に感想を述べさせました。「目標がはっきりしていないから何のためにやっているのかが伝わらない」という感想でした。間違いなくその通りです。客観的に聞いていて私も同じことを感じました。「目標が明確でない」のです。だから体重管理に真剣に取り組まないし、身体作りも遅れてしまう。目標に向かって必死になることがないのです。日誌を見てもそこは明らかでした。

私が準備した紙を配って話をしました。「夢の実現に責任を持つ」というものです。過去の過ちに対してどうこうではなく自分の「夢」を実現するために必要なことを全力でやるという責任を果たすという感覚が無いのです。だから最大限の努力をしようという気持ちにならない。何が何でも目標を実現しようという気持ちがあればこちらから細かいことを言わなくても自然に行動自体が変わってくるのです。変わらないということは心の底から目標に向かっていない、口先だけの目標になっているのです。これはどれだけ話をしても本人達が真剣に考えて性格を変えなければ何も変わらない。だから同じことを繰り返すのです。

私が実際に競技をやっていた時の話しもしました。どんな気持ちで競技と向き合っていたか。本当に陸上以外の事は考えていなかった。どうすれば全国に行けるかが私の大学生活の全てだった。それ以外の事は見えていなかった。誰よりも早くグランドに行って最後までグランドにいる。そうやって行くのが当たり前でしたし苦痛だと感じたこともありません。目標が明確でしたからそのためには何でもできると思っていました。そこまでやるというのは簡単なことではありませんが、本気で目標を達成しようと思えば必ずできると思っています。最後はそこまでの想いがあるかどうかだけです。

最後に3年生にもう一度話をさせました。途中で感極まって涙していました。どれだけの想いでやっていたのかの差が現れます。今の選手にここまでの「想い」があれば間違いなく強くなります。練習に関してもある程度精選されてきていますから数年前と比べると全く違います。一番大切な部分がどうなのかだけだと思っています。

伝わるのでしょうか。この辺りが全てを決めると思っています。ラストチャンスだと思います。ここで変わらなければ絶対に間に合いません。どうなるでしょうか…。
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tabe合宿2日目

2011-01-11 | 陸上競技
合宿2日目、朝からうっすら雪が積もっていました。この中で練習をする。環境が悪い中でもきちんと集中して練習ができることが大切です。全体的に「寒いから嫌だ」という空気になってしまうと練習の効果は上がりません。せっかくの合宿ですからしっかりとやれなければ意味が無くなってしまいます。

アップはとにかく身体を動かすことに。本気でやれば面白いと思いますし、身体もかなり温まります。しかし、それすらままならない。こちらが大きい声を出して戦略を伝えても「協力」して取り組むということができません。こちらが求めるレベルには到達しません。何かをやるときに真剣に出来るようにならなければ次のレベルには進めない。全てはつながっていますから、遊びであっても一生懸命身体を動かすという意識にあればその中から学ぶことはあるはずです。

アップ終了後は前日と同じようにスティックを使っての練習。この時に多くの先生方が氷で覆われているグランドを整備して走れるようにしてくれていました。このことをどう感じるか?「当たり前」ではない。感謝の気持ちを表すのならしっかりと練習をすることだと話しました。何もかもやってもらって当然という感じがある。だから練習での集中が上がらない。しかし、話を聞く姿勢は周りとワイワイ言いながら聞いている。うーん、これで本当に良いのかと情けなくなりましたね。怒るエネルギーすらない感じでした。

その後はスティックを使って実際の走りに結びつける練習。12月まではほとんどやっていませんでしたが、1月からは走練習の前に入れようと計画していました。導入でかなり繰り返すことが出来たので良かったなと思います。しかし、全く腰が進まない。1歩目の進む方向も明らかにおかしい。普段から繰り返し話をしていますがこれが全く身についていないということです。スタートの姿勢すら適当に作って入っている者がいました。これではいつまでたっても改善されるはずがありません。加えて、一番先頭になっている者が周りの様子を見ながらやっている。他の者がスタートしないのでスタート姿勢を作ったままで待っている。自分から前に出ることが難しいことでしょうか?本当に強くなろうと思うのでれば1本でも多くやることが必要です。意識を明確にして全力で取り組む。これ以外にはないのですが・・・。
こんな状態にも関わらず多くの方がうちの選手にアドバイスをくれました。本当にありがたいことです。飛び出しの方向、脚運びなどその場面場面での動きを教えてくれました。これも今までの先輩が作ってきた「信頼」と「期待」です。そこがあったからこそ皆がうちの選手を見てくれているのです。そのことが本当に分かるでしょうか?全て当たり前ではないのです。自分達でそれを崩してしまう可能性が高いことを気づかなければいけません。鈍感なのか興味がないのか。

否定的な書き方が多くなっているのは自覚しています。しかし、本当にそういう状態なのです。そこに危機感がない。自分達だけが練習をしているとでも思っているのでしょうか。昨年はここまでの書き方はしていないと思います。書く必要、話す必要がなかったからです。しかし、今は本当に厳しい状態です。劇的に変わらない限り目指す目標には絶対に届きません。県体以来ずっと言い続けていること、これが伝わらないのですから指導力がないと言われても仕方ないですね。実際問題そうなのだと思います。人の「心」を動かせない状態でどこまでやるのか。本当に「強くなりたい」という気持ちがないのならその時点で勝負に負けています。というかそこまで求めるのがいけないのかもしれないと。

本当に情けなく思います。どうすれば伝わるのでしょうか?それなりにやっているチームと大差ない。真剣に今後のことを考えないといけないと思いますね。
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tabe合宿1日目

2011-01-11 | 陸上競技
日曜日、月曜日と2日間毎年実施されているtabe合宿が実施されました。この合宿に参加しているチームが山口県体男女総合優勝をしています。定期的に一緒に練習することとで相乗効果がありお互いが強くなるような雰囲気がありました。大きな事です。

合宿の要項には「意欲があれば競技レベルは問いません」と書いています。一生懸命に強くなろうという意識を持っている選手の参加が条件です。このような話をこの合宿でしなければいけないというのはここ数年ありません。「当たり前」という感じでしたから。うちの選手の意識水準自体がかなり停滞しています。ここは大きな不安がありました。これまではチーム内にリーダーシップを発揮する選手がいましたが今は・・・。誰かがやればという雰囲気がありますから県体終了後からかなり言い続けてきました。これが伝わらない状態でしたし、いつまでたってもこちらが求める意識レベルまでは上がってきません。情けないことです。

それが影響してなのか、午前中の練習からなかなかピリッとしません。坂道を走ったのですが明らかにコーンの手前でスピードを緩める者が半分くらい。こちらが話をしているにもかかわらず全く伝わっている感じがありません。返事をする事に関してもここ最近では一番出来ていない。技術云々の前に「意欲」や「取り組み方」から教えていかなければいけないという合宿ではないと思っています。ある程度の水準で合宿が出来ていましたからここの話をしないといけないのはしんどいですね。我慢というかそこまでやってやる必要はないかなと考えています。20代の頃は合宿に参加している選手の意識レベルを引き上げないといけないという感覚が強くありました。しかし、そこは私がやるのではない。結局こちらが何を言っても合宿だけで変わるはずはありませんからね。何度も繰り返し「最後まで走れ」と言いましたが、やはりスピードを緩める。時間の無駄。

午後の練習開始時間になっても誰も並びません。こちらから言われなければ並ばないのか?5分経っても何も行動する様子がありません。kida先生が全体を集めて話をされました。ここ5年間でkida先生にこのような初歩的なことで注意を受けることはありませんでした。基本的な部分がきちんとできていない合宿だということです。どれだけ話をしても聞く気がない者には絶対に伝わりません。この状態で良いのか?怒るというよりも本当に情けない状態だと痛感しました。

午後はスティックを使っての練習。うちは脚運びをかなりやってから間を広げます。ほとんど重心移動が無い状態から直線的に運んでから前まで引き出す。時間がかかります。今回は最初から幅が広い状態でスタート。ここで普段からの練習でどれくらい動きの部分をやっているかが分かります。うちの選手、普段から雑だと言い続けていますがやはり雑です。普段出来ないことが特別な場面で出来るはずがない。本当に情けなく思いました。ここ数年は合宿の中心として声出しや練習自体でも引っ張っていましたが、今回は本当に出来ません。うーん。それでも選手には全く伝わっていない気がします。うちの選手も「何を注意されているのか分からない」状態が続いています。戦える状態になるはずがないのです。

このままの水準で戦えるとは思えません。比較対象は「過去のチーム」です。これまで色々とやって来た中で目標とする部分には届かなかった。それ以下の取り組みで届くはずはありません。目の前で見てきた上級生の取り組みを越えない限りは絶対に届かない。女子の体重管理、男子の身体作り共通する部分がかなりあります。分かってもらえない限りはどれだけ言っても変わらない。誰か一人でもリーダーシップを発揮できたり、きちんと出来る者がいれば全く違うのですが今のままでは間違いなくダメですね。本当に情けない。

微妙な気持ちで1日目を終えました。
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練習会

2011-01-08 | 陸上競技
土曜日、翌日から毎年恒例となっているtabe合宿が実施されるので少し落とし気味にしようと考えていました。が、様々な事情により国体の練習会に参加しなければいけなくなったので若干の予定変更を余儀なくされました。「協力しなければいけない」という自覚はありますから日程にある程度の無理があってもやらないといけないとは思いますが、火曜日に要項が送られてきて土曜日に参加というのはなかなか難しいものがあります…。これに関してはかなり思うことがありますが「流れに身を任せるように」と言われていますからそれに従います。私個人がどうこうできるレベルを越えていますから…。

練習会到着すると高校女子選手はうちだけ…。更に…ですが仕方ありません。コンセプトが明確ではない中で始まっていますし、間違いなく他の選手は練習会自体の存在を知りません。集合時間自体もアヤフヤ…。「実施することに意義がある」のであれば、わざわざ足を運ぶ意味は無くなってしまいます。色々と思うことはあるのですが我慢。1人だけが疑問に思っているのではない。とにかく「流れに身を任せる」しかできません。

練習コンセプトが不明のまま始まってしまったので特に何もできず。ハードルの指導をするような雰囲気が若干あったのですがなんとなく終了。午前中練習だったので身体を動かして終わりという感じでした。内容的には基礎をするといった感じでしょうか。

これから毎週実施するという話です。ひとまず来週は短距離指導は私一人のようです。高校の冬期練習はしっかりとした負荷をかけていく必要があると考えていますから走り込みを実施したいと思っています。うちの選手しかいないかもしれないので通常通りのメニューを場所を変えてやるという感じでしょうか。他校の選手が来たとしても関係なくしっかりとやるつもりです。細かい技術的な部分をやるような場所ではないと考えています。質の高い練習をしっかりと積む。これ以外に高校生が強くなる方法はないと思っています。
技術的なものが必要ないと言っているわけではありません。もちろん大切なことですがそこだけに特化すると本当に大切な部分が強化できないと思います。

…今、思うことを書いていたのですが何となく止めておこうという気分になったので消しておきます。発達段階における選手の成長は単純に指導者の力だけではない要因が大きいと感じています。勘違いしないように自分に言い聞かせていかなければいけません。

心の中になんだか分からない「モヤモヤ」が残っています。上手く表現できませんが…。
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またも合同練習&苦悩

2011-01-07 | 陸上競技
金曜日、身体作りの日にしました。先日実施できなかったkudamatu高校との合同練習を実施することにしました。とにかく今の状態を打破するためには色々な人の力を借りないといけません。申し訳ないですが足を運んでもらいました。感謝。

練習開始の30分前から待っていましたがなかなか人が集まりません。近くの駅から学校に来るまでに道に迷ったようです。仕方ないので自転車で探しに行きましたが見つかりません。諦めて戻っていたら「来ました」という連絡があったので急いで学校へ。かなりイライラに来ていましたから最初の段階で少し話をしました。少し余裕をもって行動をしないといけません。事前に場所が分からないのであれば調べておくことができるはず。他校での練習ですからそれくらいはしておかないと多くの人に迷惑をかけることになってしまいます。かなりぐらいピリピリした雰囲気になりそうだったのでどうせならと思い、うちの選手にも話をしました。上級生が雰囲気を作れていない、逆に雰囲気を悪くしている部分がある。これで本当に強くなれるのか?考えないといけません。

さすがにこのまま練習開始するのはどうかと思ったので少し雰囲気を明るくするためのゲームのような事をしました。気持ちを切り替えて練習に臨まないと更に効果が低くなってしまいますから。かなり明るくなったのでやっと練習開始。予定よりも1時間遅くなってしまいました。申し訳ないなと思いますが…。せっかく来てもらったのですからきちんとした練習をしてからでないと意味がなくなってしまいます。

メニューはいつも通り。特別変える必要はないと思っていましたから。慣れない練習をするのでどうしても手間取ります。それも踏まえてある程度の時間がかかるだろうと予測しています。ウエイト等の待ち時間も増えますから当然です。慣れてきて効率が良くなってきてだいたい2時間半くらいで終わるメニューです。1つ1つの負荷も高いですからダメージは残ると思います。
うちは前日の練習でかなりの負荷をかけていました。精神的に疲れを感じているはずです。繰り返しになりますが単独でやると雰囲気が良くないのでこれでは強くなれないというのを感じています。間違いなく目標には届きません。該当者にそれを伝えていますが響きません。諦めないといけないなと感じています。それでも最後まで悪あがきをしておかないと私自身が後悔しそうなので、他校の力を借りてやっていこうと思いました。申し訳ないなと思いますが刺激を与えてもらうことで少しは変化があるのではないかと。響かない間はどうにもなりませんが…。

そのお陰でこちらが狙いとする負荷に近いものをかけることができました。単独でやっていたら絶対に質が下がっていたと思います。他校の選手に教えながらやることで自分が意識しないといけない部分を確認していくことが出来るので、自然と質が維持できます。かなりキツかったと思いますがkudamatuの選手は素直に真面目に取り組んでいました。やはり純粋に競技に取り組んでいる姿は「指導をしたい」と思わせるものがあります。

最後にogawa先生が「shokoにはメリットが無かったが…」と言われましたが間違いなくうちが助けられています。質を下げないために力を借りていますから、こちらが頭を下げないといけない状況です。今回は心配して3年生も手伝いに来てくれています。全員がその状態を感じないといけない。なぜここまでしてくれているのか?「心」を感じ取れる人間になっていかなければ先はありません。

練習は何とか出来ています。力はついてきていると思いますが、それに見合うチーム状態かといえば違うと思います。「インターハイに行ける可能性」はあるかもしれませんが、今の状態が続くなら「行ってもらいたくない」と思います。情けない話ですが。「力」があれば良いのか?違うと思います。

本当に目指す所が見えません。本物になる日が来るのか…。指導のレベルを越えている…。
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地道にやることの大切さ

2011-01-07 | 陸上競技
2日連続で選手と個別に話すことがありました。こちらが思っていること、感じていることを30分程度ですが話しました。意図的に時間を作ったのではなく流れ的にそうなっただけなのですが。神様が与えてくれたタイミングなのかもしれません。自分自身と向き合わせるためにも必要だったのではないかと思います。

まだ「心」の部分がきちんと競技に向いていないままではどれだけやっても成果は出ないと思います。これまでの流れを考えてみると「結果」が出たり、良い練習が出来るとそこに満足してしまってそれ以上の努力をしようとしない傾向がありました。だからすぐに元に戻ってしまったり、前以下のレベルでしか練習が出来なくなってしまう。これの繰り返しでした。結局は本当に「上のレベルで戦いたい」という気持ちがあるかどうかだと思います。それなりに走れた、結果が出たことに満足してしまうから同じような水準で終わってしまうのです。

「考え方」を変えていかない限りは中国大会に出場して終わり。今の選手の力で中国大会を目指してやっていこうというのはあまりにも目標が低すぎます。今の意識レベルでそれなりにやれば中国大会には行けるでしょう。しかし、そこに魅力は感じません。少し努力したら到達してしまうものは目標だとは言えない。本当はもっと上のレベルで勝負出来るのにそこまでやれない。自分の中にある可能性を自分自身が理解しない限りは本気で取り組むようにはならないのです。また、努力をして上を目指すことに「価値」を感じない限りはどれだけこちらが話をしても伝わらない。だから「考え方」を変えていくために様々なアプローチをしていく必要がある。

強い選手はそれなりに結果が出ます。しかし、その結果が最高の結果だとは限りません。比較対象がないので1人の結果が全てです。本当はもっと良い結果を出すことが出来たとしても、それなりにしかやらなかったらその結果が全て。本人がもう1人いて地道に努力を重ねて獲た結果と比較することは出来ません。これが出来れば「言ったとおりだったろう」と説得力が出てきますが、比較対象がありませんから分かりません。中学時代ある程度の成績を残していた選手の大半は(失礼かもしれませんが)、本当の意味での地道な努力を重ねていません。「身体能力」で勝負が出来るからです。うちの選手にもその傾向は見られます。「努力」「我慢」が嫌いだと言っていますし、中学時代の練習で一生懸命にやっていなかったというのは明らかです。それでも結果が出るので満足してしまう。ここを脱却するためには「地道に努力」することの大切さを肌で感じさせる必要があります。

中四合宿に参加させてもらって刺激をもらったのは確かです。このレベルでもそれなりに走ることが出来ました。しかし、上には上がいる。「ある程度走れた」ことで満足するのか、もっと上を目指す気持ちになるのかで大きな差が出ます。これをきっかけに「考え方」を変える。「心」を変える。そのためにしっかりと話をしていく必要があります。自分の中にある「問題点」を自分自身が認識し、そこをどうやって改善していくかを考えさせる。地味な作業ですがこれでしか変化は生まれません。時間がかかります。それでもやるしかない。

多くの過ちをしながら成長していきます。頭に来ますがそれでもチャンスを与えながらやっていくしかありません。誰もが最初から出来るわけではない。全員が他者の気持ちを考えながらやっていけるわけではない。人を傷つけることもあるでしょう。でも、そこが悪かったと自分自身で理解しなければまた同じ事を繰り返してしまいます。問題点の認識をさせることで「考え方」を変えていく。過去を責めても何も変わりません。しかし、過去の問題点は見えてきます。そこを繰り返さないようにするだけ。時間がかかります。それでもやるしかない。許しながらやっていく。少し年を重ねたからかもしれません。以前とは私自身のスタンスも変化している。前なら間違いなくぶち切れて終了でしたから(笑)。

できるだけ時間を作って向き合っていきたいと思います。
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走り込み

2011-01-06 | 陸上競技
木曜日、年が明けて初めての走り込みとしました。前日は身体作りの日に充てていましたから問題なし。今のうちの考え方では身体作りの日は「落とし」という位置付けです。肉体的にはかなりキツいので回復に値するのかは疑問ですが(笑)。慢性疲労にならないように気を付けていかないといけませんが、適度に休んでいますから(休んでいるつもり?)大丈夫です。前年の冬季から「走らない日」を設けています。故障予防のためです。走り続けて負荷をかけるとシンスプリントになったりしてしまって継続的な練習が出来なくなってしまうのを恐れています。それでも春先はシンスプリントで走れない状態の者が出てしまいましたが…。

ということで走り込みにしました。通常の水曜日メニューを移行させました。少し時間に余裕があるので動きの部分を少し多めにしました。とはいっても普段2本の所を3本にした程度ですが。この段階で動いている者はかなり良い動きをしていました。全体的に良い感じでしたが、特にmihoが見違えるような動きでした。見ていてキレがある。これが本物になれば目指すレベルに到達するのではないかという位の動きでした。

若干空気が重たいのが気になりました。理由は明確ですがもうしばらく時間がかかると思います。練習の質を上げていくためには今のままの雰囲気では不可能です。それを上級生が感じ取らないといけない。感情的な部分がありますから上手くいかないこともあります。しかし、今のままでは勝負の舞台に立つ前に終わってしまいます。前に進まなければいけません。

走練習はかなり追い込みました。今までよりも少し本数を増やしました。徐々に増やしていって4本3セット走るのが目標です。今は3本3セット、まだまだ先は遠いですが…。この段階までは短短と短長を分けずにやっています。短短選手にとってはかなりキツいと思います。短長が楽というわけではなくてほとんど休息がありませんから負荷的にキツいだろうということです。気にしてはいませんがこれ以上本数を増やす場合はやはり距離を考えていかないといけなくなります。まだ未知数ですが。

ということで短短男子は2本で撃沈気味でした。唯一スピードが維持できたのは110mHを専門にやっているfujino。まだ分かりませんが適性は400mHにあるのかもしれません。本人がその気にならないので本格的には勧めていませんが、初めてのレースで59秒台で走った実績もあります。スピード維持が出来るようになって400mがそれなりに走れるようになればあっという間に登り詰めるかもしれないなと思っています。間違いなく強い。そう感じました。

女子は前述のmihoの独壇場。他の者は逃げることさえも出来ませんでした。圧倒的な速さでした。他の者が多少動いていなかったとしてももう少し勝負が出来ても良かったのではないかと思います。特に2年生は短長です。本数が増えても勝負が出来ないようではシーズン中に戦うことはできません。mihoがかなり走れていて最後までスピードが鈍らなかったというのもありますが2年生が不甲斐ない部分がかなりあると思います。大切な練習の質が上がらないままで飛躍的に伸びることは不可能です。それなりには強くなってきていますが今のままでは中国大会に行って終わり。それほど甘いものではありません。

結局最終的に競技場に残ったのはうちだけでした。11時過ぎには誰もいなくなりました。うちが特別なのかもしれませんが、ある程度目標が明確になれば時間がある時に2時間で終わるのは難しくなります。特に高校生では時間が足りなくなるくらいです。うちは実質3時間はやっています。ほとんど休む時間を与えていませんからかなりの負荷になります。他校がどうこうというのは関係ありませんがこういう意味ではうちの選手は練習をしっかりと積んでいるのかもしれません。「やらされている」のではなく「必要と感じてやる」ようになると更に強くなるのですが。

終了後、少し早かったので学校に戻ってマッサージをすることにしました。硬くなった筋肉をゆるめていく事で次の練習に備える。当たり前のことですがこちらから事細かく指示を出しておかないと差が出てしまいます。自分の身体をメンテナンスするのが当たり前の状態にならない限りは本当の意味で強くなるのは不可能です。意識を高めてもらいたいですね。

久々に走練習を最初から最後まで見ることができました。スピード的にはまずまず。あとは雰囲気をどうするか。色々な所に力を借りたいと思います。
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合同練習

2011-01-06 | 陸上競技
水曜日、年末に一緒に練習をやろうと話していたのでそれを実行することに。最初約束していたogawa先生が急遽、なんちゃらウイルスに感染してしまったためキャンセル。年末別の合宿で一緒にやろうと話していたhikari高校と2校でやることになりました。まーそれもありかなという感じです。わざわざうちの学校まで足を運んでもらいました。申し訳ないですが道具などの関係で仕方ない部分がありました。感謝。

練習自体は特別な事はやりませんでした。普段の練習を普段通りやる事で十分な負荷になると思います。通常の練習でも合宿並の練習負荷だと思っていますから(笑)。特別に増やす必要はないはず。逆に増やしたら出来ない可能性もあるので。うちの選手にとっては「他校と一緒にやる」というだけで大きな刺激になります。普段雑にやっている部分がありますから、他校と一緒にやることで自分の動きをきちんとやらないといけないという気持ちになるでしょう。

内容は予定通り、身体作り中心のメニューとしました。これは欠席したogawa先生の要望だったのでそれに合わせたメニューです。こちらが予定していたメニューを変えるのもどうかなと思ったので。サーキットをやりましたが、普段やらない種目をやっているはずなのでhikariの選手は戸惑っていました。当たり前です。うちの選手はそれなりに指示を出していましたからこの段階ではまずまず。私も出来ていない選手にはある程度指示を出しましたから無難に過ごせました。

前日に確認したところウエイトもやっているということだったのでこれも一緒にやりました。人数が多いため少し手間取りましたがなんとかかんとか…です。筋力的な面ではやはり差が出ます。仕方ない部分ですが、クリーンの形が上手く出来ていなかったので急遽、スナッチに変更しました。クリーンはフォーム作りか難しいのでここに時間をかけてしまうともったいないと思ったので。スナッチの方が比較的簡単だと判断しました。全身を使うトレーニングですから目的に合った形でやることが大切です。難しいですが。

次は室内種目でしたがこちらがなかなか難しい。こちらの意図する負荷をかけることが出来ません。これはうちの選手でもきちんとやろうとする者と形だけをやろうとする者で「差」がありますから仕方ない部分があるかもしれません。気が短いので若干イライラしましたが我慢(笑)。随分大人になったなと我ながら感心しました(笑)。こういう補強ではキツいのでそれなりに動かすことになりがちです。ここをどうするかだと思いますね。


外種目をやろうと思ったらサッカーの練習試合をやっていたため場所がありませんでした。サッカーゴールの後ろでアップをしている選手がいたので少し移動してもらってそこでやることに。かなりの種目数があるので細かい部分まで意識できませんでした。見ていて分かったのですがうちの補強をやるためには基礎筋力がかなり必要です。今更ですが。一朝一夕でできるようになるわけではありません。しかし、やろうと思って努力を重ねると少しずつ出来るようになっていく。そんなものだと思います。

見ていて初めてやる動きが出来ないのは仕方ない部分がありますが、うちの選手の動きの雑さが目につきました。きちんとした負荷をかけることが出来ていない。これだけ繰り返し話してきてもやらないのはどうかと思いますね。諦めモードです…。一生懸命やっているつもりになっているだけですからいつまでたっても強くなりません。どうしたものでしょうか。途中かなり頭に来て大きな声を出しましたがなかなかできません。伝わらないという難しさ・・・。

予定していた時間を1時間以上オーバーしてしまいましたが、やろうと思っていたメニューは全て達成。今うちはこれを3時間でやっていますからある程度効率良く出来るようになってきていると思います。雑ですが。自分達は一生懸命やっているんだと思いこんでいる部分からどうすれば抜け出せるのかが正直見えません。受け取る側に「何かを感じ取ろう」という部分が無ければいつまでたってもこの状態から変わらないと思います。他校ではなかなかできない練習をやっている。それをどう感じてくれるのか。本当に難しい。

身体作りを中心にやりました。hikariの選手はどう感じたでしょうか。地味なので「嫌だな」感じたのではないかと思います(笑)。こういう合同練習はその場だけでは何も変わりません。これが刺激となって「心」が動くことでこれから先が変わってくるのです。強くなるために「極秘練習」なんてものはありません。地道に努力すること以外にはないのです。持っている力を生かせていないというのはもったいないと思うのは周りの者だけなのかもしれません。本人が「それなりでいい」と思っている間は何も変わらない。この辺りが本当に難しい。

定期的にこういう機会があればいいなと思います。ずっと前から感じていたことです。
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基本的な動きの確認

2011-01-05 | 陸上競技
火曜日、前日に動きの雑さがかなり目についたのでもう一度基本的な部分に立ち返って細かく指示を出そうと思いました。何度も何度も言い続けないと修正できない状態です。根気強くやっていくしかありません。

サーキットの段階からきちんと出来ていない部分は直していきました。一昨年はとにかく「追い込めばいい」という雰囲気があり、狙いとする動きが出来ていないということがありました。今は意味が違って「形だけ」やっているような状況でした。「動かせばいい」という感じです。効率が悪すぎる。これでは練習をしても強くなりません。雑すぎる。意識の問題もあると思いますがまだまだ「やるだけ」から抜け出せません。だから基礎筋力が上がってこない。当然の結果です。

その後、膝の引き出しとその意味を繰り返し説明ながら動きを意識させました。ここもやっているうちにかなりあやふやになって雑になっていました。普段なら段階を追って次のステップに進んでいけるのですがなかなか上手くいきません。強制的に動きを作るような練習もしていますが「狙い」を明確にしていかなければ本物にはなりません。普段やる練習を時間をかけて繰り返しました。膝の引き出しと腰の移動の感覚を身につけさせたいと思い、少し違うパターンの動きを加えていきました。ここは思いつきです。やはりできない者は膝の締めが甘くなりますし、腰が進みません。だから走れないと言っても過言ではないくらいです。

終了後、すぐにショート。この時点でかなりの時間を要していましたから本数は少なめに。というかここまでにずっと身体を動かしていますから疲労はしていたでしょう。まずまずの走りをしていたのですが、もう少し走らせたいと思い坂道を若干走らせました。見ていてまずまずの走りをしていました。大きな差がなく走れるようになってきていたのでそのまま平地に戻ってもう少し。かなり動きは良かったですね。この動きが本物になれば目標とする記録には近づけると思います。久々に走ったので疲れが抜けてちょうど良かったのではないかという噂もありますが(笑)。

もう一度作り直していく必要があります。時間はかかると思いますがしっかりと取り組ませていきたいと思います。
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